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公開日:2020年12月10日

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公務員倫理の徹底と公務に対する信頼の確保に関する決議

県は、平成13年3月に香川県職員倫理条例を制定し、職員が職務を遂行するに当たって、全体の奉仕者として常に自覚しなければならない職務に係る倫理の保持に努めてきたところである。
しかるに、この度、県の大半の職場で、県庁生協、讃岐会館、ラポールイン・タカマツ、さらには民間企業をも巻き込んだ公費の不正・不適正な使用が行われ、その額も会計書類の残っている平成8年度以降だけで、8億3千万円余に達することが明らかになった。
このような行為は、長期にわたる不況や行財政改革の痛みに耐えている県民を裏切る信じ難い行為であり、断じて許されるものではなく、県民の県政に対する信頼を著しく失わせる結果となったことは、極めて遺憾である。
このことは、職員に、全体の奉仕者としての強い自覚と行動を求めている香川県職員倫理条例の理念に真っ向から反するものであり、さらには、最少の経費で最大の効果を挙げるための行財政改革への取り組みに対する真剣味を疑わせるものである。
よって、本県議会は、県当局に対し、今後、再びこのような事態が生ずることのないよう、職員の意識改革と公務員倫理の徹底を期するとともに、将来にわたる再発防止措置をしっかりと講じ、県政運営に対する県民の信頼回復に全力を挙げて取り組むよう強く求めるものである。
以上、決議する。

平成14年3月22日

香川県議会

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