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公開日:2016年12月20日

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知事記者会見 平成28年12月19日(月曜日)「香川県」

知事定例記者会見要旨

  • 日時:平成28年12月19日(月曜日)13時00分〜13時27分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

報告事項

交通死亡事故発生状況について

知事:今月12月に入ってからの交通死亡事故ですが、ご承知のとおり、10日土曜日に坂出市で自転車利用中の高齢の男性が大型のクレーン車にはねられるという死亡事故が1件ございました。そして、先週16日金曜日には丸亀市でこれも歩行中の高齢の男性が軽乗用車にはねられて亡くなられるという事故が発生しております。これらによりまして、昨日までの死者数は60人、人口当たりで昨日現在では全国ワースト3位、多い方から3番目ということであります。
事故件数あるいは負傷者数が減少する中で、死亡事故のみが大幅に増加しており、平成24年の81人以来、減り続けてまいりましたが、この流れが反転して4年ぶりに事故死者数が60人を超えていくという結果になっております。大変残念に思っております。
先の議会においても、テレビ・ラジオをはじめ、県民の皆様に向けての交通死亡事故抑止広報啓発活動の強化・継続についての予算をご議決いただきましたので、これからも切れ目なくこうした緊急対策を実施し、県警察による交通指導・取締りの強化と合わせ、年末年始にかけての死亡事故防止に、全力で取り組んでまいりたいと考えております。
今月10日から年明け1月10日までは、「県民総ぐるみで交通死亡事故ワースト上位からの脱却!」をスローガンとした「年末年始の交通安全県民運動」を実施しております。これからさらに年末に向けて慌ただしくなり、交通量も増えますので、また飲酒の機会も年始にかけて増えると思いますので、重大な事故の発生が懸念されます。どうか県民の皆様には交通ルールの順守と交通マナーの実践に努めていただきますよう、この場を借りてお願い申し上げたいと思います。

質問事項

豊島廃棄物等処理事業について

幹事社:11月定例会において、11月28日時点でのレーザー測量により、廃棄物処理対象量が、さらに5千トン増えるとの公表があった。豊島からの廃棄物等の搬出についての調停期限が平成29年3月末であり、現時点では3月26日になるとの見通しとのことであるが、今後、想定外に廃棄物の量が増える可能性も考えられる。
以下の3点について、知事の所見を伺いたい。

  1. 今年だけで1万6000トンも推計量が増加しているが、推計の仕方が適切だったと考えるか。
  2. 今後、処理対象量が増えた場合、調停期限に間に合うような方策を考えているのか。
  3. もし期限内に間に合わない事態となった場合、調停条項の見直しなどは考えていないのか。

知事:1 ご指摘のとおり、先日の議会でもご報告したように、廃棄物等の処理見込み量が増えた訳ですけれども、昨年度末以降では1万6000トンということになります。
この推計の仕方につきましては、前にもご説明いたしましたけれども、処分地の平坦部の底面を掘削している平成26年度から28年度のつぼ掘りの厚さの平均等を使って、公調委の測量結果から下にどれだけの廃棄物があるのかを、これを加えていく形で体積の推計をしております。
密度については、26年度以降の平均を使う、これがやはり現時点では一番ニュートラルだと考えておりますし、全体としてのこの処理対象量につきましては、これまでの掘削の状況を踏まえて、その時点で最も合理的と考えられる量を専門家と相談した上で推計値としてきております。その都度の数字が確かに増減してきておりますけれども、豊島廃棄物等管理委員会の承認もいただいた推計方法を用いているものであって、その手法としてこれに欠陥があったというふうには考えておりません。
2 今後、さらに仮に処理対象量が増えるような場合の話ですけれども、調停期限に間に合うように対策を講じることが出来ないか検討をしております。具体的な方法について、現時点で申し上げる段階ではございませんけれども、そういった検討もしております。
3 また調停条項の関係では、この調停条項を厳守できるように、間に合わないという事がないように全力で取り組んでいるところでありますので、現時点で見直しといったことは考えておりません。

関連質問

記者:廃棄物と直下汚染土壌を足すと増減していると思うが、直下汚染土壌は計算性質上減っていくもので、廃棄物だけをとると上昇基調できている。ずっとはずしてきているがこれでも方法は適正だったとお考えか伺いたい。

知事:推計というのは、なかなか難しいところではありますが、どのような前提を取るかによって違ってくるわけであって、それがはずれる、はずれないの予想をしているわけではなく、最も合理的・効率的に掘削を進め、当然、調停期限に間に合うようにやっているわけであります。
ある時点では、もっと早く終わるという推計が出たこともあります。それは、その都度増減やばらつきがあるということで、この推計方法自体がおかしなものであったとは思っておりません。

記者:方法が正しい、正しくないということはおいておいて、かなり余裕のない期限になっている。住民側は、予測推計する中で間に合わないことを避けるのであれば、悪い方向にみていく。例えば、直近で深い所がたくさん出ているのであれば、その近くももっと深く出るのではないかという直近のデータを重要視した推計の取り方をするなど、もっと悪い方向を想定した推計をすべきではなかったかという意見もあるが、いかがお考えか伺いたい。

知事:住民の方も管理委員会にずっと出ていらしており、管理委員会でこの推計方法をご承認いただいております。この処理について、いろいろな事業者が関係しており、多めに常に見積もるべきだということは、そういった作業の準備、処理など膨大なものにすべてが関連していくわけです。我々としては、こういうふうな平均値を用いて従来からやってきており、「最新のレーザー測量であれば、こういう結果です。」という平均的、客観的な数字で申し上げるのが、一番ニュートラルな考え方と思います。それですべて推定される作業を変えていくということは、大きな問題を含んでいると思います。

記者:今の話でいくと、管理委員会で住民側も承認したやり方でやっているはずだということか。

知事:管理委員会が承認したその場に住民の方も出ているということです。

記者:住民も出ている管理委員会で承認されたものでやっているから、あくまで適正だという趣旨で良いのか。

知事:適正というふうな言葉は使っておりません。黒か白かという言い方は控えたいと思います。

記者:これまでも調停条項が守れなかった場合の想定を伺った時に、あくまで守るものだという回答が多かったが、あと5日しか余裕がない中で十分守れない可能性もあるわけで、その状況の中で守れない場合にどうするか住民側と話をしていかないというのはよくわからないが。想定したり、対策は立てないのか。

知事:調停期限に間に合うような方策は、検討していると申し上げました。

記者:間に合うようにするのと別で、間に合わない場合にどうするか二段構えで考えないのか。

知事:それはご意見として伺っておきます。

記者:知事答弁などで、豊島廃棄物等処理事業について、県政の最重要課題の1つだと言っているが、県政の最重要課題と知事が考える理由を伺いたい。

知事:重要な課題は、他にもいろいろありますが、現にいろんな関係者が関わっており、また国から予算もいただいて処理を進めている金額的にも大きな事業でもあり、調停条項に基づいてきちんと進めていくことが非常に大きな課題だと受け止めております。
なぜ、最重要なのかと聞かれるが、他は重要ではないみたいな言い方をするつもりはありません。今申し上げた観点から、最重要課題だということかと思います。

記者:今の話だと、額等の規模が大きく、関わっているところが多いという話だが、もともとの出発点として公害調停で県側の監督不行き届きがあり、責任を認めて謝罪のところから入っていると思うが、そこは理由に含まれないのか。

知事:これまでの経緯として、当然あると思っていますが、1つ1つを挙げてこれはどうだということであれば、他の事業もすべてそういったことを勘案していかなければいけないわけで、今の質問はそれ以上お答えしようがありません。

記者:調停期限に間に合うような方策で、現時点で考えられている方策はあるのか。

知事:それは、現時点ではまだ申し上げられるような段階ではありません。

記者:現時点で申し上げられない理由というのは、住民側や直島と折り合いがついていないということか。

知事:いろいろ検討して頭の中にあることを、ああでもない、こうでもないということを申し上げて、誤解を生んでもいけないのでそのように申し上げています。

記者:方法を何らか示すことで誤解を生む恐れがあるとの回答があったが、島民の方の不安を和らげることを考えれば、方策を示し、検討して具体的に話すと不安を取り除けると思うが、誤解を与えるというのはどういうことか伺いたい。

知事:できるかできないか分からないものを、例えばと申し上げることはできないと申し上げているのです。

記者:何もない方が不安を抱かせるのではないのか。

知事:それはご意見として伺っておきます。

記者:知事が日頃から、県政の最重要課題の1つとおっしゃっていて、その都度担当の方が全力を尽くされていると思う。私は、この問題には2つの側面があると思う。1つは、廃棄物を豊島から出し無害化するという作業。もう1つは、豊島の問題が起こった時に香川県庁が廃棄物の判断を誤ったということに行きつく。それによって、香川県庁に対する信頼というのが、香川県内だけでなく県外も含めて信頼を落とした。地に落ちた信頼を回復していく作業でもあると思う。
私が気になったのは、一昨日、管理委員会があった時に、再々情報修正をしたことについて、住民の間で「またか」という気持ちが広がっているという声を聞いた。「またか」には、いろいろな取り方があると思うが、今年、再々情報を悪い方に修正されている「またか」と、過去に香川県庁のミスジャッジで問題が起こった。また今回、言ってたことと違う結果になりつつあるのではないかという「またか」があるのではないかと思う。
廃棄物の搬出と処理は、県庁で全力を尽くしているので、もしかしたら期限内にできるのかもしれないが、県内外の信頼を取り戻すという意味でいうと、かなり厳しい状況になる気がする。県内外の信頼を取り戻す、県職員の仕事を取り戻すという意味でいうと、こういう事態が続いていることにどういうふうに考えているか伺いたい。

知事:どういう意味で「またか」と言われたのか、どなたが言われたか承知しておりませんので、その前提がよくわかりませんが、今おっしゃったように最初の段階で調停条項に至るまでの段階と、我々がそれを厳守すべく取り組んできているわけで、その点について住民はよくやっているとおっしゃってくれていると今のお話でもありました。我々としては、この問題に取り組むのに後ろ向きだとか後回しにしているということはあり得ません。本当に現場でも、一生懸命しておりますし、その努力は住民会議の方々も認めてくれているのではないかと思います。ですから、住民会議の皆さんに、記者の方がすべて聞いて頂ければと思います。

記者:知事ご自身は、最近豊島の産廃の不法投棄現場に行ったか。行って思ったことはあるか伺いたい。

知事:私は、直近では11月30日に行っています。28日の測量開始の直後ですが、現場に行って豊島の状況、つぼ掘りの状況、直島の一時保管の状況を見てきております。まず、実際に行って一時保管のフレコン等の積み方などを見て、やはり現場で修正をしていかなければいけない面があるとわかりましたし、つぼ掘りについても今回出てきた所以外の所も見てきており、現在出てきている状況がどういうものか見てきております。

記者:最終段階に入って、一番難しい所が最後に残っている。未掘削の部分も残っているが、知事自身が見て、つぼ掘りの状況や残った場所の状況、例えば推計や想定について、もう少し厳しく見ておかなければだめなのではないかなどの感触はあったか。

知事:今おっしゃったような問題意識を持つには至りませんでしたが、あの辺が一番難しい所ではないかという意見は、確かにおっしゃっている方がいらっしゃるようですが、私は初めて聞いた話です。公調委等、住民会議の方々、他の担当者を含めてみんながみんな言っている話かといえば、そうではないのではないかと思います。
最初に申し上げましたが、状況がその都度変わっているわけで、場合によっては試掘の状況を見た時につぼ掘りが少ない時期もあり、もっと早く終わるのではないかという試算もできましたが、その都度その都度の変動であり、それに左右されることなく現場は毎日毎日一生懸命やっていただいています。太陽の運搬も今回お願いしてそれに応えていただいています。また、汚染土壌についても、私自身、2年以上前ですが、北九州の苅田町に行ってお願いして参りました。汚染土壌については、大津市との間もいろいろありましたが、こちらの方は心配するような量も出てきていないと、当時は心配しましたが水処理などそこまでしなくても三菱マテリアル九州工場できちんと処理していただいています。そういったことも思い出しますが、いずれにせよ調停期限までに搬出が終わるように全力を挙げていきたいと思っています。

記者:現場のつぼ掘りという表現は、ところどころ深くなっている所だと思うが、今はずっと深いのが続いているのでつぼ掘りという表現が適切かと思うほどひどい状況になっているが、それを間近で見て、間に合うのかといった危機感等、どのように感じたか伺いたい。

知事:大変恐縮ですが、そういった感情を申し上げる場ではないと思います。

記者:何とも思わなかったのか。

知事:ご意見として承っておきます。

島根女子大生遺棄事件について

記者:香川県坂出市出身の女性が、島根県で殺害されて広島の山中で遺体で見つかった痛ましい事件が先週から解決に向かっているような報道が連日出ているが、被害者の女性が県内出身の女性だったということも含め知事の受け止めを伺いたい。

知事:この件につきましては、改めてお亡くなりになられた学生に心よりお悔やみを申し上げたいと思います。時間が経って、今ご指摘のような展開になっているわけですが、未解決のままではなく被疑者死亡ということですが、解決に向けていろいろな方が努力されたことにも敬意を表したいと思います。
本当に残念ですが、仮に被疑者が断定されたとしても司法の場で、きちんと問われる機会がないままになります。ご遺族の気持ちを考えると非常に事件そのものに対して改めて憤りを覚えます。

IR推進法について

記者:先日成立した、IR推進法に関しての評価について伺いたい。

知事:議員立法で成立したわけでありまして、内容的にはこれから時間をかけていろいろな課題を法律で定めることになりますので、これからの議論の中で懸念も示され、そうした点についてどのように対処していくのか、それを法律でどこまで定めるのか、そういった点については、是非きちんと詰めていって不安を抱かれることにならないように制度を詰めていただければと思っております。

「以上」

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