ホーム > 議会情報 > 県議会の審議結果 > 採択された意見書・決議 > 平成14年 > 中小企業に対する支援策の早期拡充を求める意見書

ページID:14066

公開日:2020年12月10日

ここから本文です。

中小企業に対する支援策の早期拡充を求める意見書

日本経済が混迷を極める中で、中小企業の経営環境は、ますます厳しい状況となっている。市中の金融情勢は、中小企業に対する貸し渋り、貸しはがしなどの問題により深刻さを極めており、中小企業者にとっては、もはや“待ったなし”の状況である。政府の方針どおり、早急に不良債権処理やデフレ対策を進めることは当然であるが、その結果、我が国経済の屋台骨である中小企業への金融を一層滞らせ、結果的に多くの倒産や失業の発生をもたらすことが懸念される。
こうした状況にかんがみ、国においては、中小企業者に対するセーフティーネット保証・貸付の拡充や資金調達の多様化及び中小企業に対する税制の改革など、あらゆる中小企業支援対策を大胆かつスピーディーに取り組むべきである。
よって、国におかれては、次の施策の確立を図るよう強く要望する。

  1. 依然として厳しい中小企業の資金繰りに対応するため、金融セーフティーネット保証・貸付の拡充を図ること。
  2. 売掛債権担保融資制度の普及・定着を図るため、中小企業者及び金融機関への制度や仕組みに関するPRの強化、当該制度の手続きの簡素化などを促進し、その利用拡大を図ること。
  3. 事業承継税制の拡大や同族会社の留保金課税の廃止など中小企業者に対する税制面での支援を図ること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成14年12月17日

香川県議会

このページに関するお問い合わせ