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公開日:2020年12月10日

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セーフガードの本発動に関する意見書

我が国では、食料・農業・農村基本法の下、食料自給率向上の目標を掲げ、農業の持続的な発展を図るべく各般の施策が展開されているところであるが、昨今の輸入農産物の増加は、国内農業に大きな影響を及ぼしている。
このため、国においては、本年4月、ねぎ、生しいたけ、畳表の3品目を対象にセーフガードの暫定措置を発動する一方、競争力強化に向けた構造改革に取り組んでいるところである。
しかしながら、国内産地の競争力の強化を図るためには、一定の期間が必要であるにもかかわらず、政府及び民間レベルにおける中国との二国間協議は、現段階に至っても交渉が進展していない状況である。
こうした中、セーフガードの暫定措置の期間が終了し、本発動がなされなければ、再び輸入の急増により、価格の下落を招来し、生産者の経営を圧迫するとともに、産地の構造改革に向けた取り組みが困難となるのみならず、産地の崩壊にもつながりかねない。
よって、国におかれては、国内産地の構造改革に必要な猶予期間を確保するため、ねぎ、生しいたけ、畳表についてセーフガードの本発動を実施されるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成13年10月17日

香川県議会

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