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公開日:2020年12月10日

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渇水対策と節水型社会構築に関する意見書

本県は、気象的・地理的条件から、昔から慢性的な水不足に悩まされてきた。特に、本年は4月以降、6月末まで記録的な少雨が続いたところである。香川用水は本県の水資源の約30%、水道用水においては約50%を供給するが、その水源である早明浦ダムの貯水率は、依然として極めて厳しい水不足の状況となっている。
昨年の連続した台風の接近・上陸など、気象条件は地球規模で大きく変化しつつあり、今後も、異常気象が繰り返される可能性があると認識しなければならない。
このため、需給両面から総合的な水資源対策を講じることにより、水供給の安定性の向上を図っていくことが必要である。
よって、国におかれては、近年の少雨傾向による渇水の頻発など気象変化の状況や本県の実情をご賢察の上、水資源の確保対策の推進と節水型社会構築のため、次の事項について、特段の措置を講じられるよう強く要望する。

  1. 安定した水資源の確保のため、現在県下で建設を進めているダム事業等の計画的かつ着実な整備に対する支援を図ること。
  2. 独立行政法人水資源機構が「香川用水施設緊急改築事業」として実施している水道用原水調整池の早期完成に向け、その整備促進を図るための十分な予算の確保を図ること。
  3. 下水処理水や雑用水の再利用、雨水の有効利用など水の循環利用等の促進対策への助成措置の充実・強化を図ること。
  4. 効果的な節水啓発活動の推進や節水学習の推進など節水型社会構築のための節水意識の向上対策を図ること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成17年7月11日

香川県議会

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