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「塩飽勤番所は、塩飽領を統治する役所として1798年(寛政10年)に建築されました。当時3人の年寄(としより)が、交代で勤務したので勤番所といいます。
勤番所とよぶ建物は、全国でここ本島にしか残っていない貴重な歴史遺産で、1970年(昭和45年)に国の史跡に指定されました。
1977年(昭和52年)に復元工事が施行された後は、歴史資料館として一般に公開しています。館内には、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康らの朱印状、名奉行として知られた大岡越前守の漁場の裁許書、日本人の手によってはじめて太平洋を横断した、咸臨丸(かんりんまる)乗組員の遺品など、塩飽の歴史を物語る資料が展示してあります。」
史跡塩飽勤番所顕彰保存会
会長 吉田 智彦さん
TEL:0877-27-3540
営業時間:9時~16時
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
入場料:大人200円/小人100円
笠島は、塩飽水軍の拠点として古くから開かれた港町です。香川県で唯一、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。江戸から大正の名残を残す町並みには、「塩飽大工」と呼ばれた名工たちによって手がけられた、漆喰塗りの白壁、なまこ壁、千本格子窓、虫籠(むしこ)窓、矢来(やらい)、持ちおくり、むくりなどが現在も美しい状態で保存されています。
1988年(昭和63年)に一般公開された、江戸時代後期に建てられた商家の建物で、真木(さなぎ)邸と呼ばれています。入場者には観光案内を行っており、中ではティッシュカバーなどの布製品の土産物も販売しています。また、センターのすぐ近くには、「大倉邸」という江戸時代後期の建物を改修した自炊型の民宿があります。トイレや冷蔵庫、炊飯器などの各種設備がそろっており、中庭でバーベキューを楽しむこともできます。予約や問い合わせは、笠島まち並保存センターで受け付けています。
笠島まち並保存センター
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
入館料:大人200円/小人100円
問合せ:0877-27-3828
アクセス:本島港から徒歩約25分
「観光案内所は、本島港に隣接していて、島の観光の拠点になっています。塩飽水軍の拠点や島の歴史に関する資料を見ることができ、特産品を購入することもできます。有志の手による咸臨丸の大型模型、本島の立体模型などが展示さてれいて、本島の地形がよく分かるようになっています。また観光ガイドや地図の無料配布も行っていますので、気軽にお立ち寄り下さい。」
「本島の魅力は、古い街並みやお寺が多く残っていることです。
また、春に咲く山ツツジはとても綺麗で、私が子どもの頃には、本島でのお花見といえば、桜ではなくこのツツジを見に行くことをさしていました。本島港には、目の前にレンタサイクルやバス停があるので、観光時にご利用ください。」
TEL:0877-27-3077
営業時間:8時~17時
定休日:木曜日
島の西部の生ノ浜の近くには、「ゆるぎ岩観音」と呼ばれる如意輪観音(にょいりんかんのん)があります。岩に彫られた如意輪観音の上に乗った大岩が、落ちそうで落ちずにグラグラと「ゆらぐ」ことから、この名前が付いたといわれています。
また、拝むと歯痛が治るといわれ、「歯痛の仏様」として信仰されていたそうです。
アクセス:本島港から自転車で約20分(途中上り坂あり)
“マッチョ通り”
笠島まち並み保存地区には通称「マッチョ通り」という変わった名前の通りがあります!かなり気になったので、まち並み保存センターの方にお話を伺ったところ、過去には「町通り」と呼ばれ、栄えた通りだったそうですが、段々となまって今の「マッチョ通り」になったそうです。他にも「東小路」「田中小路」「神社通り」など、様々な通りがあります。どの通りも、湾曲していたり、道幅を変えるなど、見通しが利かない工夫がされいてます。ワクワクする作りの古い路地に心踊りますよ。
環境省選定快水浴場百選のひとつ。白い砂浜と澄みきった青い海。さらにその奥には瀬戸大橋を真横から一望できる絶景スポットです。
アクセス:本島港から徒歩約5分
遠見山の山頂は標高107m。本島で1番の見晴らしスポットです。全てが見渡せるパノラマの爽快感が味わえます。
アクセス:本島港から徒歩約40分
「山寺」の愛称を持つ正覚院は、行基の開基と伝えられていて、約1300年の歴史を持つ由緒あるお寺です。本尊は秘仏ですが、塩飽大工の手による建物、彫り物を見ることができます。毎年7月第3日曜日に行われる火渡りの荒行がよく知られています。
アクセス:本島港から徒歩約40分
日本武尊に縁のある鳥を祭る神社で、金比羅金丸座に携わった塩飽大工が建てたものです。境内には、江戸末期に建てられた芝居小屋、千歳座が残っています。
アクセス:本島港から徒歩約5分
大潮の日には、沖合1.5kmに南北2km、東西800mの広大な洲が出現します。
アクセス:本島港から徒歩約1時間
1934年(昭和9年)、国立公園として第1次指定を受けた瀬戸内海国立公園の中でも、備讃海域に点在する塩飽諸島の中心島。秀吉以来、自治権を安堵(あんど)されていた人名(にんみょう)制度の中心島で、人名から選出された4人の年寄によって政治が行われ、江戸時代は天領として明治維新まで人名の自治が続きました。年寄衆が政務を執った塩飽勤番所(しわくきんばんしょ)をはじめ、歴史・文化財の宝庫としても有名で、笠島地区には、国選定の重要伝統的建造物群保存地区があります。
2004年(平成26年)4月1日現在の運賃です◆
※時刻表・運賃について、詳しくは各ホームページにてご確認ください。
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