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香川県内の地域活動情報を集めました! さぬきの輪

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香川県内の地域活動情報を集めました! さぬきの輪

淵崎村里づくり推進協議会のイメージ

淵崎港は、古くから
“おんばた”の通称で親しまれています

土渕海峡の看板

土庄町役場の目の前の、世界一狭い海峡としてギネスブックに認定された土渕海峡。
その沿岸の淵崎港周辺は、江戸時代から“おんばた”の通称で親しまれています。

2004年(平成16年)、土庄町からの働きかけで、土庄町の10地区が、それぞれの地域の魅力を再発見するワーキンググループをつくり、地元自慢フィールドワークとして、各地区の誇れるものを掘り起こしました。
その1グループとして活動を始めたのが、この“淵崎村里づくり推進協議会”です。
2005年(平成17年)に官民一体の協議会として発足しました。
小豆島、そして淵崎が好きという気持ちを持ち続け、地元の魅力を、地元住民の手で今一度掘り起こし、淵崎を訪れる人に自信を持っておすすめできる歴史・文化を、目に見える形で残していく活動をしています。

淵崎に誇りを持って

会長葛西孝通さん
会長:葛西 孝通さん

“おんばた”で生まれ育った“淵崎村里づくり推進協議会”会長の葛西さんにお話を伺いました。

「江戸時代、淵崎港周辺の“おんばた”には、豪商の屋敷や蔵がたくさん並んでいました。瀬戸内海、そして小豆島は海運が非常に発達していて、流通の要所でした。
今は、その当時の華やかさは激減してしまい、商売はもとより、当時の豪商の家が残るだけか、アパートなどに変わっています。
少しずつ寂れていく小豆島を目の当たりにした当時の土庄町長が提唱し、新しい取り組みとして実施した地元自慢フィールドワーク。これによって、土庄町の各地区が、それぞれ地元の誇れるものを掘り起こし、まちおこしを始めました。」

「この淵崎の歴史を知らない地元住民が増えてきています。地元出身の歴史上有名な人物がたくさんいたこと、小豆島出身で世界に羽ばたいた人がいたということを知ってほしい。
住民自身が誇りをもって自慢のできる魅力が、実は淵崎には多くあるんです。そんな多くの魅力を改めて掘り起こし、目に見える形で伝承していこうと、活動を始めました。
時代はさかのぼり、豊臣秀吉から八代田(やしろだ)姓をたまわり、その子孫にあたる八代田貫一郎(やしろだかんいちろう)氏は、なんとアメリカに盆栽を持っていって、英語の“Bonsai”を提唱した人物。きっと若い人は知らないでしょう。また、井上文八郎氏は、1924年(大正13年)に土庄の理想の絵図(都市計画)を描いて、それを実現させました。東洋紡績を誘致したのも彼。現在残る、まちの配置を実現させました。大変風水にも精通していて、産業・政治・教育の全てに詳しい人物でした。村里づくり運動の神様のような存在だと思っています。
地元にはこういう人たちがいました。だから、今の淵崎があるんです。私は日本一の淵崎であり、日本一の小豆島だと思っています。」

おんばたルミナリエ

「活動を通して、ピックアップした淵崎の誇れるものを多くの人に知ってもらうため、看板を製作し、名所や旧跡に立てる活動を続けています。全てメンバーの手作りで、無理のない範囲で、徐々に数を増やしています。自分たちで作ることで、ここに住んでいる私たちも勉強になるんです。
活動の原点は、淵崎の歴史を見直すこと。
そして、すぐ近くには、東洋紡績の跡地にできた大型のショッピングセンターがあるのですが、裏のブロック塀が味気なくて。何とかしたいなと思って、先に挙げた、淵崎を代表する歴史人物2人の屏風絵を展示しました。もちろんこれも、住民(会員)の手で作り上げました。
また、2009年(平成21年)からはじめた“淵崎おんばたルミナリエ”は、電飾を海に浮かべて水面に反射させます。年々高度な展示になっていますが、今まで、失敗もたくさんありました。その都度住民の協力・創意工夫があって、良い汗かいて、頑張ってこれました。一緒に活動してくれる人がたくさんいて、本当にありがたいですね。
そして、その周りの堤防には、町内の小学生がそれぞれの夢を書いたペットボトル灯篭を置きます。それらの作品の中から“夢大賞”を選び、“未来のおんばた小豆島”に思いをはせています。」

youtube

staffsvoice

副会長大谷久さん
副会長:大谷 久さん
魅力いっぱいの“おんばた”に
ぜひお越しください
“おんばた”は、この地域に住む私たちにとって、馴染みの地名です。
かつては、東洋紡績淵崎工場の原材料や製品の荷役地として、また地域経済の中心地として栄えた港湾でした。淵崎村里推進協議会は、この呼び名を冠として、様々なイベントをしてきました。
その一つに、毎年8月に行っている“おんばたルミナリエ”があります。世界一狭い土渕海峡というキャンバスに、私たちの思いを描き出す夏の夜のファンタジー。今までにも、本番前に突風により転倒水没してダメになったり、試験点灯では、うまくいっていたものが、ちょっとしたことで一部しか点灯しなかったなど、たびたび失敗もありました。
海に浮かべているため、潮の流れや風による変形、潮の満ち引きなど、陸上でのイルミネーション以上の難しさもあります。
スタッフみんなで知恵を出し合い、回数を重ねるたびに問題点を克服していきました。
一歩ずつではありますが、見ごたえのある作品をお見せできる様、スタッフ一同頑張っています。機会があれば、夕涼みがてら、是非お越しください。
西崎博史さん
西崎 博史さん
まちづくりの原点は、
自信を持って地元を誇れること
私はUターン組です。子どもの頃に見ていた淵崎と、随分様変わりしているのを目の当たりにしました。
地域に育ててもらった恩返しがしたい。個人として、会社として、何ができる?と考えた時、損得ではなく、自分の持っている能力を発揮することだと思いました。
まちづくりやまちの活性化。これらに携わることは、大事なことです。地元を誇りに思い、みんなが自信を持ってそれぞれの地元を誇ってほしいものです。
それから、“普請(ふしん)”の精神を大事にしたいですね。自分たちが使う場所を自分たちの手で整備する、当たり前のことだと思います。強制ではストレスがたまるので、あくまで自発的に、自分たちで知恵を出して汗を流して、住民みんなでやるということが大切。責任は伴いますが、手を出したものには、愛着が湧き、大事にしようという気持ちも生まれます。
まだまだこういったまちおこしは、各地域に限定され、点の活動です。これからは、それが線の活動、さらには面の活動になるようにしていきたいですね。長く続けられるよう、苦にならないように、楽しみながら活動しています。

Activities

おんばたふる里美術展

淵崎のお祭り
毎年5月中旬に行う、“淵崎おんばた祭り”では、“淵崎おんばたふる里美術展(小豆島にゆかりのある画家の絵を展示)”“小豆島ふる里写生作品展”“おんばたルミナリエ写真展”を催しています。
毎年7月第一日曜日の、“淵崎村里夏祭り”は“井上観音さんのお祭り”として、夜店が出て、夏の夜が子どもたちでにぎわいます。
毎年8月下旬の、“淵崎おんばたルミナリエ”は、2009年(平成21年)から毎年行い、その年々の話題になったものを取り上げ、一晩限りですが、“おんばた”に幻想的な風景が広がります。
3月のお彼岸頃には、井上観音堂でお茶会を行います。もともと小豆島はお茶の文化が盛んでした。地域のコミュニケーションの場として、毎年続けています。

お茶会

様々な活動
地域の住民向けに、「ふる里のことをよく知ろう」という活動のひとつとして、“ふる里セミナー”を開催しています。専門家に来てもらって、淵崎・小豆島の歴史などについて、講演をしてもらいます。
淵崎村里づくり推進協議会の会員向けには、レベル向上のための1日視察研修を、毎年秋ごろ開催しています。外を知って中を見直す、見聞を広げる活動として行っています。
また、土庄町がまちの景観のために植えた“町民の桜”が淵崎地区にあるので、小豆島祭りの前と、タートルマラソンの前と、施肥の時の年3回、草抜きなどの整備をして、まちの景観維持に努めています。
淵崎の歴史・史跡を掘り起こし、“絵になる風景”という案内看板を設置活動を続けています。作ることによって自身の勉強にもなりますし、観光客に地元の誇れる歴史を知ってもらうことができます。看板やパンフレット、基本全て手作りです。

皆さんへのメッセージ

なんと、旧井上邸の井上観音堂のすぐ横には、香川県で一番古いといわれる、樹齢130年以上のオリーブの木が残っています。
自分たちの背丈に合った活動を、楽しみながら、長く続けることが大事。オリーブの木が、そう私たちに語りかけているように思います。
まちおこしの活動で、一番難しいことは、継続することです。しかし、一番大事なことも、継続すること。目的をはっきりさせ、トップダウンではなく、ボトムアップが、この団体の特色です。
淵崎村里づくり推進協議会は、組織と熱意のバランスがうまくとれているんだと思います。誇れる歴史がたくさんあるので、場所も良かったのでしょう。
淵崎が元気になって、小豆島がもっと元気になって、香川がもっともっと元気になればいいな!と思い、活動しています。
ぜひ、小豆島に、土庄町に、魅力ある淵崎“おんばた”に、お越しください!

Profile

淵崎村里づくり推進協議会
2004年(平成16年)7月 土庄町の働きかけでワーキンググループの立ち上げ
2005年(平成17年)8月 設立
2009年(平成21年)~ 淵崎おんばたルミナリエを開催

オリーブの木

住所 〒761-4121 香川県小豆郡土庄町淵崎1293
連絡先 TEL:0879-62-0023 FAX:0879-62-1007 会長携帯:090-7145-8008

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