院長あいさつ

当院は、大正12年の株式会社丸亀中央病院に始まり、その後、丸亀市、日本医療団への移管を経て、昭和23年に香川県に移管され、香川県立丸亀病院となりました。当時は9科を擁する総合病院でしたが、その後、社会情勢や生活環境が変容したことによる疾病構造の変化や、地域医療体制の変化により、昭和38年に精神科病院に転換、昭和59年には現在地に新築移転しました。
現在、丸亀病院では、精神科急性期治療病棟や精神科救急情報センターを運営するなど、精神科救急・急性期医療等に重点的に取り組むとともに、国の精神保健医療福祉施策の方向性である「入院医療中心から地域生活中心へ」という流れに沿って、病気の再発予防や機能回復を図るためのデイケアや作業療法、訪問看護等にも力を入れています。
また、結核患者収容モデル事業により精神疾患と結核の合併症患者を受入れている他、心神喪失者等医療観察法に基づく指定通院医療機関にも指定されています。さらに、令和3年3月には、大規模災害発生時の精神科病院からの患者受入や広域搬送等を行う災害拠点精神科病院にも指定されており、本県の精神科医療の中核的な役割を果たしています。
当院は、「こころのやすらぎを・・・愛と希望の丸亀病院」という基本理念のもと、今後とも、県の精神医療の基幹病院としての使命・役割を果たしていけるよう、職員一同努力してまいります。

香川県立丸亀病院
院長　伊藤嘉信

 

 

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