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公開日:2020年12月10日

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悉皆方式による全国学力テストの継続実施とさらなる充実を求める意見書

全国学力テストは、国、教育委員会及び学校が、教育及び教育施策の成果と課題を検証・把握し、その改善を図るとともに、各学校が児童生徒一人ひとりの学力や学習状況を把握し、教育指導や学習状況の改善などに役立てることを目的として、平成19年度から実施されているものである。これまで3回実施される中で定着し、分析結果に基づく学校現場での学力向上への取り組みも根付き始めたところである。
ところが、これに対して、川端文部科学大臣は、「学力の変化を測るには、抽出調査でよい」という考え方から、小学校6年生と中学校3年生の全児童生徒を対象とする現行の悉皆方式を抽出方式に変更するとの方針を表明した。また、先に行われた政府の行政刷新会議による事業仕分けにおいても、同様の観点から「関係予算の大幅縮減」との判定がなされたところである。
しかしながら、このテストの目的を十分に達成するためには、引き続き、全児童生徒を対象としてテストを実施し、児童生徒一人ひとりの調査結果を得ることが必要不可欠である。
よって、国におかれては、世界最高水準の義務教育を実現するため、小学校6年生と中学校3年生の全児童生徒を対象とする全国学力テストを継続して実施するとともに、その調査結果を最大限活用するなど、さらなる充実を図られるよう強く要望する。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成21年12月15日

香川県議会

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