人と自然が共生する持続可能な豊かな海を目指して

ホーム >>里海女子・里海男子>> 武田くん(大学生)のカヤックツアー体験レポート

武田くん(大学生)のカヤックツアー体験レポート

無人島に上陸作戦!@東かがわ

平成26年8月6日

「カヤックに乗って、無人島に上陸する」その言葉に惹かれ、東かがわに向かった。8月6日、曇りときどき晴れ、夏真っ盛りだった。真夏の無人島上陸作戦の始まりである。

今年で21歳になるが、いくつになっても「無人島」というワードを聞くとワクワクする。山田海岸という浜に着くと、沖合にいくつか島が見えた。私は近い!と思った。しかし、ガイドの方が教えてくれた。「海は遮るものがないから近く見えるけど、島までは1キロくらいある。」と。すでに探検は始まっていた。海が私を呼んでいた。さっそくカヤックを担ぎ上げ海へ向かった。

探検隊のメンバーは、全員で6名。2人乗りのカヤック3艇が穏やかな瀬戸内海に浮かんでいる。すこし靄がかかった海は幻想的な雰囲気である。その先に、ゴツゴツした岩に覆われた2つの島がある。男島と女島である。龍神伝説が残るこの2つの島に接近すると、その凄さがわかる。島を囲む岩がギザギザしている。これが柱状節理という岩の形状らしい。無数の立方体がブロックのように積み重なっている。その姿がまるで龍の皮膚のようにも見えた。

男島をカヤックで周回する。すると、ギザギザの岩たちの間にぽっかりと切れ目が姿を現す。入り口からはその先が見えないほど深い洞窟である。勇敢なメンバーの1人が、潜入を試みた。しかし、洞窟はまるで来る者を拒むかのようだった。洞窟内の波が強く断念せざるをえなかった。この洞窟への潜入は、今後の私たちの課題となった。

2つの島を回りきる頃、私たちは少し成長しているように思えた。カヤックの操作、勇気、そして楽しむ気持ち。しかし、ここまではまだ序章に過ぎなかった。探検隊の進む方向はるか先に新たな島が現れた。絹島である。次の探検が始まった。なにより、まだ上陸をしていないのだから。

約1キロのカヤックの旅。途中、イワシの群れに出会った。香川名物いりこである。子供の頃、なぜ海の中で出汁が出てしまわないのかと考えた人は多いだろう。時折、興奮したイワシたちが水面を飛び跳ねた。しかし、それ以外は水面がざわめくことなく穏やかであった。その中を一心不乱に漕ぐ。ペアのメンバーと息を合わせて漕ぐ。息が合わないとまっすぐ進まない。私たちのカヤックは案の定、ジグザグ運転で絹島へ向かっていた。そして、気が付くと着いていた。とにかく岩がすごい。中でも、驚いたのがこの写真の岩の切れ目である。我々探検隊は、さっそく潜入を開始した。カヤックは吸い込まれていった。ここでも、勇敢なメンバー2人が「この中を泳ぎたい」と発言し、海へ飛び込んだ。大迫力だったに違いない。

その後、満を持して絹島に上陸した。軽食を取り、疲れた体を癒した。この探検も終わりが近づいてきた。なんとこの体験、半日コースである。東かがわ市でのカ ヤックツアー。気軽に非日常を味わうことができる。

少年のように遊んでみないか。無人島に上陸してみないか。海があなたを呼んでいる。

 

参考:東かがわ市ニューツーリズム協会ホームページ

 

山川里海