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公開日:2020年12月10日

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平成28年度受賞作品「税について」

「税について」

三豊市立豊中中学校3年 女子

この前テレビの番組を見ていると消費税の話をしていました。消費税は、今は8パーセントですが数年後には10パーセントになるそうです。家族のみんなは、「消費税が上がると物の値段が上がるようでいやだな。」と言っていました。しかし税金は本当に嫌なものなのでしょうか。

私は、税金のことが気になり父に聞いてみました。すると「この前使ったばかりやで。」と言われました。実は私は一ヶ月前、手首が痛くて病院に行きました。そのとき気づいたことがあります。それは、大人は診察代を払っているのに、私は赤いカードを見せるだけで済むことです。その赤いカードとは「子供医療費受給資格者証」のことです。私達中学生以下の診察代は、税金でまかなわれているそうです。それと、先日通学路に新しい交差点ができました。以前は道幅も狭く、信号機もないようなところでした。しかし、交差点ができたのと一緒に信号機や歩道も付き通学の時間も短く、安全に登校できるようになりました。

父によるとそれらの道路や制度は私たちが払っている税金で作られているそうです。その他にも、私達の生活には税金によって成り立っているものがたくさんあります。

たとえば毎日使っている教科書です。教科書は税金によって無償で支給されています。また、平成24年度の公立学校の生徒一人当たりの年間教育費負担額は中学生で約99万3000円にもなるそうです。つまり私たちは税金のおかげで安心して病院を利用でき、安全に中学校に通え、充実した授業を受けることができるのです。

このように、税金は私たちにとって決して無関係なものではありません。

この前のテレビ番組で消費税の話と一緒に少子高齢化の話もしていました。今日本では少子高齢化がどんどん進んでいるそうです。そして、私たちが働くようになった頃には今よりも高齢者が増え、高齢者を支える側の働き手とのバランスが崩れてしまうそうです。消費税はそれらを補い、社会保障を充実させるためにすごく重要な役割を担っています。私たちの生活は、消費税などの税金によって支えられていることがよく分かりました。

私は今まで税金と聞くと中学生には関係ない難しいものというイメージがありました。しかし、税金は私たちの将来にも大きく関係する大切なもので、一人一人が真剣に考えなければいけないものでした。そして私たちだけでなく、その次の世代「私たちの子供」にも非常に大きな影響を与えるものなのです。だから、私は税金の大切さやありがたみを十分に理解し、それを伝えられるようになりたいと思いました。そして、収入を得る社会人になったときには、きちんと納税していきます。納税することは、自分の手で自分の生活を守ることになるからです。

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