知事のコラム 72

県庁東館の耐震改修



 昭和33年に竣工した香川県庁舎東館は、建築家・丹下健三氏の代表作として世界的にも知られた名建築です。
 ピロティ・1階ロビー・南庭と続く空間は、戦後日本の民主主義にふさわしい「開かれた庁舎」として、全国の自治体庁舎のモデルとなりました。また、伝統的木造建築の柱と梁によるデザインは、コンクリートに日本の美が宿る建築として、世界の建築家にも大きな影響を与えました。
 建物内部では、猪熊弦一郎作の陶板壁画や剣持勇デザインの県庁ホールの家具、丹下デザインの1階ロビーの家具など、随所に芸術を見ることもできます。
 このような魅力が詰まった東館は、DOCOMOMO(近代建築の保存活動を行う国際組織)から日本を代表する20の近代建築に選ばれたほか、多くの建築・アート系雑誌に取り上げられるなど、高い文化的価値を有しています。
 日本全国、外国からも多くの方が見学に来られる東館ですが、7月には、丸川珠代東京オリンピック・パラリンピック担当大臣(当時)も視察に来られ、ご案内しました(オリンピック・パラリンピックは「文化の祭典」でもあります)。
 東館も、来年、還暦を迎えます。鉄筋コンクリートの柱や梁は、まだまだ元気ですが、現行の耐震基準を満たしていないことから、現在の文化的価値をできる限り保存し、かつ県庁としての利用を継続できる基礎免震構法により、耐震改修工事を行うこととしています。地下部分を掘削し、免震装置を取り付け、大きな地震が来ても揺れを小さくして、建物の安全性を確保します。
 工事に際しては、東館1階の大部分や周辺が工事範囲となるため、県民の皆様にはご不便・ご迷惑をおかけしますが、安全に注意して進めていき、平成31年12月にはリフレッシュした東館を見ていただければと思いますので、ご理解をお願いいたします。

香川県知事   浜田 恵造

 



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