ホーム > 県警について > 警察音楽隊 > 隊員になるには

ページID:15512

公開日:2024年4月4日

ここから本文です。

隊員になるには

音楽を一生の職業にする。楽器に携わる人なら誰もが一度は夢見ることですよね。ご自分の専攻科目として、あるいは勉学の傍ら一生懸命取り組んだ楽器演奏。何年もかけて培ったあなたの力を、安全・安心な地域社会づくりに活かしてみませんか?

隊員になるまで

音楽隊は警察官、一般職員及び会計年度任用職員によって構成されています。

警察官の場合

隊員になるまでの流れ図(警察官の場合)他の警察官と同じく、警察官採用試験を受けて警察官として採用される必要があります。採用後は、警察学校入校(大学卒業程度・短期課程で6ヵ月、高校卒業程度・長期課程で10ヵ月)、交番勤務を経たあと、本人の希望や適性等を踏まえ、音楽隊員に指定されます。音楽隊員として指定された後は、警察本部や各警察署で勤務をしながら、音楽隊の活動にあたります。
警察官の採用については、こちら(香川県警察採用案内)をご覧ください。

会計年度任用職員の場合

隊員になるまでの流れ図(会計年度任用職員の場合)音楽隊への配属を前提として募集します。採用試験の科目は面接と実技(楽器演奏)です。採用後はすぐに音楽隊員に指定され、警察本部や警察署で勤務をしながら、音楽隊の活動にあたります。

音楽隊に入隊したら

新たに音楽隊に入隊した後は、「新隊員特別訓練」を受けます。新隊員はドリルやパレード、カラーガードの経験が無い場合が大半ですので、この訓練は、ドリルやマーチングの基本的な動作や奏法、カラーガードで使用するフラッグの操作技術の習得に特に重点を置いて実施されます。それぞれの訓練では、先輩隊員から文字どおり手取り足取りの丁寧な指導を受けることができます。
しかし、この訓練期間中にも県民の皆様からの派遣要請はどんどん舞い込みます。訓練と並行しながらの出動は精神的にも肉体的にもかなりハードですが、この経験が新隊員を一人前にするのです。

楽長からのメッセージ

楽長の画像警察官の仕事内容はとても多種多様で、人事異動のたびに新しい仕事に触れることになります。その中の一つ、警察音楽隊の仕事は、県民の皆さんが事件や事故に巻き込まれないようにするために様々な広報活動を行うことです。街中やイベント会場で私たちの演奏に足を止めていただき、私たち警察からのお願いやお知らせに耳を傾けていただくことで、警察を身近に感じてもらうことが私たちの演奏の目的です。私自身、警察官という仕事に興味を持ったのは、小学生のときに所属していたトランペット鼓隊でパレードに出場したときに見た「警察音楽隊」がきっかけでした。「警察音楽隊の演奏を聴けて楽しかった。」、「また聴きたい!」、「自分もなりたい!」と思ってもらえるような演奏を目指しています。

先輩隊員より

先輩隊員の写真01警察署で業務に従事しながら、音楽隊員として警察広報活動をしています。交番勤務との兼務は大変ですが、地元の安全・安心に貢献できる仕事に誇りを感じます。また、音楽隊では高等学校時代に培ったマーチングの経験が活かせるので、毎日がとても充実しています。

先輩隊員の写真02
音楽大学でクラリネットを学んだ後、音楽に携わる仕事がしたいと思い、音楽隊に入隊しました。カラーガードは未経験でしたが、先輩方に優しく丁寧に教えてもらいました。県下各地で行われる交通安全教室等での派遣演奏で県民の方々の笑顔を見ると、やりがいを感じます。

Q&A(警察官関係)

Q:希望すれば必ず音楽隊に入隊できるのですか?

A:まずは音楽隊員として長期にわたって活動する強い意思があるかどうかを確認するほか、技能や適性等を総合的に判断して入隊の可否を決定します。

Q:警察官採用直後から音楽隊に入隊することはできないのですか?

A:警察官の音楽隊入隊は、警察学校初任科を修了した後、数年間の交番勤務を経てからでないと認められません。これは、警察官としての基本的な知識や能力、経験をしっかりと身につけてからでないと、各所属での勤務と音楽隊との兼務を継続していくことが困難であるからです。

Q:音楽隊員はどのような所属で勤務しているのでしょうか?

A:現在、警察本部の広聴・被害者支援課や警察署の留置管理課、地域課などで勤務しています。

Q&A(会計年度任用職員関係)

Q:香川県出身でないと採用されないのでしょうか?

A:出身地にかかわらず、音楽隊員としての適性があると認められれば会計年度任用職員として採用されます。現在、採用後初めて香川県での生活を始めた他府県出身の隊員もおり「うどん県」での生活を満喫しています。

Q:楽器の経験年数や技能レベルはどの程度必要ですか?

A:特段の基準などは設けておりません。現在は、音楽大学等で楽器演奏を専攻した者、学生時代に吹奏楽部等で楽器演奏をしていた者が在籍しています。

Q:会計年度任用職員は必ずカラーガード隊員にならなければならないのでしょうか?

A:カラーガード隊員に欠員が出た場合には、演奏隊との兼務を前提とした募集を行っています。

Q:カラーガード隊員になると楽器演奏はできないのでしょうか?

A:カラーガードの演技が必要とされる曲では演技の方に専念していただくことになります。カラーガード隊員としての活動に不安を感じるかもしれませんが、最初は演奏希望だった隊員も実際にカラーガードの訓練や出動を経験してやりがいを強く感じています。やってみてその楽しさが初めてわかるのもカラーガードの魅力です。是非前向きにトライしてみてください!

Q:募集は特定の楽器の奏者について行われるのでしょうか?

A:特定の楽器のみの奏者の募集は行っていません。

Q:募集はいつごろ行われるのでしょうか?

A:会計年度任用職員の募集は、欠員が生じた段階で随時実施しており、定期的な募集は行っておりません。詳しくは警察本部警務課人事係にお問い合わせいただくか、当ホームページの採用情報のページ(https://www.pref.kagawa.lg.jp/police/saiyou/index.html)をご覧ください。

Q:採用試験の実技試験ではどのような曲を演奏すれば良いのでしょうか?

A:ご自分の得意な分野の曲を無伴奏で演奏します(ピアノはご用意できません)。曲の長さに制限は設けておりませんが、試験時間の制約上、途中で演奏を中止していただく場合があります。
~最近の演奏例~

  • ユーフォニアム:ジャック・カステレード作曲「ソナチネ」
  • クラリネット:フィリップ・ゴーベール作曲「ファンタジー」

Q:採用試験に合格した場合、4月1日付けで採用されるのでしょうか?

A:会計年度任用職員の欠員が生じた各所属の事情に応じて採用を行っています。例年は、欠員に応じて1~2月頃募集し、4月1日付けで採用しています。なお、年度途中に欠員が生じた場合、この期間以外で募集する場合もありますので、採用情報をご確認ください。

Q:採用後はどのようなところに配属されるのでしょうか?

A:警察本部の各課のほか、高松市又はその周辺地域に所在する警察署に配属されます。

Q:配属先ではどのような仕事をするのでしょうか?

A:警察本部の場合は一般事務補助の業務に、警察署の場合は主に受付業務に従事していただきます。

Q:給与等、採用後の処遇はどうなっているのでしょうか?

A:原則として1日7時間の週5日勤務です。土日祝は休みですが、イベント等により土日祝に勤務を命ぜられる場合があります。なお、土日に勤務を命ぜられた場合には、平日に振替休日が取得可能です。給料は、169,460円が基礎額です(令和6年4月現在)。ただし、記載の金額については基礎額であり、勤務経験等を考慮して決定します。また、期末・勤勉手当、通勤手当が支給されます。社会保険は、健康保険、厚生年金、雇用保険に加入します。詳しくは、警察本部警務課人事係にお問い合わせください。

音楽隊の派遣等のお問い合わせは下記連絡先にお願いします。

香川県警察本部 警務部広聴・被害者支援課県民広報係(087)833-0110

ページトップへ