ページID:12256

公開日:2020年12月10日

ここから本文です。

ほ場の準備、肥料散布、耕起~定植(9月下旬)

それでは、A氏のほ場での栽培状況を見て行くことにしましょう。
このほ場では、1~3月獲りのブロッコリーを栽培します。栽培品種は「エンデバー」で、耐寒性と低温肥大性にすぐれる厳寒期どり用の晩生種です。晩生種なので9月中旬の定植に努めなくてはいけません。
稲刈りの翌日(9月22日)に、ほ場に基肥を施用し、土とよく混ぜ、なじませる作業を行いました。

1)ほ場の準備

肥料設計は県標準を参考に実施しました。(基肥)

先に石灰質肥料等を散布します。(約2時間)

トラクターで粗く耕起して稲の株を切断します。

2)肥料散布・耕起・うね立て

残りの基肥(複合肥料)を施用します。

続いて深く耕起して、土とよく混ぜ、なじませます。

機械植えするため、うね立ては丁寧にします。

うね幅、うね髙に注意してうね立てをします。

水田での栽培では、排水をよくするため溝を通します。

うね立てが終了しました。(うね幅は140cmです。)

3)定植

セル成型苗で播種後20~25日(本葉3枚まで)の若苗を定植します。現在JAでは、育苗や定植等について作業支援を実施しているので、苗はあらかじめJAの営農センターに手配しておきます。定植は9月24日(日曜日)に行い、オペレーター3名の協力を得て全自動移植機を使用したところ、苗シート24枚分の定植が約45分で完了しました。しかし、定植のチェック(深植えと練植えを避ける)や潅水等を行うと、やはり1日仕事になりました。
定植作業の行程は、つぎのとおりです。

朝8時、ほ場に集合!

1シート当たり220本の苗がセットされています。

待機中の全自動移植機です。

移植機に苗をセット。

株間28cmで定植しました。

次々と苗を追加します。

オペレーターの連携により
効率的に定植が行われます。

定植のチェックをします。
(これは手作業です。)

最後に、株元へ潅水して活着を促進します。(夕方4時すぎ)

定植直後 ブロッコリー(本葉2枚)

定植直後のブロッコリー(本葉2枚)H18年9月24日

定植1週間後 ブロッコリー(本葉3枚)

定植1週間後のブロッコリー(本葉3枚)H18年9月30日

 
 
 

このページに関するお問い合わせ