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公開日:2020年12月10日

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発売までの経緯

香川の酒 さぬきよいまい

なぜ、新しい「かがわの酒米」にこだわったのか。

讃岐の酒は、良質なお米と水、自然環境、そして杜氏によって醸し出されます。讃岐では、昭和55年(1980)から「オオセト」を酒米として使用し始め、各蔵元とも切磋琢磨して「さぬきの酒」造りに邁進し、現在もそれぞれ個性的な酒造りを行っています。

讃岐には、古来より日本酒の文化が連綿と流れていますが、今後もさらに品質の高い日本酒を造る努力は続けなければなりません。そのためには、酒造りに向くように「千粒重(つまり米粒)」が大きく、「粗タンパク含有量」が少ない酒米が必要でした。そこで、香川県独自の日本酒をつくるため、香川県酒造協同組合と香川大学、香川県農業協同組合、香川県が連携して、初の県オリジナル酒造用米の新品種を開発しました。

年表

 

昭和50年代後半から香川生まれの酒米づくりを構想

昭和61年
(1986)

香川大学農学部にて新品種の育種について検討開始

昭和63年
(1988)

香川県酒造協同組合の事業として新品種の育種がスタート

平成2年
(1990)

香川県酒造協同組合が香川大学に品種育成を依頼。
育成着手以降、「オオセト」と「山田錦」、「松山三井」の組み合わせにより約1000種の個体を育成

平成14年
(2002)

約1000種を3種に絞り込み、香川大学から県に系統選抜や生産力試験など実施要請

平成15年度
(2003)

香川県農業試験場で育種開始
独立行政法人 酒類総合研究所にて醸造試験を開始

平成16年度
(2004)

農業試験場で特性調査、現地試験。
独立行政法人 酒類総合研究所にて大規模醸造試験

平成17年度
(2005)

香川県内醸造業者にて17年産米を使用した醸造試験を実施

平成18年
(2006)

3月24日には、こうした試験結果を踏まえ、香川県酒造協同組合、香川大学、香川県農業協同組合、香川県の4者共同で、農林水産省に品種登録の出願を行った。

平成18年産米を天王営農集団(さぬき市寒川町天王地区)が2.7ha栽培し、10月中旬に約13tの収穫を行った。

10月23日、品種登録の出願について農林水産省が出願公表。これを受け、新品種の名称および統一ロゴマークを香川県酒造協同組合、香川大学、香川県農業協同組合、香川県が4者共同で記者発表した。

12月から県内酒造メーカー4社(綾菊酒造、川鶴酒造、西野金陵、丸尾本店)で新酒醸造を開始した。

平成19年
(2007)

3月19日に香川県酒造協同組合が命名者である知事を表敬訪問し、仕込みの状況・初出荷などについて報告した。

初出荷を記念し、3月26日に高松市内のホテルで酒流通業界、天王営農集団(生産者)、香川大学、香川県農業協同組合などの参加のもと、新酒発表・試飲会を開催した。

4月6日から一斉発売。また、発売を記念し、4月6日~8日に栗林公園「桜花まつり」において、「さぬきよいまい」フェア第1弾を、4月28日~5月7日に三越高松店でフェア第2弾を開催した。

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