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公開日:2020年12月10日

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地球温暖化防止に資する森林整備対策の確実な推進を求める意見書

我が国の国土の7割を占めている森林は、木材の供給はもとより、安全な国土の形成、水源のかん養、生物多様性の保全など多面的な機能を有しているが、特に、近年、地球温暖化の主要な原因であると言われている二酸化炭素の吸収源としても注目されている。
京都議定書では、我が国の温室効果ガスの削減目標6%のうち、3.9%を森林による吸収量で確保することとしていることから、削減目標の達成のためには、森林の整備を進めていくことが不可欠である。
しかしながら、林業経営を取り巻く環境は極めて厳しく、国産材の価格低迷が続く中で、間伐などの必要な手入れや伐採跡地への植林が行われないままになっており、このままでは、森林の二酸化炭素吸収量の確保ができなくなるばかりか、森林の有する多面的な機能が大きく損なわれる恐れがある。
適切な森林整備は、木材の利用を通じて森林・林業の活性化を図るとともに、過疎化が進む山村地域の活性化に寄与するものでもあり、極めて重要な政策課題である。
よって、国におかれては、森林整備の諸対策を一層充実させ、森林の持つ多面的機能を高めるとともに、地球温暖化防止に資する森林整備対策の確実な推進を図られるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成16年7月9日

香川県議会

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