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公開日:2019年11月6日

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知事記者会見 令和元年11月5日(火曜日)「香川県」

知事定例記者会見録

  • 日時:令和元年11月5日(火曜日)13時00分から13時19分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

質問項目

  1. 瀬戸内国際芸術祭2019について
  2. 首里城の火災を受けた対応について
  3. イノシシによる人身被害について

質問事項

幹事社:1 4回目の開催となった現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2019」は、4日で107日間の会期をすべて終え、閉幕した。春、夏、秋の三つの会期を通しての知事の感想を伺いたい。特に今回の芸術祭は、海外の著名メディアが「SETOUCHI」をピックアップするなど、外国人客の注目を集めたと思われるが、外国人客へのPRという点での感想を伺いたい。
2 10月31日に那覇市の首里城で火災が発生し、正殿が全焼するなど主要な建築物が焼失した。政府はパリ・ノートルダム寺院の火災以降、文化財の防火対策強化を呼び掛けているが、県内にある木造の重要建築文化財などの対応状況を伺いたい。
また、今回の首里城の火災を受け、改めて県内の文化財の対策についてどのように考えているのか伺いたい。

知事:瀬戸内国際芸術祭2019は、この第4回となりますけれども、初めて春会期にゴールデンウィークを含むこととして、夏会期については前回よりも11日短縮し、逆に秋会期を8日間延長するなど会期の日程については、これまでとは変更した面がありましたが、全会期を通して、インバウンドの効果また高松空港からの国際航空路線の充実により、アジアを中心とする海外からの来場者の増加が目立ちましたけれども、この点につきましては事前の準備により、適切な対応ができたのではないかと感じております。
いずれにせよ、大きな事故や混乱もなく無事に終えることができましたのは、会場となった地域の方々、そして地元各市町、こえび隊をはじめとするボランティア、また航路事業者などの御理解、御協力によるものであると考えておりまして、関係者に深く敬意を表したいと思います。
特に海外のお客様につきましては、春会期の前から海外メディアが「瀬戸内」あるいは「瀬戸内の島々」を今年行くべき場所として取り上げ、さらにその理由として芸術祭の開催を挙げていただいたことにより、海外で注目を集めたと思っています。
芸術祭実行委員会におきましても、昨年末には台湾、香港、北京で実施した企画発表会、さらに多言語でのウェブサイトやSNSなどさまざまな手段による情報発信にも取り組んだところです。
また、海外のテレビや雑誌からも個別の取材を受けたことなどによって、そのPR効果が高まって、海外からの来場者の増加につながったのではないかと考えています。
県政記者室また報道関係の方々にも、会期を通して多くの取材・報道をしていただきましたことが、芸術祭の盛り上がりにつながったと考えておりまして、この場を借りて御礼を申し上げたいと思います。
首里城の火災の件につきまして、10月31日、火災が発生し、この様子も私もニュースで拝見して、非常に愕然としたと言いますか、沖縄の県民の皆さまの悲痛な言葉に胸を痛めるとともに、まさに県民の皆さまの心のよりどころでもあったこの首里城が焼失してしまったこと、大変残念に思っております。沖縄県また県民の皆さまに対して、謹んで御見舞い申し上げたいと思います。
香川県内にも、地域の宝であったり、地域のシンボルとなっている多数の貴重な文化財があります。首里城火災を他人事とするのではなく、県でもいつ発生するか分からないこととして、今後、県内の文化財についても、教育委員会とともに、文化財所有者、管理者と連携しながら、防火対策を進めていく必要があると改めて認識いたしました。
今回の首里城での火災を受けまして、県教委では10月31日、国宝・重要文化財や県指定文化財等の木造建造物の所有者及び管理者に対しまして、4点の事項を留意事項とする文化財の防火管理等に関する文書を発出し、一層の推進・徹底を図っております。1点目は、文化財の火気管理を、火の気の管理を徹底すること、2.修理現場等においては、防火管理を徹底すること、3.火災発生時の初期対応(通報、初期消火等)並びに延焼防止策などを確実に実施できるように、改めて防火設備の点検や初期対応の体制を確認すること、4番目として、関係機関との連携を緊密にし、防火体制の確認をとること、以上でありますが、文化庁からも県教育委員会に対して「文化財の防火管理等の点検・確認の徹底」の依頼文書が届いております。
香川県におきましては、これまでも市町主管課長会議等各種会議を活用して防火対策強化を注意喚起し、また、現在検討中の文化財保存活用大綱におきましても防災・災害発生時の対応について盛り込む方針としておりまして、文化財の防火対策強化に向けた取り組みを進めております。しかしながら、今回の首里城の火災を受けまして、改めて県内の貴重な文化財を後世に継承していくために、所有者・管理者に対し、自動火災報知機の設置等の防火・防災対策の徹底を呼びかけるとともに、引き続き指導・助言を積極的に行っていくこととしたいと考えています。

幹事社:首里城に関して、木造建築物ということで、初期消火が重要になってくると思いますが、県内の文化財の火災報知機やスプリンクラーの設置状況はどのようになっているか。

知事:県内木造建築物の文化財の自動火災報知機設置率につきましては、重要文化財につきましては、約8割が設置済みです。県指定の文化財、これにつきましては、約85%程度が設置済みと聞いております。まだ未設置の建造物がありますので、これにつきまして、所有者と協議中ということです。

記者:最近、県内でもイノシシが出没していますけども、それに対する知事の受け止めと、今考えている県の対応や対策について伺いたい。

知事:御指摘のように、最近、イノシシが市街地に出没して、人身被害も出ております。3日、日曜日の小豆島でのイノシシの被害につきまして、女性2名、また男性1名が襲われて、病院へ緊急搬送されたとのことで、被害に遭われた方には、命には別条ないとのことでありますけれども、心より御見舞い申し上げたいと思います。
対応としましては、例年9月から11月にかけてイノシシの人身被害が多いわけですけれども、今年もその9月以降、多発しております。この市街地等に出没した際には、警察、各市町および猟友会において、追い払い、緊急捕獲等対応しております。
県といたしましては、先月から開始した、いわゆる県捕獲事業の実施にあたって、地元市町、猟友会との連携を強化して、一体となって事業に取り組むこととしております。また、人身被害は続いておりますので、各市町に対して、改めて、地元自治会などを通じて、住民の方に、より一層の注意喚起を行うよう依頼しております。
今週の、私の3日のラジオ番組「ようこそ知事室へ」の中でも、県からのお知らせとして、イノシシの出没についての注意喚起を流していただきました。先月24日には、県のメルマガにも、このイノシシによる被害に注意していただくよう周知しておりまして、この12月末まで、この注意喚起を継続したいと考えております。さらに、県の広報誌等でも、注意喚起を行いたいと考えております。
また、高松市内での人身被害も続いておりますが、イノシシの目撃情報が多い屋島、牟礼などにおいて、県の捕獲事業をそちらの方で集中的に実施するとともに、チラシとしての「イノシシへの正しい対処法」を、改めて高松市内全ての小・中学校などに配布し、注意喚起を行っております。
県民の皆さまには、イノシシに遭遇した際、刺激せずに、その場をゆっくり立ち去るようにしていただければと思います。また、目撃した場合、最寄りの市町、警察に御連絡いただきたいと思います。
なお、サンポート高松の件については、海から上陸したとの情報もありますので、高松市農林水産課を通じて、漁協に対して、海上でイノシシを目撃した場合、高松市へ通報いただくよう改めて依頼しております。また、関係者と高松港の現場周辺を点検し、対策を検討しているところであります。

記者:瀬戸芸の海外からの観光客のことで、追加で質問させていただきます。今回も3割ぐらいの方が、海外の方ではないかと言われていると思うが、今後もまた3年ごとに、さらに海外からという姿勢で臨まれると思うが、これからどういうふうに海外に向けて発信されていきたいのか、そのあたりの姿勢をお聞かせ願えればと思います。

知事:情報発信の姿勢は変わらないと言いますか、今回、特に欧米の雑誌で取り上げられたのは、瀬戸内全体としての取り上げということもあって、我々、瀬戸内7県で作っておりますDMO、せとうち観光推進機構が、そのPR・情報発信に、非常にその専門組織として力を発揮してくれたと思っております。こういうやはり広域の情報発信が重要ではないかと思っておりますけれども、また、個々にいろいろ関心の深い国・地域もありますので、そうしたところについては、普段から交流しておりますけれども、やはりこの瀬戸芸の行われている地域であるということを、事あるごとに印象付けていく、そういったアピールが今後も必要ではないかと思っています。

記者:瀬戸芸で一点教えていただきたい。まだ検証や反省はこれからだと思うが、今回の第4回目を振り返って、次回の3年後に向けた課題について、知事が感じられていることを伺いたい。

知事:大きな問題、改善しなければいけない問題というのは、特になかったと思いますけれども、よりこの芸術祭を通じて、地域の活性化に資するということのために、外国人の観光客対応、あるいは地元の方の関わり、こういったものについて、改めて、実態なり、御意見もこの後また、お伺いに各島に行って、各島で聞いていく、毎回そういったことをやっておりますけれども、そうした声を伺って、さらにこの芸術祭をもっともっと皆さんに楽しんでいただけるものにしていければと思っています。

記者:同じく瀬戸芸について、5回目、2022年に対する、正式にまだ決定したわけではないですけれども、実行委員長として知事の期待を伺いたい。

知事:やはり、ここまで定着しているわけで、まさに国際芸術祭という、国際的なものにもなっております。
そういった中、ただ、島に移住者の方々が増えてきたこともありますけれども、基本的には、なお高齢化等が進んでいるわけです。そうした中で、本来の、この島に元気を取り戻すというものが、一過性に終わらないようにしていくためにはどうすればいいのか、こういう地域でやっている芸術祭、特にそれぞれの島でやっている、繋がってないところで開いているわけですけれども、そういった点の特徴をどこまで生かして、また、その人口減少については、県全体として取り組む必要があると思いますけれども、そうした課題に瀬戸内国際芸術祭として、どのようにさらに貢献できるのか、これからさらにいろいろと考えていきたいと思っています。

幹事社:木造文化財の防火対策のところの関連の質問ですが、先ほどの数字の、全体のところで、重要文化財の8割設置済みで、県指定のものは85%ということですが、これは、スプリンクラーなどというところで、スプリンクラーに絞った数字なのか、それとも防火対策がされているかどうかという数字なのか伺いたい。

知事:これは自動火災報知機の設置率です。

幹事社:自動火災報知機が付いているか付いていないかということですか。

知事:そうですね。

幹事社:割合でおっしゃっていただいたが、その分母となる数字と、付いている数字が、もし御手元に施設数でありましたら教えていただきたい。

知事:実数で言いますと、重要文化財の方、分母が46棟、そして設置済みが、そのうち35棟。県指定の文化財の方は、14分の12と聞いています。

以上

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