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複式簿記講座

簿記原理@ 資産・負債・資本と貸借対照表 (第2回)

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 貸借対照表とは、農業経営の財政状態を明らかにしたものです。経営に必要な資金の運用状況(資産)とその調達源泉(負債・資本)に区分して表します。

  • 資産−経営者が所有している金銭や物及び債権(将来、支払いを受ける権利)です。
    (現金、預金、、未収金、建物、農機具、車両など)
  • 負債−経営者が資産を手に入れるときに他人からの借入金などを使った場合の将来支払わなければならない残高です。
  • 資本−「資産総額」から「負債総額」を差し引いたものです。資本は、その経営の真の持分を意味し、「正味財産」とも言われます。
 資産、負債、資本は次の算式で表せます。

 資産−負債=資本

 これは、資本等式と呼ばれ、簿記の基本となる重要な公式です。

 企業は創業時に一定の資本金をもって開業しますが、家族農業経営は先祖元来の経営であり、資本の概念がありません。そこで、資産、負債をそれぞれ計算し、資産から負債を差し引いて資本(資本金)を計算します。
 資産が目に見える具体的形をとるのに対し、負債・資本は目に見えません。資産を表側とするなら、負債・資本はその裏側で、持ち分が誰であるか、他人から借りた資金なのか、自己資金なのかを示しています。

 こうしたことから資本等式を書き直してみると次の算式となります。

 資産=負債+資本

 これは、貸借対照表等式と呼ばれ、資本等式と並ぶ重要な公式です。この貸借対照表等式を数字で具体的に表したものが次の貸借対照表です。

 経営をしていく中で、財産状態は絶えず変化していきます。しかし、貸借対照表は、ある一定時点における経営財務の断面図を表しているに過ぎません。期首と期末(個人であれば1月1日と12月31日)に必ずこれを作成し、財産状態を表示します。
 また、確定申告において、青色申告の場合はこの貸借対照表を添付することによって、最大で55万円を控除できます。
 なお、簿記をつけ始める場合は、納屋や農機具などの取得年月、取得価格、近代化資金などの借入残高などを調べる必要があります。