四国4県の取組み状況



◎「四国八十八箇所霊場と遍路道」の4県共同提案

    文化庁から各都道府県・市町村への地方提案通知を受けて、平成181130日に4県共同で提案を行いました。
    平成19123日に調査・審議結果の公表があり、「継続審査」となりました。


四国遍路世界遺産登録推進4県協議会の設立

    平成19612日に開催された四国知事会において、「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進事業は、四
  国における高速交通網の発展や地方分権等の時代の要請を背景として、「四国はひとつ」の理念の下、4県が一体とし
  て取り組むことにより、四国の総合力の向上や効率的な対応が期待できる事業(四国4県連携事業)として採択されま
  した。

    これを受けて、同日四国遍路世界遺産登録推進4県協議会を設立しました。


◎札所資産調査の実施

  
  
平成19123日の調査・審議結果の公表を受けて、文化庁から示された課題を解決し、提案内容の熟度を高め提案
  書を再提出するため、札所寺院や遍路道など四国遍路が持つ様々な文化資産の内容を明らかにし、その後における検討
  の基礎資料となるよう、各札所寺院が有する文化資産の書面調査を実施しました。


専門委員会の様子  専門委員会の開催
  
    世界遺産登録の実現に向けて、有識者等の幅広い視野からの意見を求めるため、四国遍路
   世界遺産登録推進4県協議会のもとに、学識経験者等からなる専門委員会を設置し、提案内
  
容の検討を行いました。



「四国八十八箇所霊場と遍路道」の4県58市町村による共同提案

   札所資産調査の実施などにより提案内容の熟度を高め、平成191220日に4県58市町村が共同で提案書の再提出
  を行いました。当日は、4県知事が代表して文化庁長官に提案書を提出しました。

   平成20926日に調査・審議結果の公表があり、世界遺産暫定一覧表記載文化資産にはならなかったものの、世界
  遺産暫定一覧表候補の文化資産「カテゴリーT
a」(提案書の基本的主題を基に、提案地方公共団体を中心に作業を進
  めるべきもの)の評価を受けました。


   ※調査・審議結果は、(1)世界遺産暫定一覧表記載文化資産(2)世界遺産暫定一覧表候補の文化資産(カテゴリ
    ーTa・カテゴリーTb・カテゴリーU)に分類されました。



マニュアル作成検討会等の開催

   4県では、札所寺院の一括国指定史跡、また遍路道の重要文化的景観等による保護に向け、統一的な基準のもと、指
  定・選定に向けた取組を実施するため、実地による検討を行い、調査マニュアル等の作成に取り組みました。

  
     平成20年度は5回開催しました。

 平成20年 9月 2〜 3日  札所寺院史跡一括指定マニュアル作成検討会(大興寺)
 平成20年11月10〜11日  札所寺院史跡一括指定マニュアル作成検討会(十楽寺・安楽寺)
 平成20年12月23〜24日  札所寺院史跡一括指定マニュアル作成検討会(高岡神社・岩本寺・善楽寺)
 平成21年 2月 9〜10日  札所寺院史跡一括指定マニュアル作成検討会(香園寺・宝寿寺・前神寺)
 平成21年 2月16〜17日  重要文化的景観による保護手法検討会(愛媛県)
 
現地での検討(遍路道)   検討会  現地での検討(札所寺院)



   平成21年度は4回開催しました。

 平成21年 8月 5〜 6日  遍路道の保護手法及び札所寺院基礎調査検討会(鶴林寺)
 平成21年11月11〜12日  文化的景観検討会(観音寺市・四国中央市の遍路道)
 平成21年12月15〜16日  文化的景観検討会(室戸市・安芸郡奈半利町・安芸郡田野町の遍路道)
 平成22年 1月13〜14日  札所寺院基礎調査・詳細調査検討会(白峯寺)


  平成22年度は5回開催しました。

 平成22年11月 1〜 2日  文化的景観検討会(東かがわ市引田の町並み)
 平成23年 2月17〜18日  文化的景観検討会(高岡郡四万十町・高岡郡中土佐町の文化的景観)
 平成23年 3月10〜12日  銀山街道の史跡による保護状況調査(銀山街道鞆ヶ浦道・銀山街道温泉津道ほか)
 平成23年 3月24〜25日  保護手法検討会(白峯寺・根香寺・両寺間の遍路道)

   平成23年度は1回開催しました。  

 平成23年6月15〜16日  保護手法検討会(阿南市・一宿寺・平等寺・一宿寺〜太龍寺間の遍路道)


札所寺院の基礎調査の実施

  平成21年度、札所寺院の保護手法の確立に向けて、全札所寺院を対象とした基礎調査を4県がそれぞれの県域を対象
  に実施しました。この結果を基に、4県では文化庁とともに保護手法について検討を行い、その後の詳細調査、文化財
  指定につなげていきました。
   基礎
調査では、各寺院所蔵の文化財について基礎的なデータを収集し、併せて境内地内の石造物・建造物等について
  も概要把握のために調査を実施し、寺院それぞれの基礎調査カードを作成しました。




「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会の設立

   世界遺産登録のためには、四国遍路の普遍的な価値の証明や、資産の保護措置、お接待文化の継承などの課題解決、
  さらに受入体制の整備や普及啓発などを行う必要があります。行政だけでなく、地域住民、民間団体、大学等が連携し
  ながら取り組まなければなりません。このため、既存の組織との連携・調整を図りながら、四国が一体となった官民挙
  げての世界遺産登録に向けた総合的な推進体制である、「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会を平
  成22年3月16日に設立しました。

会長及び副会長   設立総会





会則(平成23年8月8日改正)




構成員(平成24年6月15日現在)







    部会の設置状況

     「普遍的価値の証明」部会  平成22年 9月28日 設置

     「普及啓発」部会      平成22年12月16日 設置

        「受入態勢の整備」部会   平成23年 7月20日 設置     

        「資産の保護措置」部会   平成23年 8月 4日 設置

     

「四国遍路世界遺産登録推進シンポジウム」の開催

    「日本の世界遺産」と「四国遍路」を照らし合わせるとともに、世界遺産登録に向けた調査から見えてきた「新たな
  発見」などを織り交ぜて、四国遍路文化のすばらしさをリレー形式で語っていただくシンポジウムを開催しました。

 シンポジウム会場 日 時 平成23年2月13日(日)午後1時30分〜午後4時30分

場 所 とくぎんトモニプラザ(徳島県青少年センター)3階 大会議室

内 容 
1部 記念講演
         「日本の世界遺産は、今〜四国八十八箇所霊場と遍路道の取組み〜」
          講師 毛利和雄 氏 (NHK解説委員)

     2部 講演
         「世界遺産への取組みで見えてきたもの」
          講師 片桐孝浩  (香川県文化振興課)
             町田 哲 氏 (鳴門教育大学)
             早渕隆人  (徳島県教育文化政策課) 

 

札所寺院の詳細調査の実施 

   基礎調査をもとに、各県が札所寺院の詳細調査を実施しています。詳細調査とは、札所寺院の所蔵文化財(美術工芸 ・古文書・古記録・民俗資料)、建造物、石造物について、基礎調査のリスト及び「札所寺院基礎調査カード」に基づき 詳細な調査を実施するものです

 これまでの取組み状況