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公開日:2020年12月10日

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年金記録漏れ問題に関する意見書

社会保険庁の年金記録漏れ問題については、5,000万件もの記録が未統合のままであること、また統合に向けた対応が進んでいないことなどが明らかになり、国民に大きな不安をもたらしている。
また、年金記録がないことを理由に、本来支給されるべき年金を受けとれないケースや請求しても支払われないケースも発生している。
5年の時効を超えた場合でも全額支払われる特例法が制定されたり、年金記録問合せの電話相談にフリーダイヤルを設けるなど一定の対応がなされてはいるが、国民の不安を解消するには至っていない。
このような状況は、国民の年金制度に対する信頼を根幹から揺るがすものであり、社会保障制度そのものの存続に重大な影響を与えるものである。
よって、国におかれては、早急に次の対策を講ずるよう強く要請する。

  1. 年金記録相談体制を確立し、国民に対し速やかに情報を提供すること。
  2. 年金記録を早急に適切なものに整備し、国民が納付した保険料に見合った年金を受けられる安心できる体制を整備すること。
  3. 今回の問題に係る事実関係を解明し、今後同様な問題が再発することがないよう、再発防止に向けた制度を整備すること。
  4. 保険料納付の確認に当たっては、国民に挙証責任を負わすことなく、国の責任において確認を行うこと。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成19年7月11日

香川県議会

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