オオカミガイ目オカミミガイ科
ナギサノシタタリガイ  Microtralia acteocinoides
絶滅危惧I類(CR+EN)
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海岸地域に広く分布しているが、限られた環境下で生息しているため生息個体数は少なく、海辺の改変により生息数がさらに減少している。
殻は微小で右巻き。殻高約4o、殻径約2o、殻色は白色で光沢がある。殻は卵形でやや薄く、殻表は平滑で、殻口は大きく殻口内部に襞を有する。
海岸地域において、潮間帯の礫間や打ち上げ堆積物の下に生息するが、殻が微小であるため、その生息の確認は困難である。
全国的に広く分布しているが、生息環境が限られており、生息が確認された地域は少ない。香川県では小豆島の2箇所での分布が確認されている。
小豆島で確認された2箇所の産地のうち、1箇所では生貝が多産していたが、もう1箇所は海岸に打ち上げられたものであり、その生息は確認できなかった。
埋立て等による工業用地造成等のため自然海岸が減少し、生息環境はかなり狭められており、今後海辺の改変の影響で絶滅する危険性がある。
(矢野重文)