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公開日:2021年8月25日

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香川県美術展覧会(県展)の歩み

アート

目次

 

第84回香川県美術展覧会展示風景

第84回香川県美術展覧会

展示風景

これまでの県展

小林萬吾小林萬吾

「県展」の名で親しまれている香川県美術展覧会は、昭和9年(1934)5月に第1回が開催されました。令和3年に85回を迎える香川の県展は、全国で最も長い歴史がある県主催の公募展です。
この展覧会が創設された目的は、中央で活躍する本県出身作家の活躍ぶりを、その作品をとおして県民に紹介することで、郷土の美術工芸に刺激を与え、若い作家を育てようというものでした。その目指すところは時代の変遷とともに形を変えて受け継がれ、「アート県かがわ」を生み出す土壌の一つとなりました。

県展の創設に力を尽くしたのは、広島晃甫(日本画)、小林萬吾(洋画)、猪熊弦一郎(洋画)、池田勇八、小倉右一郎、国方林三、新田藤太郎、藤川勇造(以上、彫刻)、北原千鹿(工芸)ら、それぞれ第一線で活躍していた官展の重鎮やモダンアートのトップリーダーたちでした。県内外から集めた作品は約100点。大半がはるばる瀬戸内海を越えてやってきました。
90年近く前の当時の県展は香川県の文化振興の出発点でもあり、その華やぎは今も変わらず続いています。

 

終戦後、やがて県展は美術界への扉となり、自己へのチャレンジという意味合いも持つようになります。昭和30年代から40年代にかけて、県展では若手作家が様々な表現方法を確立させながら台頭してきます。この中には文部大臣奨励賞などの受賞を機に、中央に躍進する作家やダイレクトに国外との交流を深める作家が現れました。

速水史朗「女」第25回香川県美術展覧会/文部大臣奨励賞/昭和35年

速水史朗「女」

第25回香川県美術展覧会

文部大臣奨励賞

昭和35年

hananot

濱野年宏「日輪賛歌」

第33回香川県美術展覧会

文部大臣奨励賞

昭和43年

高度経済成長期を経て、昭和60年代から今日に至り、生活は多様化し、人々の間では趣味の充実が図られるようになりました。カルチャースクールをはじめ、絵画や陶芸、写真教室などが充実し、趣味を深める機会がますます増えました。県展においても、プロ、アマの隔たりなく応募されるようになります。昭和30年代には約400点の出品数でしたが、写真部門が加わった昭和50年代には約1000点、平成に入ってからは最大1400点以上もの出品がありました。これは、美術を愛好する人々の広がりを示しています。一般に趣味を深める機会が増えたことは、出品数だけでなく、力作が増えたことにも反映しています。

 

これからの県展

近年、場所や空間を作品として体験させる芸術として、インスタレーションが隆盛となり、美術館やギャラリー、あるいは地域アートプロジェクト等で親しむ機会が増えました。しかし、この分野での県展への挑戦はまだまだ少ないようです。出品規定という制約がある中での表現にはなりますが、例えば「SNS×アート」のような現代的で刺激に満ちた新たな表現の登場が期待されます。

香川県立高松工芸高等学校美術科2年生「3分間あったら何する?」香川県美術展覧会?これまでの県展と、これからのケンテン-/令和2年

香川県立高松工芸高等学校美術科2年生

「3分間あったら何する?」

香川県美術展覧会-これまでの県展と、これからのケンテン-特別展示

令和2年

 

新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う県立ミュージアム臨時休館により、令和3年度の県展は一般公開できませんでしたが、展覧会場の様子や入賞作品等の解説を、インターネットで動画発信しております。

ぜひお楽しみください。

香川県立ミュージアムYouTubeチャンネル(外部サイトへリンク)

 

 

 

このページに関するお問い合わせ

政策部文化芸術局文化振興課

電話:087-832-3782

FAX:087-806-0238

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