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現在地:香川の環境 > 環境レポート > 葉脈しおりの葉脈ができるまで
葉脈しおりの葉脈ができるまで
所 : 
香川県森林センター
時 :
通年

葉脈しおり

 葉脈は光合成で作った栄養を全身に送ったり、根から吸い上げた水を葉のすみずみまで行き渡らせたり、葉を支える骨格の役割している部分です。

 しおりにして普段から使うことで植物や森林に興味を持っていただこうと、森林環境学習や行事で葉脈しおりづくりをしています。

1 ヒイラギモクセイの葉を採取します

ヒイラギモクセイの葉を採取します

 森林センターにあるヒイラギモクセイの葉を使っています。
 新しい葉はやわらかいため不向きなので、緑色が濃くて堅い、古い葉を採取します。

2 10%水酸化ナトリウム水溶液をつくります

10%水酸化ナトリウム水溶液をつくります

 葉肉をやわらかくするため水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を使っています。
 劇物なので取扱に十分な注意が必要です。
 マスクと手袋をしてから、鍋に1リットルの水と約100グラムの水酸化ナトリウムを入れます。

3 加熱して葉肉をやわらかくします

加熱して葉肉をやわらかくします

 葉を入れる前に加熱をして水酸化ナトリウムを溶かします。
 沸騰すると飛び散るので食器などは移動させ、周囲を新聞紙等で覆います。
 目を保護するにはゴーグルの着用がおすすめです。
 葉は水溶液にひたるように適量を入れます。
 加熱中は箸で混ぜます。

4 タイミングを見計らって火をとめます

タイミングを見計らって火をとめます

 15分後の様子です。
 このくらいが火をとめる頃合いです。
 葉肉の落ち具合や箸から伝わる感触でタイミングを判断します。
 よい頃合いにとめると、この後の作業が楽になります。

5 水で洗います

水で洗います

 何度も水を替えて洗います。
 水酸化ナトリウムは強いアルカリ性なので、お酢等で中和させて排水します。
 火をとめるタイミングがよいと、この段階である程度の葉肉がおちます。

6 流水で葉肉をおとします

流水で葉肉をおとします

 裏側の葉脈をはがした後、流水と指先で葉肉をおとします。
 表側の葉脈に大きな穴があいていたり、やぶれたりして使えないものはこの段階で廃棄します。

7 漂白します

漂白します

 きれいに着色するためにはある程度白い方がよいので、漂白剤を使います。
 漂白液が濃かったり長時間つけておくと溶けるので時々確認します。
 これくらい白くなればよいでしょう。
 このままでもきれいなクリーム色の葉脈しおりができます。

8 色水をつくります

色水をつくります

 赤、青、黄、緑の食用色素を使っています。
 シャーレに適量を入れ、少しずつ水をたして溶かします。
 水が少ないと出来あがった時、粉が浮いて手を汚します。
 水が多いときれいに染まりません。
 黄+緑=黄緑 赤+黄=オレンジなど色のバリエーションを楽しむことができます。

9 色をつけます

色をつけます

 漂白した葉脈の余分な水分をとってから色水に浸します。
 色水の余分な水分をとったら古い電話帳にはさみ重しをします。
 押し葉をつくる要領です。
 大量に作る場合は大きな容器に色水をつくり、しばらく浸してから電話帳にはさむと効率的です。

10 完成

完成

 翌日には完成します。
 生葉と違い、乾きやすいのです。

11 箱入れ

箱入れ

 行事の参加者が選びやすいように、色ごとに分けて箱に入れます。

12 しおりづくり

しおりづくり1 しおりづくり2

(香川県森林センター 林業普及指導員)

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