特別展の詳しい情報

次回の特別展

第63回 日本伝統工芸展

   
【見どころ】 
 ●人間国宝(重要無形文化財保持者)の作品46点を展示!
 ●漆芸部門の入選作品87点が全部見られるのは東京と高松だけ!
 ●展示作品総数は300点!全国の匠のわざを存分に堪能!!
 ●香川県在住の人間国宝(重要無形文化財保持者)
  磯井正美氏、山下義人氏の作品を展示!
 ●新春恒例1月2日からオープン&会期中無休(月曜も開館!)
会期 平成2912日()~122日(
 ※会期中無休
開館時間 9:00~17:00/夜間開館日は19:30まで
(入館は閉館の30分前まで)
※夜間開館日:会期中の毎週金曜日
会場 香川県立ミュージアム 
展示内容  日本伝統工芸展は、歴史・芸術上特に価値の高い工芸技術を保護・育成するとともに、先人から受け継いできた優れた技を磨き、現代生活に即した新しいかたちを築き上げることを目的として昭和29年(1954)から毎年開催され、今回で63回を数えます。
 今回の高松展では、重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品46点をはじめ、受賞作品及び四国在住作家の入選作品など計300点を展示します。この中には、香川在住作家の作品が22点、香川県ゆかり作家の作品が15点あります。  
展示点数 300点
     内訳  陶 芸 87点  染 織 15点  漆 芸 87点  金 工 26点
         木竹工 43点  人 形 10点  諸工芸 32点
観覧料 一般610円  団体(20名以上)・前売490円
※ 高校生以下の方、65歳以上の方、身体障害者手帳等をお持ちの方は無料  
前売券など 【前売券】
香川県立ミュージアムか、
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルK・サンクス、
ミニストップの各コンビニ専用端末からお申し込みください。くわしくはこちら。

 販売期間:平成28年12月2日(金)~平成29年1月1日(日)

【割引チケット】
JR四国みどりの窓口平成29年1月22日(日)まで販売)
組織 主催
香川県立ミュージアム、香川県教育委員会、公益社団法人日本工芸会、
NHK高松放送局、 朝日新聞社、日本伝統工芸展高松展実行委員会
カフェ

ショップ情報
ミュージアムショップでは香川県出身の人間国宝・鎌倉芳太郎の新オリジナルグッズを販売しています! 
※営業時間:展覧会の開催時間と同じ

展覧会の紹介

 日本伝統工芸展は、歴史・芸術上特に価値の高い工芸技術を保護・育成するとともに、先人から受け継いできた優れた技を磨き、現代生活に即した新しいかたちを築き上げることを目的として昭和29年(1954)から毎年開催され、今回で63回を数えます。
 今回の高松展では、重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品46点をはじめ、受賞作品及び四国在住作家の入選作品など計300点を展示します。この中には、香川在住作家の作品が22点、香川県ゆかり作家の作品が15点あります。

主な展示作品

【木竹工】

伝統工芸展 作品画像1
日本工芸会総裁賞

蠟引楓造象嵌飾箱(ろうびきかえでつくりぞうがんかざりはこ)  
丸山 浩明(まるやま ひろあき)

扁平な箱の両端を小さく半円状に刳った局面構成の形態、その全体を蠟引した白い楓の肌が柔らかく包み込む。作者は楓の木目に波紋が交錯する水面を想い、うちに収める二段の重箱には鉄で黒味を出した楠を用いて岩礁に見立て、そこに楓の象嵌で流水と飛沫を表した。木のテクスチャーへの眼差しが形態と意匠の魅力的な連関を育んでいる。
                    (金沢美術工芸大学教授 山崎剛)

【諸工芸】

伝統工芸展 作品画像2
高松宮記念賞

省胎七宝鉢「蒼海」(しょうたいしっぽうはち そうかい)  
松本 三千子(まつもと みちこ)

清楚な色感の中に具象模様と幾何学的な抽象模様を規則的に繰り返す、作者年来の心地よい作品である。今回は抽象模様のみとし、蒼海(あおあおとした広い海)の果てしなく続く波の動きを模様化した。上下で色感、模様の構成・粗密を変え、小さいながらに実に変化に富んでいる。省胎七宝技法は形造りに大きな制約があるが、成約があるからこそのシンプルで明快なアウトラインを描く形に徹し、それと心地良い繰り返す抽象模様が共鳴し実に効果的である。
                    (茨城県陶芸美術館長 金子賢治)

【染色】

伝統工芸展 作品画像3
文部科学大臣賞

縠織着物「海に聞く」(こめおりきもの うみにきく)  
海老ヶ瀬 順子(えびがせ じゅんこ)

縠織は、絹織物の一つであり、文様が米粒を並べたように見えることから名付けられた。また、薄物織物の紗の一種といえる。植物染料で染められた糸は美しい水色を発し、題名の「海に聞く」というイメージを想起させる。規則正しい縠織の間に施されている絣が海の波を感じさせるとともに波の音までを聞かせる見事な作品となっている。
                (京都国立近代美術館学芸課長 松原龍一)

【人形】

伝統工芸展 作品画像4
東京都知事賞

桐塑紙貼「船出」(とうそかみばり ふなで)  
杉浦 美智子(すぎうら みちこ)

右手は前に出し、左手を胸に当て、両脚を上げて交差する。この姿を舟に見立てた。人差し指は前に進む強い意志を示し、左手は未来への祈りの形。奈良薬師寺の国宝「吉祥天女像」から想を得て、同寺の諸尊・神々へのオマージュである。技法は木心の桐塑、胡粉を塗り、染めた和紙貼で仕上げた。色数とコスチュームを減らし、デフォルメの妙は杉浦の創作人形の特質である。
                       (MOA美術館長 内田篤呉)

【漆芸】

伝統工芸展 作品画像5
NHK会長賞

沈黒象嵌合子「能登残照」(ちんこくぞうがんごうす のとざんしょう)  
山岸 一男(やまぎし かずお)

大海原に沈む夕陽の輝きを、縦横斜めに彫りを入れ、朱漆を象嵌する作業を二度重ねた玄妙な色調で表出した。さらに並列する金線は荘厳さまでも感じさせる。注視すべきなのは黒漆の部分で、夜の闇へと移ろう静寂を、彫りと象嵌の技法を精緻に使い分けて見事に表現する。高度に練磨された技術と繊細な感性の融合が、清澄な気品へと昇華した。
                    (金沢大学非常勤講師 寺尾健一)

【陶芸】

伝統工芸展 作品画像6
朝日新聞社賞

彩釉器(さいゆうき)  
田島 正仁(たじま しょうに)

ゆったりとした時間の流れを感じさせる雄大な作品である。濃い紫色から白色へのグラデーションが美しい。一見シンプルだが、三方向から形を押さえてわずかに変形させ、その形に合わせて口縁部を波打たせ、かすかな反りまでをもつくり出す周到さをあわせ持つ。けれんみの無い真っ正直さが確固たる造形となって立ち現れた。
                (東京国立近代美術館工芸課長 唐澤昌宏)

【金工】

伝統工芸展 作品画像7
日本工芸会会長賞

鍛矧合壺「線」(たんはぎあわせつぼ せん)  
萩野 紀子(はぎの のりこ)

一貫して線のかたちの趣を追求して器を飾る作家である。この作品には、銀と赤銅の傍を300本以上成形し、蠟付けで矧ぎ合わせて器の形状に仕上げ、銀数本には金銷を施した。線の幅がそこからふくよかな胴部の膨らみに応じて幅広く、首のまわりを捻りながら、口部に向かって糸のように細く流れるような表現が美しい。
                (東京藝術大学大学美術館教授 黒川廣子)

※作品の解説文は、「第63回日本伝統工芸展」図録掲載の審査講評から引用しています。

【県内在住 人間国宝作品】

伝統工芸展 作品画像8


蒟醤矢羽根文箱(きんまやばねもんはこ)  
磯井 正美(いそい まさみ)


伝統工芸展 作品画像9


ふゆつばき蒟醬水指(ふゆつばききんまみずさし)  
山下 義人(やました よしと)


関連イベント  

①講演会「諸工芸とわたしの仕事」

日時 1月8日(日)13:30~15:00
※終了後に展示室にて解説を予定(自由参加、特別展観覧券が必要)
講師 白幡明氏(ガラス工芸家・日本伝統工芸展特待者)
場所 当館講堂(地下1階)
定員 先着230名(要申込、無料)

②陳列品解説

日時・
講師
1月17日(土)     大谷 早人 氏(漆芸)
1月19日(月祝)    白石 久美 氏(陶芸)
1月15日(日)     小川 佳都代 氏(諸工芸)
1月21日(土)     宮脇 和代 氏(木竹工)
1月22日(日)     石原 雅員 氏(漆芸)  
 ※各日 午後1時30分~
参加料
など
無料(申込不要)
特別展観覧券が必要(観覧無料の方は除く)

③美術ボランティアによるギャラリートーク

日時 1月7日(土)    
1月8日(日)   
1月9日(月・祝)
1月14日(土)    
1月15日(日)  
1月21日(土)    
1月22日(日)    
 ※各日 午前10時30分~
参加料
など
無料(申込不要)
特別展観覧券が必要(観覧無料の方は除く)

④ファミリーワークショップ「うるしにチャレンジ」

日時 1月14日(土) 
午前の部:午前9時30分~午後0時10分
午後の部:午後2時~午後4時40分
場所 研修室(当館地下1階)
講師 佐々木 正博 氏(漆芸家)ほか
対象 小学校4年生~6年生とその保護者 72名(各回36名)
(応募者多数の場合は抽選)
募集
期間
平成28年12月1日(木)~12月19日(月)消印有効
参加料 無料(事前申込不要)
特別展観覧券が必要(観覧無料の方は除く)

⑤協賛茶会

日時 1月21日(土) 午前9時30分~午後3時30分  表千家同門会香川県支部
1月22日(日) 午前9時30分~午後3時30分  煎茶安部流洗心会四国支部
場所 2階 西ロビー
入席料
など
600円(事前申込不要)