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公開日:2020年12月10日

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学習教材の貸出について

県立ミュージアムでは、所蔵する歴史資料や美術作品を用いた児童・生徒向けの教材を制作するとともに、それらを活用した学習プログラムを開発し、教材の学校への貸出を行っています。どうぞご利用ください。

貸出教材一覧はこちら(エクセル:17KB)

1.「城下町高松」1

高松城下図屏風法量
タテ167.3cm×ヨコ488.6cm

概要
17世紀中頃、高松藩主初代松平
頼重時代の城下の様子を詳細に
伝える資料です。

 


高松城下図屏風(8分割シート)を
用いた授業の様子
写真協力:高松市立十河小学校


高松城下図屏風(8分割シート)を
のぞきこむ子どもたち
写真協力:高松市立十河小学校

2.アートカード1

アートカードとは、ゲーム的な遊びの活動を通して、楽しく作品鑑賞の能力やコミュニケーション能力を身に付けることができる学習教材です。これを使うと、いつでも、どこでも、誰でも、気軽に鑑賞が楽しめます。
絵を介して意見交換をしたり作者の心情を想像したりして、美術(図工)だけでなく、国語や道徳の授業、ホームルーム(学級)活動まで、幅広く使えます。

アートカード

サイズ

  • タテ14.8cm×ヨコ10.0cm

特徴

  • 洋画、日本画、彫刻、工芸、書など幅広いジャンルの作品が入っています
  • 遊び方や作品(作家)の簡単な情報がすぐわかる教師用ガイドブック付
  • 香川県ゆかりの作家の作品を集めました。地域学習にもご利用ください

3.「イサム・ノグチものがたり」2

ミュージアムでは、特別展「20世紀の総合芸術家 イサム・ノグチ –彫刻から身体・庭へ–」(2018年4月7日〜6月3日)に合わせ、イサム・ノグチの生涯について、紙芝居を通して学習する教材「イサム・ノグチものがたり」を作成いたしました。イサム・ノグチの人物についてわかりやすく学習することで、よりイサム・ノグチを身近に感じることができ、もっと作品を観たくなるのではないでしょうか。子どもたちに、またイサム・ノグチのことをよく知らない方へ是非ともご利用下さいますよう、ご案内申し上げます。


イラスト(小)15枚とワークシート


紙芝居用イラスト(大)15枚と読み原稿

1.数人のグループで話し合いながらワークシートを読み、15枚のイラストを順番に並べます。複数のグループの場合、他のグループと正解を競い合ったりします。
2.読み原稿に合わせて紙芝居で読み聞かせをします。
※1と2のイラストは同じものですが、繰り返すことでより印象に残るようにします。
※紙芝居ではイサム・ノグチの生涯を人物像や作品づくりへの思いに焦点を当てています。

4.「坂出塩田のあゆみ」2


 坂出墾田図A(左) 坂出市街航空写真B(右)
(写真は板書用、他にグループ活動用があります。)

江戸時代の坂出塩田を描いた図Aと1947年の坂出市街航空写真Bで、ともに板書掲示用とグループ活動用があります。図と写真、現在の地図を読み取ることによって、位置を比定できます。坂出塩田の様子や坂出市街の移り変わりの学習でご活用いただけます。

主な授業の流れ

  1. 「坂出墾田図」を見て、気づいたことを話し合う。(どの部分が塩田かを理解するように導く)
  2. 「坂出墾田図」Aに描かれている塩田部分が、坂出市街航空写真Bのどのあたりになるか、地形や水路のかたちをみながら考える。(江戸時代の塩田がほぼそのままのこっていることへの気付き)・グループで・全体で
  3. 「坂出墾田図」A、坂出市街航空写真Bをもとに、坂出塩田を現在の地図上(学校で準備)に書き込んでみる。(坂出墾田碑などいくつかのヒントを提示しながら作業をすすめる) ・グループで ・全体で
  4. 全体で地図に描いた坂出塩田の範囲を確認した後、面積を計算してみる。(同じ縮尺の学校の範囲を重ねることで面積を実感するなどの方法もある)
  5. 大規模な塩田を築造する必要性などについて、グループで討論し意見を出し合う。(なぜ、米ではなく塩なのか、大規模に塩を生産する利点は何か、などの問いかけをする方法もある)
  6. 江戸時代の大名財政の状況にからめながら、まとめを行う(説明内容の補足資料は応談)

5.「信長・秀吉・家康と讃岐」3

塩飽宛てへ織田信長・豊臣秀吉・徳川家康朱印状教材
他に、香川県白地図(板書用)・瀬戸内海沿岸白地図(板書用)があります。

丸亀市本島町塩飽人名共有「織田信長・豊臣秀吉・徳川家康朱印状」の学習教材です。原寸大朱印状や朱印、現代語訳(朱印状の内容・年代など)をもとに、各人物の出した朱印状がどれかを考えていきます。板書用(写真)とグループ活動用(原寸大朱印状・ホワイトボートマーカー書きこみ可の現代語訳)があります。子どもたちに人気の高い天下人の授業に、地域に伝わる資料を活かしてみませんか。

主な授業の流れ

  1. 戦国時代から天下統一期にかけて、信長・秀吉・家康によってなされたことを確認する。
  2. 香川県に伝わる3人の文書があること、伝わる場所が丸亀市本島(塩飽諸島)であることを確認する。
  3. 原寸大資料を見て、どれがそれぞれの出した文書か予想する。
  4. 現代語訳資料を見て、内容からどれがそれぞれの出した文書か考える。
    ・グループで話し合う。・グループごとに考えを発表し、話し合う。
  5. それぞれの朱印状が出された目的、3人が塩飽を重要視していたことをまとめる。

6.「丸亀藩の参勤交代」4


丸亀藩の参勤交代
参勤交代船絵馬(板書用)左上
参勤交代船絵馬(グループ活動用)左下
参勤交代経路図(板書用)右上
参勤交代経路図(グループ活動用)右下

武家諸法度「武家諸法度」画像シート(表:資料画像 裏:現代語訳)

丸亀市山北八幡神社所蔵「山北神社奉納京極侯参勤交代御船揃絵馬」を教材化しました。参勤交代船絵馬・参勤交代経路図ともに板書用と、グループ学習用(船絵馬はホワイトボードマーカー書きこみ可)があります。江戸時代の学習の際、大名統制策の1つとして参勤交代を扱いますが、本教材を通して具体的に考えることができます。船の大きさや旗印、色など絵の情報と、参勤交代経路図の行程・日数などを読み取り、丸亀藩の参勤交代について探ってみましょう。

主な授業の流れ

  1. 江戸幕府の大名統制について振り返る。
  2. 讃岐からどのように参勤交代をしていたか確認する。
  3. 「参勤交代船揃絵馬」を見て、気づいたことを話し合う。
    ・グループで話し合う。・グループごとに発表し、全体で話し合う。
  4. 大名にとって参勤交代がどのような意味をもつのかまとめる。

7.「漆芸工程見本」3

江戸時代後期に玉楮象谷(たまかじぞうこく)が創案した、香川漆芸の三技法、蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)について学習できます。

漆芸工程見本の画像1 漆芸工程見本の画像2
  • 素地見本
  • 「蒟醤・彫漆・存清」工程見本(写真)
  • 漆器作りの道具

取り組み方法

  • 堆朱制作の導入や事後学習として(美術)
  • 香川県の伝統的工芸品を学習する際の実物教材として(生活・図工・社会)
  • 郷土の偉人や地域と特色を学習する際の実物教材として(社会)

 

お申込み方法

  1. お電話でお問い合わせください。
  2. 「学習教材利用申請書」をダウンロードし、必要事項を記載の上FAXしてください。
学習教材利用申請書のダウンロード
学習教材利用申請書 学習教材利用申請書(ワード:18KB) 学習教材利用申請書(PDF:411KB)

お問い合わせ

  • 香川県立ミュージアム 学芸課(直通)
    TEL:(087) 822-0247
    FAX:(087) 822-0049

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