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公開日:2020年12月10日

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狂牛病対策に関する意見書

英国を中心に欧州各国で猛威をふるった、牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病が、本年9月、我が国で初めて、千葉県内で確認されたことから、国民の間に一気に不安感が広まり、牛肉消費の低下や肉骨粉の処理問題の発生など、様々な影響が生じている。
このような、消費者を始め畜産農家や食肉流通関係者が抱える狂牛病の感染拡大や食肉の安全性等についての不安、大量にたまった肉骨粉の処理問題等を解消するためには、今回の狂牛病の発生原因を明らかにし、その根本的な対策を徹底するとともに、各自治体における検査及び監視体制の整備と適切な肉骨粉処理体制の確立が早急かつ円滑に行われることが急務である。
よって、国におかれては、狂牛病対策に関して次の事項を早急に実現されるよう強く要望する。

  1. 感染経路を究明し、今後の拡大を防止するための的確な対策を講じること。
  2. 適切な情報開示等により、消費者の不安解消に努め、早期に安全宣言を行うとともに、風評被害の防止に万全を期すこと。
  3. 畜産農家に対する支援対策を強化・充実すること。
  4. 検査や監視体制の整備、肉骨粉の処理など狂牛病対策を行う自治体に対し、適切な助言及び財政的支援を行うこと。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成13年10月17日

香川県議会

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