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公開日:2019年12月25日

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知事記者会見 令和元年12月23日(月曜日)「香川県」

知事定例記者会見録

  • 日時:令和元年12月23日(月曜日)10時00分から10時21分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

報告項目

  1. 新県立体育館の設計の今後の進め方について

報告事項

それでは、私から新県立体育館の設計の今後の進め方について御報告します。新県立体育館の設計につきましては、基本設計と実施設計を併せて一つの業務として、「有限会社SANAA事務所」と昨年11月に業務委託契約を締結し、施設の設計を進め、基本設計の完了期限である10月31日に、設計者から成果物が提出されました。
この基本設計の取りまとめにあたっては、これまで県議会から頂いたさまざまな御意見を踏まえ、県としては、施設の機能性や収益性を確保し、県民や利用者の皆さまにとってより良い施設となるよう進めてまいりましたが、去る11月の県立体育館整備等に関わる特別委員会等において、この基本設計の内容を県議会へ御説明した際には、厳しい御意見も頂いたところでございます。
新県立体育館の整備は、本県にとって極めて重要な案件であることから、また、県議会の決議など、ここに至るまでの経緯も勘案し、今後の設計の進め方について、特に慎重に検討を行ってきたところでありますが、今回、設計者から提出された基本設計は、「新香川県立体育館整備基本計画」に定める機能や建設工事費の実現、類似施設との競争力の確保など、必要な整理はなされていると考え、現行の契約どおり、次の実施設計に進んでいくことといたしましたので、御報告いたします。
県といたしましては、引き続き、機能性や利便性の確保、また、工事費の遵守などについて、十分意を用いながら設計を進め、県民の皆さまの待ち望む新県立体育館が、利用しやすく魅力ある施設となるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
なお、基本設計の主な内容については、お手元に「新香川県立体育館基本設計概要」と記載したカラー刷りの資料をお配りしておりますので、御参照いただければと思います。

質問項目

  1. 新県立体育館整備事業について
  2. 県庁東館について
  3. 県ホームページにおける著作物の不適正使用について

質問事項

幹事社:1 サンポート高松に建設予定の新県立体育館について、11月末に基本設計が公表された。一方で、県議会最大会派の自民党香川県政会は、基本設計について、抜本的な再考を強く求める提言書を知事に提出している。先日、会派が知事に行った予算要望においても、新県立体育館を最重点事項に盛り込み、施設の機能性を重視するよう求めていた。あらためて対応について考えを伺いたい。
2 県庁東館の耐震化工事が12月に完了し、来年1月下旬には工事内容や地下の免震装置などを紹介する特別見学会の開催やガイドツアーの再開なども予定されている。東館の文化的価値を周知する意義もあると思われるが、知事の期待感を伺いたい。

知事:最初のお尋ねにつきましては、冒頭の報告事項の内容と重なる部分がございますけれども、新県立体育館の設計にあたりましては、県議会に昨年度から設置されている県立体育館整備等に関わる特別委員会等において御議論いただいており、本年9月県議会定例会における「新県立体育館の整備等に関わる決議」のほか、先月末には、御指摘のように自由民主党香川県政会より、基本設計の再考を求める旨の提言書もいただきました。
私としましては、これを新県立体育館整備の重要性に鑑みたものとして真摯に受け止め、今後、どのように進めていくべきなのか、熟考してまいりましたが、設計者から提出された基本設計については、「新香川県立体育館整備基本計画」で定めている、競技スポーツ施設、生涯スポーツ施設、交流推進施設としての機能や建設工事費の実現、類似施設との競争力の確保など、基本設計段階での必要な整理はなされていると考え、現行の契約どおり、実施設計に進むという判断に至ったところであります。
基本設計にあたっては、これまで県議会からいただいた御意見を踏まえ、基本計画に沿って、機能性や収益性を十分に確保し、県民や利用者の皆さまにとって、より良い施設となるようにとの思いで、私自身、設計者に直接、そうしたことを確認しながら進めてきたところであります。
施設の機能性に関しましては、メインアリーナは中国四国最大級の収容人数であり、さまざまなイベントに対応できる天井の高さや天井荷重、キャットウォーク等を備えております。また、大型車両が直接アリーナに進入できるようアリーナ面をコンクリート床とし、トラック進入口を設けるとともに、MICE利用に備え、アリーナ床面には電源供給用ピットも設けており、サンポート高松の優れた立地と合わせ、さまざまなイベントを誘致するにあたり、競争力のある魅力的な施設となっていると考えています。
県議会からは、さまざまな御指摘をいただいておりますけれども、県としては、引き続き、機能性や利便性の確保、また、工事費の遵守などについて、十分意を用いながら設計を進め、県民の皆さまの待ち望む新県立体育館が、利用しやすく魅力ある施設となるよう、引き続き全力で取り組んでまいりたいと考えております。
県庁東館につきましては、2年余りにわたって実施してきました県庁舎東館耐震改修工事が、この度、無事竣工を迎えることができました。まずは、関係者の皆さまをはじめ、工事中、御不便をおかけしていた県民の皆さまへの多大な御協力に感謝申し上げたいと思います。
本日から、東館1階の建築ギャラリーを再開し、新たに耐震工事の説明パネルや模型などを展示しており、来月25日には、今回の工事の内容や成果を御紹介するとともに、通常見ることのできない地下の免震装置を直接御覧いただける特別見学会を開催するほか、2月からは御指摘のようにガイドツアーの再開も予定しております。
この特別見学会につきましては、当初予定に加えて翌26日に追加で開催することになるほど、定員を大幅に上回る応募があり、改めて、丹下健三先生の初期の代表作であり、戦後日本を代表するモダニズム建築として国内外から高い評価を受けている県庁東館に対して、県民の皆さまあるいは県外からも大きな関心が持たれていることを実感いたしました。
今後とも、県民の皆さまに親しまれ、防災拠点施設として安心できる県庁舎の機能を果たしていくことを期待しますとともに、東館の文化的価値を含めた重要性について、県民の皆さまの御理解が得られるよう、引き続き、あらゆる機会を捉えて情報発信に取り組んでまいりたいと考えています。

幹事社:一つ目の新県立体育館の整備についてですが、先ほどのお話の中で、知事ご自身が設計者に直接、さまざまなことを確認されたというお話がありましたけれども、それ自体が、知事ご自身が直接確認するというのが珍しいのかどうなのかと、どういった点が知事にとって最も確認したい点だったのか、その結果どうだったのか教えていただけたらと思います。

知事:珍しいかどうか、発注者が設計者と会うこと自体は、特に珍しくもないのかもしれませんが、私からその段階ごとの具体的な状況に応じて、もう少し工夫してほしい点とかですね、充実してほしい点、もちろんコストの問題との兼ね合いもあるわけですけれども、やはり、我々の意のあるところを直接伝えて、間接的な伝わり方、ぐるっとですね、私が部下に言って、部下からまた先方の担当者、担当者からまた設計者、代表に伝わるというやり方ではなくて、電話の場合もありましたけれども、直接対面していろいろ意見交換を重ねて、その中では、本当に何て言うんでしょう、いろいろな点、多様な点にわたって意見交換をしてきました。

記者:新県立体育館のことなのですが、予定どおり進めるということだと思うのですが、なぜこの会見の冒頭に、わざわざ知事が決意表明のように、予定どおり進めるということを改めておっしゃったのか教えていただけますか。

知事:これまでも特別委員会等で、今日配っている資料と同じような資料とか、あるいはその前の段階のもの、さらに基本計画段階でオープンに進めておりますけれども、そこでいろいろな御議論も、議会でもいただいていると、それに対してですね、この期限が来て、この議会におきましては、いろいろな御意見も踏まえて、十分検討してまいりたいということで、議会が閉会しているわけですけれども、それについて、先ほど申し上げたとおり慎重に検討の上、いわゆる基本設計・実施設計一体の契約ではありますけれども、そこは部分完了という形で、基本設計の段階で一度区切りをつけると、これは議会にも説明をしておりますけれども、その上での判断ということで、これは議会の各会派の方にもすでにお伝えしておりますけれども、その点について、報道を通じて県民の皆さまにも、こういう基本設計案となっていることと合わせて、今後、実施設計に入るということを明確にするというか、お伝えするということは意味のあることではないかなと思った次第です。

記者:先日、県政会からの提言を受けたことが、今日の表明につながったということですか。

知事:それ以外にも、もうずっと、特別委員会が1年以上前にできて、御議論がいろいろとあったわけでございます。そして、それに対しては県議会で、もちろんその都度お答えしているわけですけれども、この設計をさらに進めるかどうかということについて、もう期限が来て、私ども納品もいわば完了ということで受けたわけでありまして、その事実も明らかにしていく必要があると思って御報告いたしました。

記者:今回の発表ということで、基本設計が確定したということでよろしいでしょうか。そうとすれば、今後の新県立体育館オープンまでの具体的なタイムスケジュール、実施設計がいつまでに確定して、着工がいつで、竣工、オープンというのを、現時点での具体的なタイムスケジュールをお伺いしたい。

知事:基本設計の内容が固まったということであります。そして、これから実施設計の期間になるわけですけれども、お配りした資料の最後10ページにありますように、建設工事自体は、令和3年度から令和5年度、工期としては32か月と、今の基本設計段階での工期32か月、これに今後の、この間にある実施設計期間が、加わるわけであります。基本的なスケジュールとしては、そういうことなんですけれども、なお、いろいろな手続きなり、そういったものも含めて、何年何月といったところはまだ具体的に確定とまでは、これからまた実施設計した上でということになろうかと思います。

記者:県議会への理解というのは、これからどういうふうに求めていくのでしょうか。

知事:もうこれまでも御説明、御理解を求めるような努力をしてまいりましたけれども、いろいろな御懸念が、本当にそういう問題が生じないように、さらにまた設計段階で、このいろいろな課題をきちんとクリアするように、我々としても、十分意を用いてまいりたいと思っておりますし、そういったこと、さらにいろいろと県民の皆さまを含め、こういう案になっているということをお知らせして、また御意見もいただきながら、実施設計で対応可能な部分を対応して、いろいろとこの案で、その延長線上の実施設計が良いものになるように、もし少し直した方がいいんじゃないかというようなところがあれば、これは通常、実施設計でいろいろと細かい手直しも当然あるわけですので、そういったものも含めて、よりよいものとなるように全力で取り組んで、それによって、議会をはじめ、県民の皆さまに御理解をいただきたいと思っております。

記者:先日、県のホームページでのいろんな素材の無断盗用が明らかになったのですが、あの報告を聞かれたとき、知事はまず最初にどう思われたのかお伺いしたい。

知事:これは率直に言って、繰り返された事態というか、2回目であって、非常に残念だというのが第一義的な印象であります。3年前の再発防止策が有効に機能してなかったと、結果的にそういうことになりまして、そもそもやはり法令遵守という、行政機関として当然のことができていなかったということで、大変遺憾に思っております。今回のことを重く受け止めまして、各部局長に対しては、組織として再発防止が十分に機能していなかったのではないかといった点も含めて、このいわゆる指摘された、この問題を指摘したメール着信後の最初、すぐの部長会議10月28日だったと思いますが、そこで厳しく注意喚起を行ったところであります。
いろいろな再発防止策も講じることとしておりますので、こういったことがまた繰り返されないよう、今後、襟を正して対処してまいりたいと考えております。

記者:体育館で関連して、今このスケジュールどおりにしようとすると、2月議会の当初予算に盛り込まないといけない予算も出てくると思うのですが、それがどういったものになるのかというのと、県議会への理解が広まらないと、それに対しての議決というのも難しくなってくると思うのですが、そちらへの御対応を教えてください。

知事:いわゆる、さっき32か月と申し上げた工事の本体予算が、もうすぐ予算として上がってくるわけではありません。その間に、まず実施設計期間があるわけで、この実施設計については、先程来申し上げていますように、基本設計・実施設計一体の内容で、一体の予算ということになっておりまして、すでにその全体について、まだ払ってない分も債務負担行為を議決いただいております。ただ、それの実際の支払いの予算計上というものは、当然残っているものは都度予算計上をしていく、部分払いといいますか、出来高払いの部分がありますので、そこの支払いということはあります。ただ、もうすでに債務負担行為はいただいております。あとは、どのような周辺環境等ですね、整備に関する予算がどの程度、どのタイミングで必要となるか、そこは今後詰めていく必要があると思っております。

以上

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