おわりに

 このホームページを閲覧いただいた感想はいかがでしょうか?軽度発達障害という言葉は、中枢神経系統の機能発達上の問題という意味で 「軽度」と表現はされていますが、周囲の理解が得られにくいという点では、とても難しい問題をかかえているといえます。
 そして、軽度発達障害の子どもたちに対する正しい認識と対応が保障されなかったがために、成長期に受けた心理的なダメージから、 二次障害をひき起こし、社会不適応な状況に陥ってしまうケースもあるのです。
 逆に、アインシュタインやエジソンも軽度発達障害児だったと知られているように、歴史に名をとどめる偉人の幼少期には、 結構、ADHD的なエピソードが見つかっているのです。もちろんそういった「問題児」に愛情をもって包み込んで、根気よく成長を 信じて関わってくれた人たちの存在と共にです。
 「大器晩成」とは、医療的なケアのなかった時代の人たちが、軽度発達障害の子どもたち育てるための心得として、残してくれた言葉のようにすら 思えます。
 日々、「気になる子どもたち」と関わってくれている保護者の方、関係者の方たちのご参考にこのホームページを活用していただければ幸いです。 そして広く軽度発達障害への理解がすすみ、子どもが各々の特性と個性を尊重されて育まれる社会の実現を願ってやみません。

(参考文献)

「ICD−10 精神および行動の障害 −DCR研究用診断基準−」 医学書院

「DSM−W 精神疾患の分類と診断の手引」 医学書院

「軽度発達障害理解のためのガイドブック」 岡山県保健福祉部子育て支援課(編集発行)

「LD・ADHD・高機能自閉症とは?(保護者編)」 全国LD親の会(発行)

「わかってほしい!気になる子」 田中康雄(監修) 学習研究社

「実力を出しきれない子どもたち」 田中康雄 えじそんくらぶ

「のび太・ジャイアン症候群」 司馬理英子 主婦の友社

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