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冬の森林センター

 森林センターがある仲南町新目は、県内でも指折りの寒さが体験できるところです。平成17年2月に香川では珍しくまとまった降雪がありましたが、その時は5cmほど積もりました。冬にはあたりの景色がずいぶんと変わります。木々は葉を落とし、草花は枯れ、虫は姿を消し、あらゆる生き物が静まり返ってしまったかのように見えます。けれども、よく観てみると静にしっかりと生きているのが分かります。そんな冬の森林センターに来て、あたたかい服装で冬の野山を楽しんでみませんか。

■フユイチゴ

フユイチゴの実

 冬に赤い実をつけるツル性の植物です。フユイチゴの実は食べられ、果実酒にも利用されます。森林センターの園内であちこちに見られます。

■冬芽

 枝先の芽に注目してみましょう。来年の葉や枝を伸ばすための準備がかくされているところです。アカマツ、クロマツやブナ等ではその年に展開する枝の数などが前の年のうちに決まっていて、この芽の中に詰まっています。他にも、芽が開いて枝が伸び、葉が開いたあとでも成長のチャンスに恵まれれば新しい芽を作って、さらに伸びていくタイプの樹木があります。

コブシの冬芽

コブシの冬芽 毛に覆われています

■冬の野鳥

 日本には季節ごとに移動する「渡り鳥」や一年中見ることのできる「留鳥」がいます。冬にだけ訪れる野鳥もあります。森林センターの展示館には森林センター周辺で見ることのできる野鳥の写真などを展示しています。本や写真を参考に、あたたかい服装で外に出て野鳥を観察して見ましょう。

■森林センター周辺で冬にだけ見ることのできる野鳥

シロハラ  ■シメ  ■ミヤマホオジロ  ■ウソ  ■ジョウビタキ  ■キクイタダキ
イスカ  ■ルリビタキ  ■アオジ  ■シジュウカラ  ■ツグミ  ■ホオジロ  ■ヤマガラ

■霜

 霜は空気中の水蒸気が物体の表面で冷やされて凍った(昇華凝結した)ものです。この写真はマツの苗にできた霜で、まるで白い花が一面に咲いたように見えます。

 植物は冬の寒さに耐えるために夏の終わりから秋にかけてその準備をします。細胞の中の水分が凍ってしまうと、膨張して細胞が中から壊されてしまいます。

 日本には四季があり、植物の成長に適した季節とそうでない季節があります。そのため、葉が紅葉した後に散ったり、木の断面に年輪ができたりします。

霜の畑 感動的な美しさ

まるで「霜の畑」です

感動的な美しさです

■霜柱

 土壌中の液体の水が地表面で冷やされて凍ったもので、次から次へと地中から水分が地表面に向かって移動していって凍りつき、徐々に大きくなって氷の柱ができる現象です。気温が上がって霜柱が融けると、地表面には少し大きい孔隙(すきま)ができたり、日中でも日影になっている場所は霜柱が残ったりします。これらのサインを目印に、園内にでかけて霜柱の良くできるところとそうでないところを探してみましょう。土の違いやまわりに生えている植物の違いなどが関係していることが分かります。

■どんぐりの苗

 小さい苗でも大きくなった木と同じ特徴を持っています。どんぐりができる木のうち、コナラ、クヌギ、アベマキなどは落葉樹と呼ばれ、秋になると葉が紅葉し冬には葉を落とします。一方、アラカシやウバメガシは常緑樹と呼ばれ冬もみどりの葉をつけています。そんな常緑樹ですが春になると新しい葉が開き、時間が経つと古い葉は落ちてちゃんと入れ替わっています。

クヌギの苗 ウバメガシの苗 芽が出るのは来年の春です

クヌギの苗です。黄色く紅葉しているものや、枯れ落ちているものがあります。

ウバメガシの苗です。みどりの葉をつけています。丸い大きな粒は肥料です。

芽が出るのは来年の春です。見に来てくださいね。