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公開日:2017年2月15日

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知事記者会見 平成29年2月14日(火曜日)「香川県」

知事定例記者会見要旨

  • 日時:平成29年2月14日(火曜日)11時45分〜12時11分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

質問事項

豊島廃棄物等処理事業について

幹事社:豊島の産廃処理事業で、1月29日の管理委員会で、県は粗大スラグの一部について埋め立て処分する可能性を示したが、回避する方策は見つかったか。また仮に埋め立て処分せざるを得ない場合に、住民側の合意が得られなかったらどうするつもりなのか、伺いたい。

知事:先週も申し上げたとおり、2月4日(土曜日)に開催された第38回豊島廃棄物処理協議会での豊島住民の皆様のお考えやお気持ちを伺って、改めて知事として最終処分しないよう全力を尽くすことを環境森林部に指示いたしました。
現在、最終処分しないための方策を検討調整中であります。
御案内のとおり、このスラグとは豊島廃棄物等を直島中間処理施設で1,300度以上の高温で焼却・溶融処理することによりできた副成物でありまして、そのうち検査に合格した製砂スラグは、直島環境センター内のスラグ置場に一時保管し、県の生コンやコンクリート二次製品などの土木用材料の細骨材(砂の代替品)として販売しております。
一方そのうち30ミリメートル以上の大きなスラグが粗大スラグで、スラグ置場に一時保管し、三菱マテリアル九州工場へ輸送し、セメント原料化しているところであります。
粗大スラグの再利用については、18年度以来のいろいろな処理方法、変遷がございますが、これまで、直島環境センターの約2,500トンのヤードに保管し、更に約2,000トンのヤードに焼却後の仮置土と分けて保管しておりましたけれども、保管場所の不足の問題が生じており、これはセメント原料化する九州での受け入れ量や、あるいはスラグの発生量、さらに廃棄物等の一時保管場所の確保と関係いたします。
現在、廃棄物等の土壌比率が上がっており、それに比例して粗大スラグの発生量は増加しており、現在1日あたり約100トン発生していると聞いております。
更に、搬出スピードアップ対策を実施しておりますけれども、御承知のとおり、廃棄物等の一時保管がフレコンバックに詰めた形で直島環境センター内等で行われております。
それらを含めて、現時点で粗大スラグについて約2,200トンの置き場が不足するのではないかというシミュレーションをしております。
この対応といたしましては、現時点では、2月1日において新たに製砂スラグ用に借り入れたヤード約1,000トンを活用できないか検討中であります。その他の保管場所については現在検討中でございます。
現時点では、その見通しについて、言い切れる状況にまでには至っておりませんけれども、最終処分することがないよう全力で取り組んでまいりたいと思っております。
なお、仮に最終処分せざるを得ない場合にどうするのか、という御質問につきましては、繰り返しになりますが、現在、最終処分することがないよう全力で取り組んでいるところでありますので、御理解賜りたいと思います。

関連質問

記者:新たな対策として、「2月1日に新たに借り入れた製砂スラグ用のヤード」という表現があったが、新たに借り入れたという事についてもう少し伺いたい。

知事:製砂スラグ用にヤードの場所として、マテリアルの中でマテリアルが今まで使っているものを一時お借りするということであると理解しております。

記者:直島環境センター敷地外ということか。

知事:(敷地)内です。

記者:センター敷地内のもともと製砂スラグ用ヤードとして使っていたところをセンター内の中で転用したということか。

知事:2月1日の時点で、製砂スラグ用に新たに借り入れたということです。

記者:借り入れたというと、新しい話になると思うが。

知事:粗大スラグの話としては、2月1日の時点ではなかったということです。

記者:新たに借り入れたという表現が、新しい民有地を借りたというニュアンスなのか、もともと県として借りていたものの用途を転用したという意味か、どちらか。

知事:ヤードがA・B・Cと3つ並んでいるのは御存知だとは思いますが、反対側のところも日々のスラグ等の運用エリアに並んで、マテリアルさんが使っている用地があるわけです。その一角を、我々の方の最終的には粗大スラグ用で使わせてほしいということです。

記者:マテリアルが使っているけど、直島環境センター敷地内の場所ということか。

知事:スラグを置いてある大きなヤードが山になっている場所が3つ並んでおります。その反対側、向かい側の敷地になります。あと細かいところは担当から説明します。

記者:先週、知事が住民に説明をするかという話があり、明日の話し合いについては行かないということだが、協議はこれだけでは終わらないと思う。
その後必要があった場合、知事が自ら協議の場に出て住民に説明をするということはお考えか伺いたい。

知事:これまでも私はいろいろな形で住民の皆様とお会いしております。この豊島廃棄物等の問題については、県政の最重要課題の一つでありますので、数多くの関係者と様々な課題を解決しながら進んでいかなければならない事案であると思っています。
したがって、どういう場となるかについては、今具体的に考えているわけではありませんが、内容、状況等によって私が直接お話をする機会もあり得ると考えております。

記者:最終処分の回避に全力を尽くしているところだと思うが、直島でのオーバーフローに伴って生じている問題だと思うので、公害調停の搬出期限である3月末も睨まないといけないところだと思う。
最終処分を行わない、あるいはやむを得ず行わねばならない、その見極めのタイミングはいつになるのか伺いたい。

知事:現段階で最大限の努力をしているところであり、先ほど申し上げましたように、九州での受け入れ量や、スラグの発生量、今御指摘の廃棄物等の一時保管場所の確保とも関係しており、それぞれに関係者の皆様との調整も行いつつ、搬出量・処理量も丁寧に分析していく必要があると思っております。
可能なかぎり早くということで、途中経過については、今の時点で報告することは難しいと考えておりますが、目途が立った段階で速やかに発表したいと考えております。

記者:3月25日の搬出期限目途の前の最後の会見なので伺いたいが、最後の搬出の船が出て行くところを住民はみんなで見送りたいという構想も一部から出ているみたいだが、知事としてその場に立ち会うことなど考えているか伺いたい。

知事:正直言って、そこまで考えが及んでおりません。まだ解決しなければならない課題が非常に大きいものがあるということで、もちろん豊島、直島の方で、区切りのところで私も自分自身で確認したいと思っていますが、まだ具体的にそこまで申し上げられるような状況ではないということで、その点については、今後のお話ということで御理解いただきたいと思います。

記者:改めて、知事がこのことを県政の最重要課題の一つと考える理由を伺いたい。

知事:いろいろな経緯がありますが、歴代の知事が御苦労され、前知事の時に公害調停を住民側と合意したわけであって、その調停というのは大変重いものだと思っております。また、国からも大変な援助をいただきながら取り組んでいる事業であり、豊島の皆様のためにも、あるいは協力していただいている直島の皆様、いろいろな関係者がここまで御協力いただいているわけでありますので、県としても知事としても最重要課題だと考えております。

記者:この問題も数十年に渡っているが、義務教育の場で積極的に教えるということが現状あまりされていないようだが、一つの区切りを迎えてこのことを教訓として未来にひき継いでいくというか、もう一度起こさないということ、取り組むノウハウとかいろいろ伝えられることがあると思うが、将来に向かってどういうことをしていけたらとお考えか伺いたい。

知事:これまでも小学生向けのパンフレット、教材のようなものもあったと思います。それが大きな区切りを迎えたところで改めて経緯を振り返り、また小学生のみならず、いろいろな段階で、環境問題、大きくは地球環境の問題について教育委員会の方とも相談して、そうしたことがより子どもたちにとって理解できるような取り組みは考えていきたいと思います。

記者:小学生用の教材は、島民側が作ったもの以外に県教育委員会が作ったものがあるのか。

知事:もう一度確認します。小学生向けが直接教育委員会がどうだったか定かではありませんので、これまでの取り組みというものをもう一度確認したいと思います。

記者:製砂スラグ用のヤードで半分ぐらいなんとなく目途がついたという話で、残りは今検討中ということだが、明日の協議の場で、残りの方策について示される可能性はあるのか伺いたい。

知事:明日の協議の内容について、私がこの場でいろいろ申し上げることは差し控えたいと思いますので、御理解頂きたいと思います。

「さぬき映画祭2017」について

幹事社:2月10日〜12日にさぬき映画祭が開催された。今年も多くのゲストが訪れ、さまざまなイベントがあったが、今回の映画祭についての知事の評価と、来年以降への思いを伺いたい。

知事:「さぬき映画祭」が10日〜12日で開催されました。残念ながら、私は海外出張のため今回は直接参加できませんでしたけれども、この映画祭は映像文化を通して地域文化の振興と香川の活性化を図るということで、平成18年度から数えて11回目を迎えました。
今回も本県丸亀出身の本広克行監督のディレクションのもとで、「映画、だけじゃない映画祭」というコンセプトで、映画上映以外に各映画監督等によるゲストトーク、演劇など、充実したプログラムで、上映本数は102本、総入場者数は4,642人と聞いております。例年でありますと10日間程度の開催でありますが、今年は昨年の芸術祭の際の開催の関係もあり、より短い2日半の開催でありましたが、大勢の皆様にお越しいただいたと思っております。
2月10日に、山田洋次監督の最新作「家族はつらいよ2(ツー)」の先行特別上映を行われたという事で、非常に素晴らしいことだったと思います。今回のテーマは「語る映画祭。」いうことで、上映後には山田監督のトークをお楽しみいただけたと聞いております。また、「ローマの休日」や「ダーティハリー」などの名作映画も山田監督他の解説付きで上映されたということで、昨年に引き続いての「さぬきストーリー・プロジェクトショートムービーコンペティション」などを含めて、他の地方映画祭では見られない企画として好評をいただいたと思います。
また、シナリオ講座やシナリオコンクールといった県内の人材育成を目的とした取組みや、映画以外にも演劇や音楽も取り入れた充実したプログラムに対しては「毎年、映画祭を心待ちにしている」とのお言葉もいただいているようでして、多くの方々から愛される地方でも指折りの映画祭に育ってきたのではないかと思っております。
来年度以降も、より県民の皆様方、映画ファンの皆様方に楽しんでいただけるよう、香川ならではの特徴を生かした「さぬき映画祭」を検討していきたいと思っております。

四国の新幹線について

記者:先週8日のシンポジウム「四国の新幹線を考える」の基調講演で、新幹線を単線で引くことができるとの講師の意見があったが、そのことについて知事の所見を伺いたい。

知事:単線というアイデア・草案については少し前から、学者の先生、それに賛同する方からお話として聞いたことがあります。確か京都大学の藤井先生の本の中でも、触れられていたような気がします。
要するに、時間的にもコスト的にも複線で行くよりも、容易になるのではということです。日本の技術をもってすれば、ああいう超高速鉄道であっても単線運用は可能であるという前提に立っていると思われます。
これは新幹線を導入していくに当たっての、いろいろな議論の一つと受け止めております。いずれにせよ、まず今の基本計画案を整備計画にあげていかなければなりません。そこがまず大事であります。その中で、もしそういう議論があらためて出てくれば、国の方もそれであればとなれば、さらに検討していく必要があると思います。今の段階でそうする方向だということにはなっていないと思います。

「瀬戸内国際芸術祭2017」の経済波及効果について

記者:先般公表がありました瀬戸内国際芸術祭の経済波及効果について伺いたい。先般、実行委員会と日銀高松支店の共同での推計ということで、瀬戸芸の経済波及効果が139億円に及ぶという推計結果であった。分析に当たった日銀によると、人口100万人足らずの県で、100日間余りの会期で139億円もの波及効果をたたき出すというのは難しい話で、なかなか達成できるものではないという話だった。文化政策のみならず、経済施策としても有効性があるのではないかということだが、改めて139億円の経済波及効果を生み出している瀬戸芸をどう御覧になるのか所感を伺いたい。

知事:まず分析をしていただいた日本銀行高松支店には感謝申し上げたいと思います。これまでもいろいろな分析がその都度ありましたが、今回日銀があらためて取り上げていただいて本当に経済学的な手法で分析していただきました。その結果出た数字について、私どもも非常に効果は大きかったと認識しております。
瀬戸芸については、御案内のとおり観光、あるいは経済効果を直接目指したものではなく、文化芸術による地域おこし、地域再生、特に島の再生、海の復権ということになりますが、それを展開していく中で本当に多くのアーティスト、ボランティアサポーターのこえび隊の皆様、国内外の旅行者の方々が島々を訪れて共感していただき、それを通じて宿泊、買い物、移動等による副次的な効果が発生したということです。日銀の支店長のお話では、そのためのコストというものについて県、開催市町で負担しているわけですが、その上で最終収支がプラスという見込みになり、その点も含めてイベント的に非常に大きなお金をかけて行われるものに比べて、取り組み自体が非常にユニークであるという評価もいただけたのではないかと思っています。

「以上」

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