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公開日:2020年12月10日

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配合飼料価格安定対策の拡充等を求める意見書

畜産経営については、生産費に占める飼料費の割合が高く、特に配合飼料原料のほとんどを海外からの輸入に依存している我が国においては、主要生産国の作柄変動等による輸入価格の高騰が経営に及ぼす影響は極めて大きいものとなっている。
近年、米国内のバイオエタノール需要の増加等により、トウモロコシなど穀物の国際価格が急騰するとともに、原油価格高騰による輸送費の上昇などと相まって、配合飼料価格は高騰を続けており、畜産農家の経営は極めて厳しい状況に陥っている。
今後の配合飼料価格の動向次第では、事態はさらに深刻化し、我が国の畜産農家が壊滅的な打撃を受けるおそれがあることから、価格高騰の影響を可能な限り緩和し、畜産農家の負担を軽減するよう積極的に取り組む必要がある。
よって、国におかれては、畜産農家の経営安定を図るため、次の事項について特段の措置を講じられるよう強く要望する。

  1. 飼料価格の安定対策と配合飼料価格安定制度の一層の充実・強化を図ること。
  2. 自給飼料の生産拡大を図るため、実効ある生産支援対策を早急に講じること。
  3. 国産畜産物の安定生産を確保するため、一定の所得を補償し、再生産が可能となる畜産経営安定制度の創設を図ること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成20年3月19日

香川県議会

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