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公開日:2020年12月10日

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平成29年度受賞作品「幸せな税の使い方」

「幸せな税の使い方」

三豊市立高瀬中学校3年 女子

「医療費がかからないから助かるわ。」母はよくそう言います。私はアレルギー体質で内科や耳鼻科、眼科を掛け持ちしています。私が住んでいる市では中学卒業まで医療費負担がなく、それも税金で賄われていることを知りました。

今回税についていろいろ調べてみるとデンマークの税率が25%で日本の約3倍というびっくりするような記事を見つけました。デンマークの人はこんなに高い税金を払って本当に幸せに暮らしているのかなと思いました。しかし、デンマークは国民の幸福度ランキング世界一で国民はとても満足感を感じています。なぜ国民の負担が大きいのに国民は幸せに暮らせているのかというとデンマークは福祉国家といわれるほど医療や福祉に力を入れています。例えば医療費は無料で老人になると介護サービスが無料でおこずかいまでもらえます。だから国民は自分のしたい事を楽しんで将来のために貯金をしたり、老後の心配をする必要もない夢のような暮らしをしています。

ですが日本は税率が少しでも上がることに対して不快感を感じたり、お金があるのに滞納する人がでてきます。ではどうすればデンマークのようにみんなが前向きに税金を払えるのか考えました。それはデンマークのような福祉や子育てなどで困った時に助けてもらえるシステムをつくることです。日本は今、高齢化が進んでいたり、保育園不足などで子育てが大変というような問題があります。だからそういう問題を少しでも解決するようなシステムができたらいいなと思います。それとどのくらい税金が集まってどんな事にどれくらい使われているのか国民が知れるようにすることです。こうすることで不公平感がなく、みんなが安心して税金を払うことができると思います。あとみんなが税金のことをしっかり理解することも大切だと思います。もちろん国民が税金について知る努力も大切ですが、国や地方自治体がみんなに知ってもらう努力をすることも大切だと思いました。税金についての正しい理解があるとみんなが納得して税金を払ってもらえるし、滞納する人も減ると思います。

私は今回税について調べて税のしくみのおかげで私たちの安心安全な生活が成り立っているんだなと思いました。そして国と国民との間の信頼関係をもっと深めて、国民が幸せだと思える社会ができたらいいなと思いました。これからは、私ももっと税金について学び、自分が税金を納める歳になったらきちんと納めたいと思います。

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