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直島と豊島で学ぼう!〜三木中学校が豊島で環境学習を行いました〜

 9月14日火曜日、三木町立三木中学校の2年生22人が豊島を訪れ、産業廃棄物の不法投棄とその解決に向けた取組みについて環境学習を行いました。

 午前中は、豊島の産業廃棄物が不法投棄されていた現場を見学、廃棄物対策豊島住民会議の多田さんが現場の説明をしてくれました。
  豊島の不法投棄された産業廃棄物は、平均して12メートルの高さがあり、およそ4階建てのビルの高さと同じだという話に、まず生徒たちは驚いた様子。そして、その産業廃棄物のほとんどが廃棄された車だということは、私たち自身の経済活動と非常に深い関係があること、また、かつて産業廃棄物から出る汚水のため、海岸では生き物が見られなくなっていたことなど、皆、真剣に話を聞いていました。
  処理が始まって一番最初にしたことは遮水壁を設置することで、汚水を海に流さないようにしたことだったそうです。その結果、アマモをはじめとする生物が復活したとの話を最後に聞いて、実際に北海岸を眺め、生徒たちは自然の回復力を感じるとともに、少し安心した様子でした。
  最後に多田さんは、「豊島のような島を今後作らないためには、ごみを減らすこと、そして何よりも私たちがそれを自覚することが一番大事。豊島の産業廃棄物のほとんどは廃車。20年乗れる車を、10年、5年くらいでスクラップしていた車社会の問題が豊島問題の一番の原因。ものを大切に使うことが必要です。」と、まず私たちの身近な生活から、ごみとの関係を見直す必要があることを指摘されました。
 不法投棄現場をバスに乗って一周した後、その一角にある施設(中間保管・梱包施設/特殊前処理物処理施設)を見学しました。ここでは、県の担当者から、産業廃棄物をどのよう前処理をして直島へ運んでいるか、また、汚水の処理はどうやっているのか、などの説明を受けました。
 現場と施設の見学が終わると、バスで豊島を一周し、「大ソテツ」や「首なし地蔵」など豊島の文化財も見せてもらいました。





   <初めて見る機械に、みんな目がくぎづけです>

 午後からは、豊島交流センターで豊島住民会議の児島晴敏さんから、豊島問題についてお話をしていただきました。
 豊島問題が起こった当時のこと、できるだけ多くの人に豊島のことをわかってもらおうと、何度も県内各地へ出向き懇談会を開いたこと、東京まで出かけて行って豊島の現状を訴えたときのことなど、話は尽きません。苦しかった経験の中でも、共感してもらえたときの感動や人に伝えることの難しさを話す言葉の一つひとつから、この問題の大きさ、重大さと同時に、本当に故郷を大切に思う気持ちがひしひしと伝わってきます。
  最後に、「環境問題は、被害者と加害者が同じで、他人事ではない。これからの社会のしくみや環境を変えていくのは、皆さんです。」と生徒一人ひとりに問いかけられました。
 生徒たちは、「ごみのないきれいな豊島に戻してほしい」、「豊島で学んだことを、これから自分の生活で生かしていきたい」といった感想を話してくれました。


<みんな熱心に話を聞いています>

 豊島とのお別れです。海上タクシーで高松港まで30分、瀬戸内海の多島美もちょっぴり楽しんだ船の旅でした。
三木中学校生徒さんの感想文 こちら》》 

 豊島は、ごみ問題について考え、学習できると同時に、豊島の豊かな自然を観察することもできます。豊島の見学は、豊島交流センターで申し込みを受け付けています。
TEL:0879-68-2150/0879-68-2661
FAX:0879-61-4007
URL:http://www.teshima.ne.jp