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商工労働部
産業政策課
産学官連携・国際戦略グループ
主任 真鍋勲生(一般行政事務)
〈プロフィール〉
2013年入庁。交流推進課、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)東京本部派遣、同バンコク事務所派遣などを経て、2019年4月から現職。高松市出身。
優れた製品や高い技術力を持つ県内企業の海外展開、それを担う海外ビジネス人材の育成を支援しています。
タイ・バンコクでの展示会
貿易実務講座
知的財産対策講座
主に県内製造業者を対象に、企業ニーズが高い東南アジアのうち市場性や成長性が見込まれるタイやベトナムを中心とした海外展開についての支援を担当しています。
一口に海外展開支援と言っても、企業の海外への取組みの進捗段階により、必要とされる支援内容が異なります。例えば、新たに世界市場に向かう企業は、複数の国・地域における市場調査により、自社がターゲットとする国・地域を選定することから始まり、その後は、海外で開催される展示商談会への参加、製品の輸出入、海外に事務所などの拠点を設置というように、それぞれの段階に応じて、後述する日本貿易振興機構(ジェトロ)をはじめとした関係団体と協力して支援を行っています。県が海外展示商談会への出展支援を行ったり、企業が参加する展示商談会に同行・サポートを行うこともあります。
また、企業が海外事業に取り組む上で必要不可欠な、海外ビジネスを担う人材を育成するため、ジェトロ香川事務所と共同で、貿易実務講座や海外における知的財産の重要性などをテーマにしたセミナーなどを年間を通じて開催しています。
入庁前に考えていたイメージと異なり、想像以上に様々なことに挑戦するチャンスと、自己を成長させる機会に恵まれていることです。
私は学生の頃から、中小企業振興、特に海外を視野に入れて活動する企業に対する支援業務に携わりたいと考えていたのですが、貿易や海外投資の専門機関であるジェトロの東京本部に1年、タイのバンコク事務所に2年の計3年間出向し、海外ビジネスを肌で学ぶ機会をいただきました。
日本の常識だけでは対応できないタイの商慣習や、仕事の進め方に悩むことも非常に多かったのですが、貿易実務や海外展開に臨む企業への支援方法や勘所を学ぶことができたのはもちろんのこと、タイを中心にしたメコン地域の国々に仕事にはとどまらない縁ができたと思っています。
その経験は、現在の業務に直結しており、大いに生かすことができています。
県庁の仕事は、想像以上に多岐にわたっており、様々な能力、知識、経験が求められます。公務員を目指すみなさんが大学などで学ばれていること、社会人として経験されていることは、県職員に求められていることの一つだと思います。それを香川県のために生かしていただきたいと思います。みなさんと一緒の職場で働ける日を楽しみにしています。
(掲載内容は、令和3年2月現在のものです。)
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