ちょっと気になる子どもたち

 皆さんはADHDという言葉を聞かれたことがありますか?英語のAttention−Deficit/Hyperactivity Disorderの頭文字をとった言葉で、注意欠陥/多動性障害と訳されています。

集団健診の場で遊びまわって診察が受けられない。 保育所では、自分の思い通りにならないと、すぐにお友達をたたいて泣かせてしまう。 幼稚園では、紙芝居にくっつかんばかりに陣取って、大声でおしゃべりをして、先生を困らせてしまう。                                       など

 日ごろよく見かける光景かもしれません。このような周囲を困らせるような行動をとってしまう子どもたちは、 今までなら本人の性格上の問題と考えられたり、あるいは、家庭でのしつけが充分にできていないことが原因とされたり、 時には先生の指導力不足とされてきたこともあるかと思います。
 実はこのような「落ち着きのない」「わがままな」現象は、子どもの中枢神経系統の機能発達上の問題により起こっているものであり、 親や先生の責任でないことはもちろん、本人自身の意思でも、どうすることもできないことがわかってきました。 このような発達上の特徴をもつ子どもたちをADHDと呼んでいます。

紙芝居の途中でお喋りをして、先生を困らせている子どものイラスト

 こういう傾向を持っている子どもたちは、20人にひとりくらいの高い割合でいると現在では考えられています。
  ごそごそする子に「じっとしていなさい」と指示することは、たとえば運動の苦手な子に「どうして君はもっと速く走れないのか」 と叱っているのと同じくらい、大変な要求をおしつけているということになります。速く走れる素質を持って生まれついている子はいます。 しかし、そうでない子には、速く走るための技術を教え、根気よく練習を続けさせていくコーチングが必要なのです。
 このホームページでは、ADHDをはじめとした、軽度発達障害といわれる子どもたちのことをとりあげます。障害が「軽度」であるがゆえに、 今まで充分な理解や適切なサポートが得られていなかった子どもたちに、発達支援の手が行き届くようになることを願って作成しました。


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