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公開日:2017年3月28日

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知事記者会見 平成29年3月27日(月曜日)「香川県」

知事定例記者会見要旨

  • 日時:平成29年3月27日(月曜日)13時00分〜13時22分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

質問事項

豊島廃棄物等処理事業について

幹事社:豊島の産廃処理事業で、産廃の島外への搬出が28日に完了する。2000年6月に県と豊島住民との間で成立した公害調停で定められた期限内に搬出を終えることになったことについて、知事の所感を伺いたい。

知事:豊島からの廃棄物等の搬出の状況につきましては、21日の本会議で御報告申し上げましたけれども、追加の搬出スピードアップ対策が計画を上回って進んでおり、明日(28日火曜日)を持って廃棄物等の搬出は終了する予定であります。結果的に、処理対象量としては直下汚染土壌の搬出が3月25日に完了しており、量が確定して、土壌について3千トン減という見込みになり、廃棄物等は約89万5千トン、直下汚染土壌は約1万3千トン、合計で約90万8千トンになると見込んでおります。
平成22年に私が知事に就任して以降、平成23年度には処理対象量の大幅な増加、さらには汚染土壌の処理、また最終年度に入って処理対象量が増加する見込みとなるなど、様々な課題が生じましたが、その都度直島町や豊島住民の方々、県議会をはじめ県民の皆様方、さらには汚染土壌の処理に関して福岡県、苅田町の方々等、いろいろな関係者事業者を含めて、御理解と御協力をいただいた賜物であり、心より感謝申し上げたいと思います。
まだ明日搬出が残っているわけでありますけれども、なんとか期限内に搬出を終えられる見込みとなりましたことにつきましては、私なりの責任を果たせることになったと思っており、ほっとしております。明日、豊島住民の方々と一緒に「太陽」の最終便の見送りができればと考えております。
一方で、廃棄物等の処理そのものはまだ完了しておりませんので、一日でも早く処理が完了するよう全力で取り組んでまいりたいと思います。また、施設撤去や地下水の浄化にも本格的に取り組んでまいりたいと思っております。

関連質問

記者:先ほど、処理対象量が90万8千トンに減少したと言ったが、処理の完了は5月の下旬だったと思うが、どういう見通しか伺いたい。

知事:見込みですので、正確に何日ということはないのですが、基本的にはこれまで申し上げてきたことと変わっておりません。減少したというのは土壌の方ですから。

記者:土壌はどういった理由で減ったのか伺いたい。91万1千トンと先ほどまで言っていたと思うが。

知事:土壌につきましては、運んでみて量が確定したということだと思っております。

記者:1月30日の定例記者会見で、スラグの埋立処分について、知事は「私として調停条項との関係は締結した際の弁護士さんにも確認したいと思っていますが、抵触しているとは考えていません。」と発言されたことは間違いないですか。

知事:発言したことは、県のホームページ等にも全部載っていると思います。

記者:それを前提に、県議会で共産党の白川県議が、それについて撤回する考えはないのかという質問に対して、前提がなくなったので差し控えるということだが、改めてこれは前提がないので差し控えるということについてもう少しかみ砕いて説明して欲しい。

知事:県議会でもお答え申し上げたとおりで、粗大スラグについて最終処分することがないよう全力で取り組んできたわけでありまして、これによって一時保管場所も確保でき、問題の前提がなくなったということなので処分に関する調停条項の解釈について私の考えを申し上げるのは差し控えたいと申し上げたわけであります。

記者:前提がなくなることと、知事が一度発言したことがその時点で調停に反するかどうかは別の問題だと思うが、一度発言したことについて、責任は持たないのか。

知事:一度発言したことは事実だと先ほども申し上げたとおりであります。その上で問題の前提がなくなったことについて、あえて私から申し上げることは差し控えたいということです。

記者:この事業の根本として、県の責任で監督が不十分で指導が十分にできなかったことで生じた問題だと思う。間違いがあればその都度反省していく、白川県議も教訓が何があったのかという話も出ているが、その辺りがあまり出ていないと思う。あったら、その都度1つ1つ間違っていることを反省していく、そして住民と話し合って協力関係をするということをしないと。調停条項で謳っているような搬出と完了で終わるわけではなく、先ほど知事が言っていた地下水の処理とか施設の撤去などまだまだ続いていくわけで、調停条項の認識はその都度玉虫色な解決をして、一度言ったことの前提がなくなったからあえて言及しない、ということになると今後の信頼関係が築いていけないと思うがいかがか。

知事:今後の信頼関係についても、きちんとこれまで以上に築いていきたいと思っておりますし、豊島の問題の教訓については議会でも繰り返し答弁したとおりであります。

記者:改めて伺うが、一度発言したことは撤回しないということで良いか。

知事:ここでお答えしたことは事実であります。そして、それについて改めて申し上げることは差し控えたいと申し上げております。

記者:今もその考えは変わらないということか。

知事:改めて問題の前提がなくなったということについて、私の考えを申し上げることは差し控えたいと申し上げております。

記者:豊島産廃問題について3点伺いたい。島外搬出と直島での無害化処理事業にありましては、共創の理念を1つ重要なこととして打ち出していた。県もそれに従って取り組んできたところだと思うが、改めてこの理念、今回の島外搬出終了に至るまで堅持されてきたというふうにお考えか伺いたい。
2点目は費用の関係で、直島の施設整備も含め、これまで727億円島外搬出と無害化処理に投入してきたと聞いているが、県財政も厳しい中で、豊島問題を解決するに当たって、県財政を圧迫した1つの理由という見方もできなくはないかと思うが、この見方についてどう受け止めているか伺いたい。
最後に、改めて豊島産廃問題は香川県にとっては何であったのか。巨額の費用も投じた処理あるいは搬出だったが、このことから何を教訓とし今後の行政にどう生かしていきたいのかその決意を伺いたい。

知事:共創の理念は、調停の全文に謳われている訳でありますが、これまでも私どもとしても共創の理念に基づいて事業を実施し、また豊島住民の方々とも一緒になって取り組んできたつもりであります。また、これからもそういうことは必要だと思っています。
費用につきましては、いろいろな見方があると思います。国に3分の2弱を支援していただいているわけですが、逆に言えば3分の1強県負担であったということについて、また豊島の事業についてそもそもいろいろな立場の方がいらして、そういう違う立場からなぜそんなにお金が必要なのかという御意見があることは承知していますが、私どもとしては調停条項に沿ってこれまでも国の財政支援以外にもいろいろな支援を頂き解決を図ってきたものであり、また細かい経費の効率化、無駄を省くことも取り組んできたところでありますので、私としては必要な額であったと思っております。
最後のお尋ねは、県議会でもこのいろいろな教訓を得たということで、具体的にどういう教訓であったかということもお答えしましたが、まさに御指摘のように施設撤去なり地下水の問題もあるわけでありますので、そうしたものに引き続き全力で取り組んでまいりたい。まだそういう状況ではないかと思っています。

記者:明日、知事が豊島に行き住民と一緒に「太陽」を見送りたいと言ったが、大きな節目だと思うが、どのような思いで現場に行きたいと思ったのか。
たくさんの住民の方が来ると思うが、長い歴史があったので豊島住民とどんな話をしたいと考えているか伺いたい。

知事:一緒になって見送るということであって、もちろんお話して御挨拶はしたいと思っておりますが、時間的にもその余裕はないと思います。
本当に長い間「太陽」についても、その手前のいろいろな作業に非常に多くの方が関わってこられたわけで、それについて調停条項どおり搬出期限内に搬出することができる、その節目の場所・時間に当然立ち会う必要があるのではないかということで伺うことにしたわけであります。

4月1日付け人事異動について

幹事社:県の春の人事異動が24日に発表された。人事・行革課から人事の概要は発表されているが、知事として、今回の人事や組織改正で最も重点を置いたところを教えていただきたい。
また、天雲副知事の退任に伴う影響はどうなのか併せて伺いたい。

知事:先週、発表した4月1日付けの人事異動につきましては、県の目標に掲げております「成長、信頼・安心、笑顔の香川」の実現に向けた組織改正に応じた人員配置を行うとともに、女性管理職の登用、また被災地支援の継続・拡大に意を用いたところであります。
このうち、組織改正に伴う人員配置については、若者の県内就職や県外からの就職支援等を行うため新設する就職・移住支援センター、愛称「ワークサポートかがわ」や、平成30年度からの高松空港の管理運営の民間委託に向けより一層発展するよう新設する空港経営改革推進室に、それぞれ増員を図りました。
また、女性職員の登用を積極的に行った結果、女性の部長級職員数2名、課長級職員数27名は、それぞれ過去最多となるとともに、人材育成の観点から、幅広い分野に女性職員を配置しております。
被災地支援については、東日本大震災の復興に向け6名の職員を派遣し、引き続き息の長い支援を行うとともに、熊本地震の復興支援のため、熊本県に新たに1名を派遣することとしました。
天雲副知事がこの度、退任されるわけでありますけれども、6年間にわたって私の考え方や目指す方向を理解したうえで、県政運営の要として力を尽くしていただき、本当に感謝しております。副知事の退任の後も新しい体制で県政を推進していく必要があると考えておりまして、先の議会で県議会から御同意いただいた西原教育長は、これまで教育や財政をはじめ幅広い分野での行政経験と実績があり、県政の基本方針も熟知していることから、天雲副知事の跡を継いで、県勢の発展のために、力を発揮していただけるものと考えております。

香川県農業協同組合の業務改善命令解除について

記者:県農協の業務改善命令が解除されたことで、これまでは10年間命令が出た形になっていたが、この長い間というのは知事はどのように考えているか伺いたい。

知事:御指摘のように、県におきましてはJA香川県職員による着服事件などを受けて農協法に基づき平成19年10月に最初の業務改善命令を出したわけですが、その後も、残念ながら不祥事が続発したことから、これまで、追加も併せて、4回の命令を発出しております。
JA香川県においてはこの命令を受け、業務改善計画を策定し、役員数の削減による理事会等の活性化、店舗の再編、渉外管理の強化、監査体制の充実強化など業務改善に取り組んできており、県は、毎月その履行状況について、幹部職員へのヒアリングを実施するとともに、平成25年1月からは、本店に職員を常駐させ、必要な検査・指導を行ってまいりました。
今般、JA香川県の業務改善が図られたと判断し、報告義務を解除したところでありますが、その際に、県としてJA香川県に対し、今後とも組合員や県民皆様の期待と信頼に応える組織となるよう、なお一層の業務改善に取り組むよう要請したところであります。
JA香川県は、本県農業を支える中心的な組織であり、本県の農業振興において、重要な役割を担っていることから、今後も組合員や県民の期待と負託に応えられるよう、引き続き業務改善に取り組み、自己改革を進め、地域農業の振興や農業者の所得向上等につながる組合となっていただきたいと考えております。

小豆島の採石場跡地について

記者:小豆島の西北端の小江という地区にかなり巨大な採石跡があるが、担当課の1つの土木監理課は大きい穴ではあるが人が普通に入る場所ではないし、ロープも張っているのですぐさまの危険性はないという判断を示したが、知事としてはいかがお考えか伺いたい。

知事:お尋ねは瀬戸内採石の跡地のことかと思いますが、この跡地については平成12年8月に許認可の期限が切れた状態となっておりますが、当時許認可を受けていた採石業者に対して必要な危険防止の対策を求め立入禁止措置等が講じられております。
地理的にも関係者以外はこの窪地に近づく可能性は低いのではないかと思いますが、周辺の安全性に直ちに影響が出る状態ではないと私も考えております。
また、これまでも不法投棄のパトロールを行っておりまして職員が月2回、県が委託している民間のパトロールも月に1度行っておりまして、現在までそこに不法投棄されたという報告は受けておりません。したがって引き続きパトロールを強化するなど、不法投棄についても未然に防止して対応してまいりたいと考えております。

記者:近づくことができないようにしているというのは、具体的にどういう状況を指しているのか。

知事:フェンスなりを張っているということであります。

記者:私が見に行った限りでは、ロープがしてあるぐらいで、入ろうとすれば入ることはできましたが。

知事:フェンスというのは今ご覧になったというものを指していますが、それを無理やり入ろうとすれば入れるではないかという御指摘だとしたら、そもそも蓋然性が低いのではないかと思います。

記者:フェンスはないですが、行かれたことはありますか。

知事:私は写真でしか見ていません。

記者:質問ではありませんが、今回の定例会見をもって、天雲副知事さんと工代審議監さんが記者室にお見えになるのは最後ということでして、県政の発展にお二人とも他の職員と同様にご尽力されたと承知しています。今後の御活躍と御健康を祈念して、また他の職員も御異動、御退職される方も大勢いらっしゃると思いますが、その方々の御多幸も祈念したいと思います。ありがとうございました。

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