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幹事社:香川県議会議員選挙が昨日12日、投開票され、新しい県議会議員が決まった。全体を振り返っての所感と今後の新県議への期待や要望などを伺いたい。
続いて、後半戦となる高松市長選挙と東かがわ市長選挙が19日に告示される。とりわけ、高松市長選挙は12年ぶりの選挙戦となる。香川県にとっても大切な連携先である両市の首長選挙に対して、知事の所感を伺いたい。
知事:昨日、当選された14名の皆様に、心からお祝いを申し上げたいと思います。一部の方とはまだお会いできておりませんが、昨晩から今日の午前中にかけて、直接お祝いを申し上げてまいりました。重ねて心からお祝いを申し上げます。
今回、投票があった県議選の投票率は、48.64%と、残念ながら前回に比べて1.4ポイント下がりました。全国平均45.05%と比べますと3.59ポイント上回っております。
県選挙管理委員会では、報道機関のご協力をいただきながら、投票日当日まで広報車や広報船、チラシの各戸配布などにより広報に努めていただきましたが、結果的に前回より低い投票率にとどまったことは大変残念であります。
また、告示日には7選挙区が無投票となりました。様々な事情があろうかと思いますが、前回もお答え申し上げましたように、一般論としては、やはり有権者の方が投票を通じて代表者を選んでいくことが大切であると思います。そういった意思表示の機会を広げることができるように、投票率の問題とあわせて、我々としましても普段から政治への関心を高める努力をしていくことが重要ではないかと考えています。報道の皆様にも是非、ご協力を賜りたいと思います。
次に、4月26日の統一地方選挙の後半戦ですが、首長の選挙につきましては、ご指摘のとおり、県都である高松市、並びに東かがわ市で市長選挙が実施されます。
高松市は、県内人口の4割超を有する中核市として、様々な分野において県内自治体の牽引的な役割が期待されているところであります。また、東かがわ市は、手袋などの地場産業が集積する、東の玄関口の都市として重要な役割を担っていると思います。この両市の発展が本県の発展にとっても極めて重要であると考えています。
今後もそれぞれの市と連携し、一体となって、地方創生の取組みをはじめ各種施策に取り組んでまいりたいと考えており、このことからも今回の選挙は大変重要な選挙であると思っています。
記者:48.64%の投票率は、今回高松市選挙区が無投票ということで、高松市選挙区は県内でもいつも低く出ている所なので、高松市が実際無投票ということは、実質的に今回50%を下回ったということだが、更に実質もっと低かったのではないかと思う。その意味で県として、県選管として今後どのようにしていきたいのか伺いたい。
知事:前段の仮定の話で、そういった考え方も成り立つかもしれませんが、高松市が仮に選挙になっていれば、少数激戦ですので、おっしゃったように高松市の投票率が低くなり全体の投票率も低くなったとは限らないと思います。
いずれにせよ、先ほども申し上げましたとおり、政治への関心が問題であろうかと思います。そうしたことについて引き続き関心を高めていただき、参加していただくよう、行政として投票を強制するというような仕組みはなかなか難しいところですが、選挙管理委員会において一生懸命努力していただき、我々のバックアップも含めて、また議会の考えも含めながら全体として考えていかなければならないと思っております。
記者:鳥取県の平井知事が昨日、3選を果たした。平井知事は記者団に対し、安倍政権が進める地方創生に対して、政策提言をするためのグループを発足する考えを明らかにした。知事がこの動きに関わっていく予定があるかについて伺いたい。
知事:まだ、その記事を見ておりませんし、また、そういう呼びかけがきているかどうかの確認もできておりません。
知事グループの趣旨がどういったものか、まだよくわかりませんが、知事会として取り組んでいく話でありますし、知事会全体で進めていくことではないかと思います。
人口や地理的な条件など、いろいろな条件が同じであり、一緒に検討して情報発信していくことは、大変結構なことだと思います。ただ、鳥取県からお話を伺っておりませんので、現時点では具体的なところにつきましては、お答えしかねるかと思います。
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