平成20年度小・中学校生徒指導・教育相談担当教員等研修会報告
日 時:平成20年8月20日(水)9:30〜16:30(受付9:00〜)
場 所:高松市屋島西町 高松テルサ大ホール
参 加 者:小・中学校の生徒指導担当教員、教育相談担当教員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなど
目 的:いじめの認知件数や不登校児童生徒数は学年が上がるにつれて増加し、特に中学校1年時において、小学校6年時と比較して大きく増加している。そこで、小学校と中学校が緊密に連携し、いじめや不登校などの問題行動を生み出さない魅力ある学級づくりと円滑な接続について共通理解を図る。
課長挨拶
生徒指導上の諸問題は、高度情報化あるいは少子化等と社会がさまざまに変化しているなか で、複雑多様化し、より深刻化なものとなっています。 そして、先日公表されました平成19年度の暴力行為の発生件数は、小学校で前年の3倍以上となるなど、過去最多の件数を示し、さらに、不登校においては、小学校・中学校とも増加するなど4年ぶりに千人を上回り、極めて憂慮すべき状況となっています。 また、児童生徒が、携帯電話やメールやインターネットを利用する機会は、近年急激に増加してきており、それに伴い、インターネット上のサイトや掲示板を利用し、特定の児童生徒に対する誹謗中傷が行われるなど、ネット上のいじめという新しい形のいじめの問題が生じています。 さらに、インターネット上の有害な情報に携帯電話からアクセスし、犯罪に巻き込まれる事件も後を絶たず、携帯電話やインターネットをめぐる問題への取組が喫緊の課題となっています。 こうした問題に対して、県教育委員会では、家庭や地域、関係機関の理解と協力を得て、地域ぐるみで各種の取組を推進したいと考えています。 また、昨今世界的に問題となっているインターネット依存への対策としては、すべての小中学校で実施している「道徳の日」や県が実施している毎月第3日曜日の「家庭の日」などにおいて、「ゲームをしない日」を設けるなど、保護者に対する広報啓発を推進しているところであります。
研修内容:○ 全体説明(義務教育課担当者による説明)
・児童生徒の問題行動や不登校への対応について
・「情報モラル」の指導と学校と警察の連携について
○ 分科会協議
・生徒指導担当教員 〜課題「いじめ」「問題行動」「児童虐待」「ネットいじめ」
・教育相談担当教員等〜課題「不登校」(四国学院大学西谷先生による講演)
○ 全体講演(東京大学大学院森先生による講演)
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○「いじめ」問題への対応
・いじめをはやし立てたり、傍観したりする行為もいじめる行為と同様に許されない行為であるという認識を子どもに持たせる必要がある
・問題の重大性を正しく認識し、いじめを許さない学校づくりに努める必要がある
○「問題行動(万引き、対教師・対生徒間暴力等)」への対応
・きまりや対応の基準を明確にして児童生徒及び保護者に周知する必要がある
・学校だけで抱え込まず警察など関係機関と緊密に連携して対応する必要がある
○「児童虐待」への対応
・全教職員共通理解のもと学校全体で早期発見と早期対応に努める必要がある
・積極的に福祉事務所などの関係機関へ速やかに通告する必要がある
○「ネットいじめ(メールやインターネットをめぐる問題)」への対応
・児童生徒にはインターネットの危険性などを十分に指導する必要がある
・保護者には効果的な機会をとらえてフィルタリングの設定を啓発する必要がある
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演題「社会的関係から子どもの問題を理解する」
四国学院大学 准教授 西谷 清美 先生
【主な著書】 「精神障害者生活支援の体系と方法」 (共著)中央法規出版 2002 「精神障害者社会復帰施設ハンドブック」 (共著)中央法規出版 2003 「コーディネイト実践ハンドブック」 (共著)中央法規出版 2006 「精神科リハビリテーション」 (共著)中外医学者 2006

演題「不登校事例から学ぶ解決志向ブリーフセラピー」
東京大学大学院 助手 森 俊夫 先生
【主な著書】 「ブリーフセラピー入門」1994,7 (宮田敬一編、分担執筆)金剛出版 「先生のためのやさしいブリーフセラピー」 2000,8 ほんの森出版 「〈森・黒沢のワークショップで学ぶ〉解決志向ブリーフセラピー」 2002,4 ほんの森出版
