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公開日:2020年12月10日

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香川県 高松琴平電鉄連続立体交差事業

本事業は、諸般の事情で中止しました。

事業の目的

本事業は、高松市の中心市街地を南北に走行している琴電を高架化することで、地域の分断や交通渋滞及び踏切事故を解消するとともに、新しい都市拠点「サンポート高松」へ高松築港駅を移転し、電車の乗り入れを行うことで、交通結節機能を強化し、県都高松市の都市機能を一層向上させることを目的として整備するものです。

事業の概要

  • 事業者:香川県、高松市、高松琴平電気鉄道株式会社
  • 工事延長:(琴平線)2,586m、(長尾線)956m
  • 踏切除却:28箇所
  • 駅施設:高松築港駅、片原町駅、瓦町駅

事業の経緯

本事業は、平成12年3月2日に都市計画事業認可を受け、これまで用地買収等を順次進めてきましたが、「琴電の経営破たんによる再生計画への移行」、「地価下落に伴う琴電の連立事業負担金への影響」、「香川県・高松市の厳しい財政状況」など、計画当初には、予想できなかった大きな社会経済情勢の変化がありました。

このようなことから、平成16年に発表された財政再建方策に沿い、平成16年度香川県公共事業再評価委員会に諮問し、平成17年2月16日に、「事業の一時休止」の答申が出され、これを受け県は平成17年度から事業を一時休止してきました。

再評価委員会より引き続き検討すべきとされた「本町踏切などの交通混雑の解消及び安全性の確保」、「サンポート高松への乗り入れによる交通結節機能の強化」といった課題について、国・県・高松市・琴電などの関係者や学識経験者等で構成する高松琴平電鉄交差問題等検討委員会を設置し、平成17年度から平成21年度まで当初計画案の見直しも含めて調査検討を行いましたが、その中で残った3案(現計画案、鉄道高架区間短縮案、道路高架案)いずれについても、事業費等の課題があり、すぐに実施すべきではないという結論となりました。

そのような中、前回再評価から5年経過したため、平成21年度再評価委員会に諮ることとなりましたが、社会経済情勢や県の財政状況は依然として厳しいことから、平成21年10月23日に平成21年度香川県公共事業再評価委員会に「事業中止」で諮問を行い、平成22年2月10日に同委員会より「事業中止」の答申が出され、平成22年3月31日をもって、事業を中止しました。

経緯

日付 内容
平成10年7月10日 都市計画決定
平成12年3月2日 都市計画事業認可
平成13年12月7日 琴電が民事再生法の適用を申請
平成14年6月29日 琴電の再生計画認可が確定
平成16年10月14日 「財政再建方策の概要」を発表
平成16年12月6日 平成16年度香川県公共事業再評価委員会に「事業の一時休止」で諮問
平成17年2月16日 同委員会は「事業の一時休止(条件付き)」を答申
平成17年2月21日 事業の一時休止を表明(2月県議会定例会)
平成17年7月27日
~平成21年5月29日
高松琴平電鉄交差問題等検討委員会(全5回)
平成21年10月23日 平成21年度香川県公共事業再評価委員会に「事業中止」で諮問
平成22年2月10日 平成21年度香川県公共事業再評価委員会より「事業中止」の答申

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