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公開日:2020年12月10日

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水産物の加工

(1)水産物加工の現状

香川県の水産物加工品生産量(焼・味付のり除く)は、平成28年に21,180トンであり、主な加工品は、水産物つくだ煮が全体の35.4%と最も多く、次いで冷凍食品26.7%、煮干し品18.0%、ねり製品11.0%となっています。これらは原料の大部分を県外から仕入れて加工しています。

煮干しは県内で漁獲されたカタクチイワシを用いて生産され、その生産量は全国第3位を誇っています。

焼・味付のりは、県内及び県外で生産された乾ノリを用いて加工されています。

主な水産物加工品生産量(平成28年)

品名 生産量 全国順位
香川県 全国
ねり製品(かまぼこ類) 2,337t 454,821t 26
冷凍食品 5,669t 253,851t 16
煮干し 3,824t 56,243t 5
水産物つくだ煮 7,516t 75,141t 3
焼・味付ノリ 33,666千枚 7,108,688千枚 22

資料:平成28年水産加工品の加工種類別品目別生産量(農林水産省)

(2)県産水産物による主な加工品

煮干し

香川県西側の燧灘、特に伊吹島は煮干し(イリコ)の名産地として、全国に知られており、漁業者自ら漁獲から加工まで行い、鮮度抜群の煮干しが生産されています。


煮干し(イリコ)

干しエビ

県内では、1,000トン前後の小エビ(サルエビ、アカエビ、トラエビなど)が漁獲され、エビせんべいやかき揚げの材料に使用されるほか、干しエビに加工され、そうめんの出汁用に用いられます。


干しエビ

焼ノリ・味付ノリ

香川県産乾ノリは、香川県漁連の共販で全国の商社によって購入され、全国各地で焼・味付ノリ等に加工されますが、そのうち一部は県内の加工会社で焼ノリ、味付ノリ等に加工され、販売されています。

11から12月に最初に摘み採る初摘みノリは、柔らかく、香り、旨味の高い高級品です。基準をクリアした「“初摘み”香川県産ノリ」を原料とした加工品について、平成21年度から認証制度が設けられました。

「“初摘み”香川県産ノリ」認証マーク

(3)漁協女性部によって開発された加工品

漁協女性部が地域で水揚げされる漁獲物を用いて、水産加工品を製造し、地域のイベントや道の駅などで販売しています。

商品一覧
商品名 開発した女性部 問合せ先 備考
牡蠣の燻製 鴨庄漁協女性部 (087)894-1056 鴨庄漁協HP(外部サイトへリンク)
ゲタのあめ煮・鱧天(はもてん) 四海漁協女性部 (0879)64-6001 期間限定

牡蠣の燻製

鱧天(はもてん)

ゲタのあめ煮

 

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