ここから本文です。
東日本大震災から10年が経過し、改めて、犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
被災地では、官民を挙げた懸命の努力により、住宅再建は着実に進み、インフラや産業の生産設備の復旧は概ね完了したとのことです。しかし、コミュニティ形成や生活再建に関する相談支援など、復興のステージに応じた切れ目のない被災者支援や、新たなまちの基盤整備、産業の再生など、今後も、復興の進展に応じて生じる課題にきめ細かく対応していく必要があると考えております。
県では、震災直後より、被災自治体へ継続的な職員派遣を行っており、被災地域の一日も早い復興に向け、引き続き、現地の状況やニーズを的確に把握し、少しでも被災された方々、被災地の力となれるよう、息の長い支援にしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
今後30年以内に「南海トラフ地震」が発生する確率が70%~80%とされる中、本県においても、いつ大規模地震が発生してもおかしくない状況にあります。
県では、東日本大震災をはじめとした昨今の大規模自然災害の教訓を踏まえ、県民の皆様の生命と財産を守るため、今後とも、各市町や防災関係機関と連携しながら、ハード・ソフト両面から防災・減災対策を総合的かつ計画的に推進し、「災害に強い香川づくり」に取り組んでまいります。
令和3年3月11日
このページに関するお問い合わせ