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公開日:2019年9月1日

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令和元年9月号 知事のコラム No.91 香川漆芸×瀬戸内国際芸術祭

香川漆芸×瀬戸内国際芸術祭

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瀬戸内国際芸術祭では、夏会期から高松港近くで「北浜の小さな香川ギャラリー」が開催されました。香川の工芸品や特産品などをテーマとして、瀬戸芸らしい仕立てでその魅力をアピールするもので、この中に香川漆芸が取り上げられています。会場では6点の漆芸作品が展示されていましたが、いずれも香川県漆芸研究所の修了者が在所中に制作したものです。研究生の作品といっても数多くの中から選ばれたレベルの高いものばかりで、加えてどれも若者らしい新鮮な感性にあふれた作品となっています。

香川漆芸の伝統は江戸時代に登場した天才漆工・玉楮象谷に始まります。象谷は、それまで主流だった蒔絵などの技法に飽き足らず、新たな技法を創案します。それが今に伝わる蒟障?E彫漆・存清で、これら三技法はいずれも精緻な彫りと豊かな色彩を特徴とし、従来にはない多彩な表現を可能とするものでした。

その伝統を後世に伝えるための施設として、県漆芸研究所があります。昭和30年の設立以来、450人以上の修了者を送り出していて、今も、全国からやってきた若者達が、香川でしか学ぶことのできない技法の修得に励んでいます。

香川漆芸においてはこれまで5人もの人間国宝を輩出していますが、そのうちの一人は県漆芸研究所出身です。漆芸作家となった修了者の中から6人目の人間国宝が誕生するかも知れません。

瀬戸芸には、若者を中心とした皆さんが国内だけでなく世界各地からお越しになっています。多くの皆さんに新しい感覚の漆芸作品をご覧いただき、香川漆芸に少しでも興味を持っていただければと願っています。

北浜の作品は、9月28日から始まる秋会期も引き続き展示されます。男木島の「漆の家」とあわせてぜひ一度ご覧になってください。

香川県知事 浜田 恵造

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