知事のコラム 70

AIの話



 最近、「AI」あるいは「人工知能」という言葉を新聞やテレビで、よく見かけるようになりました。AIは、英語のArtificial(人工的Intelligence(知性)の略称ですので、これを和訳したのが人工知能ということです。実態的には、コンピュータのソフトですが、先日、囲碁用の人工知能「アルファ碁」が世界最強とされる中国のプロ棋士に3連勝して話題を呼びました。将棋も人工知能が日本のプロを圧倒しています。
 少し前までは、人間より優秀なコンピュータというのは、SFの世界のまさに「空想」と思われていたのが、今や、ゲームの世界では、それが現実となり、今後、第4次産業革命と言われる技術革新の中で、AIが私たちの生活や働き方などを劇的に変えてしまう可能性が高まっています(例えば、自動車の自動運転)。2045年には全人類の知能の総和をひとつのAIが超えてしまう技術的特異点(シンギュラリティ)に到達するという予想まであります。
 AIは、人間の脳をまねた計算手法「ディープラーニング」で自ら類推して判断できるとされます。そのためには膨大なデータをインプット(学習)する必要がありますが、近年、コンピュータの計算能力や画像認識の精度が飛躍的に高まって、この学習に必要な時間が短縮されたために、AIが今日のように進化してきたと考えられます。
 県内企業の中にも、生産効率の向上につなげるため、AIの導入に取り組んでいるところがあります。県としても、さまざまな分野でのAIの活用に向けて、この秋に、最先端の研究者で本県出身の松尾豊東大大学院特任准教授をお招きして講演会を開催する予定ですので、多くの方々にぜひ、お越しいただきたいと思います。私自身、これからもAIに関する動向を注目していきたいと考えています。

香川県知事   浜田 恵造

 



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