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公開日:2020年12月10日

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渇水に対する特別支援制度の創設を求める意見書

本県は、気象的・地理的条件により、昔から慢性的な水不足に悩まされてきた。
特に、本年は、夏渇水としては最も早い5月24日に第一次取水制限が実施され、その後も本県水道用水の4割以上を賄う香川用水の源である早明浦ダムの貯水率は下がり続け、現在、利水容量は極めて乏しい状況になっている。
これまで、過去最悪のペースで水不足が進み、県民生活をはじめとして農業や観光産業などの県内経済に極めて深刻な影響が出ている。
本県では、現在、渇水への支援策として、市町水道事業者が行う井戸の掘削への補助、干ばつ被害の応急対策への補助や中小企業への緊急融資、さらには井戸水の水質検査手数料の減額など各種施策を実施しているが、従来の方策に加えて、地下水のさらなる活用など自己水源の確保に向けた新たな水政策の展開が必要となっている。
平年時においても年間降水量が少ない本県においては、少雨による渇水は自然災害に類するものであり、これら財政需要に対する特別な配慮を求めるものである。
よって、国におかれては、地球規模で進む気象変化の現状や本県の実情をご賢察の上、次の事項について、特段の措置を講じられるよう強く要望する。

  1. 渇水のおそれの高い地域における新たな水源確保策に対する特別支援制度を創設すること。
  2. 水道水源開発等施設整備費国庫補助制度における要件緩和及び支援措置の拡充を行うこと。
  3. 水の循環利用や節水製品普及の促進など、節水型社会の構築に資する施策に対する助成措置の充実・強化を図ること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成19年7月11日

香川県議会

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