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公開日:2020年12月10日

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高速道路の整備推進に関する意見書

高速道路ネットワークは、国土政策上、あらゆる社会・経済活動を支える基盤施設であるとともに、地方分権を推進し、地域の産業振興等に寄与する基本的な社会基盤である。
四国においては、少子、高齢化が進行するなか、活力ある四国を創造するためには、四国を8の字に循環する高速道路の整備推進は必要不可欠である。
また、この8の字ルートは、救急医療体制の強化や南海地震など災害時の広域相互応援や緊急輸送路の確保などの危機管理面においても重要な役割を担うものである。
香川県では、本年3月30日に、高松自動車道が全線開通するが、暫定2車線区間である高松東ICから鳴門IC間の4車線化の整備は、高速交通体系の整備効果を高める上で極めて重要であり、四国を8の字に循環する高速道路の整備と相まって、本県はもとより四国地方の自立や地域の活性化に欠くことのできないものであるとともに、少子高齢化・過疎化が進行する地域の定住促進のためにも極めて大きな役割を果たすものである。
しかし、今後の高速道路整備に大きく影響する新たな組織による整備の仕組みや事業量について、道路関係四公団民営化推進委員会の意見を重視し、採算性のみに偏った検討がされることになれば、地方にとって欠くことのできない社会資本である高速道路の整備ができなくなることを、深く憂慮するものである。
よって、国におかれては、地方の実情や意見を十分配慮の上、高速道路が地域づくりの根幹となっていることを鑑み、責任を持って着実に推進されるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成15年3月18日

香川県議会

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