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公開日:2020年12月10日

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ただいま、栽培中!

「ただいま、栽培中!」は、香川県内の農家のご協力をいただき、ほ場で栽培している農作物の生育状況を紹介するコーナーです。季節を通した農作業の様子や病害虫の防除対策等を経時的に整理しますので、栽培開始から出荷までの栽培履歴を知ることができます。
農業を始めたい方や、農作業の様子が知りたい方の参考となれば幸いです。どうぞ最後までおつきあいください。

週末農業実践レポート

それでは、営農スタイルでいうと「週末農業」の分野に属するA氏のほ場におじゃまして、その栽培状況をレポートしていきたいと思います。
A氏のほ場では、表作が「水稲」で、裏作が「ブロッコリー」を栽培しています。これから約1年間にわたり、このほ場での栽培の様子を経時的に報告していきますが、時期的な都合もあり、表作の「水稲」の栽培履歴は、9月下旬の稲刈りからとなります。

水稲・ブロッコリー

水稲

水稲の品種は「はえぬき」、香川県では平成15年から採用された早生品種で、稲が倒れにくく、品質と食味がよいのが特徴です。県内の平坦地での栽培に向きますが、品質の向上のためには、6月20日植えが基準となっています。

収穫作業(9月下旬)

ブロッコリー

ブロッコリーはキャベツの仲間で、地中海沿岸地方が原産地。日本には明治の初めにキャベツとほぼ同時に導入されましたが、当時はあまり普及しませんでした。食生活の洋風化が進んで、消費がのびてきましたが、香川県では昭和40年代から栽培が始まり、40年代後半から全県に栽培が広がりました。現在では、緑色保健野菜として認識され、消費が増加しています。
栽培管理が比較的粗放で、生育期間も短く、安定した収穫が望めるので、「週末農業」に適しています。ただし、水田地帯で栽培する時は、高うねにするとともに排水を良くする必要があります。また、連作すると病害が多くなるので、2~3年の輪作が推奨されています。
 

 
 
 

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