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公開日:2019年8月21日

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知事記者会見 令和元年8月19日(月曜日)「香川県」

知事定例記者会見録

  • 日時:令和元年8月19日(月曜日)13時00分〜13時27分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

質問項目

  1. 台風第10号の被害状況と対応について
  2. 豊島産業廃棄物処理事業について
  3. Bリーグによる香川ファイブアローズ関係者への制裁決定について
  4. サマーナイトフェスティバルについて
  5. 香港空港における抗議デモに伴う高松線への影響について
  6. 大型クルーズ船の誘致について

質問事項

幹事社:1 お盆を直撃した台風第10号について、まず最新の被害状況を伺いたい。また、今夏から水害・土砂災害で「警戒レベル」を用いて避難情報を発令するようになったが、今回の市町の発令状況や避難者の動きについて、現段階でどのように受け止めているかお聞きしたい。瀬戸内国際芸術祭の作品公開中止やJR四国の運休事前発表など、被害を最少にする動きを振り返っての評価も伺いたい。
2 豊島で確認された新たな廃棄物の処理が7月25日に終了したが、知事の受け止めを伺いたい。地下水浄化のための薬剤注入は効果にばらつきがあったとのことだが、今後の対応についても伺いたい。また、国の支援が受けられる特措法の期限まで3年半余りに迫っているが、改めて決意を伺いたい。

知事:台風10号の件でありますが、被害状況について、まず県内では14日昼頃から雨が降り始め、16日未明にかけて、県東部東かがわ市や小豆島町の雨量観測所において、累計150mm程度の降雨が記録されました。また、三本松港、高松港、さらに土庄東港で瞬間最大風速30mを超える非常に強い風が観測されました。さらに、台風の接近が満潮時刻と重なり、大潮の時期でもあったことから、通報潮位を超える潮位が県内各地で観測されました。
こうした中、現時点で確認できている被害は、軽傷者、軽いケガの方2人の人的被害のほか、公共土木施設被害としては土庄東港における浮き桟橋の損傷のほかには、海岸護岸の軽微な損傷など7件の被害となっています。現時点では土庄東港の浮き桟橋の被害以外には大きな被害報告は受けておりませんけれども、本日も職員が引き続き現地で被害調査を実施しておりまして、まとまり次第発表したいと思います。
お尋ねの「警戒レベル」につきましては、御承知のとおり、平成31年3月、国においてガイドラインが改定され、この出水期から各市町が発令する避難情報あるいは気象庁等が発表する防災気象情報に、5段階の「警戒レベル」を付して行うことになったことから、県におきましても、この5段階の「警戒レベル」について、県広報誌などを通じて、県民の皆様への周知を行うとともに、各市町が発令する避難情報への、この「警戒レベル」の付記、併せて発表することについて、各市町の運用が適切に行われるよう、助言しているところであります。
今回、台風10号に関しましては、新たな「警戒レベル」を用いた避難情報の発令について、高松市など3市5町において発令されましたが、これは各市町において、基本的に、国のガイドラインをもとに、気象庁が発表する防災気象情報なども踏まえて、実態に即して適切な発令がなされたものではないかと受け止めています。
避難者の動きにつきましては、各市町から、開設した各避難所への避難者数の報告については随時受けておりましたが、この避難所以外の避難場所として、雨の状況あるいは時間帯など災害リスクの状況に併せて、自宅の2階に逃げるいわゆる垂直避難や知人宅に逃げるといった避難所外避難などもあるところですので、自らの身は自らが守るという認識のもとに、最適と考えられる避難行動をとることが重要と考えております。
今後とも各市町等と連携しまして、台風などの水害時における「警戒レベル」の付記、避難勧告等の発令などが適切になされますように、各市町に対する助言、支援を行うとともに、これらの発令等を受けて、住民の皆さんが災害リスクの状況に応じた、より適切な避難行動が取れるよう周知啓発に努めていきたいと思っております。
それから、瀬戸内国際芸術祭の作品公開の関係では、会場の多くが島ですので、大勢の来場者が船で移動するため、台風によって受ける影響も大きいところです。今回、14日午後から船の運航に影響が出始め、15日にすべての航路が運休すると見込まれたため、13日夕方の段階で、14日午後及び15日の作品公開を休止することとしました。この件については、あらかじめ公式ウェブサイトやSNSで周知したことで、特に混乱もなく、来場者の安全は確保できたと考えています。
また、御指摘のようにJR四国は、運休の事前発表、いわゆる計画運休を実施しております。13日火曜日の午前中から、ホームページ等により台風の影響による運休等の可能性について案内を始めて、14日水曜日午前中までに、14日夕方からの運休あるいは15日木曜日のJR四国管内での全ての列車の運休が発表され、その発表どおり15日は終日運休となりました。翌16日には、安全確認のうえ、一部の列車を除き、始発から運転を再開したと伺っております。お盆期間の運休でもあり、帰省の客をはじめ多くの方々に影響があったのではないかと思いますけども、この事前の発表と報道の皆さまの御協力なども功を奏して、運休当日、各駅における混乱は生じなかったと伺っておりまして、私としましては、利用者の皆様の安全確保が図られたことはよかったのではないかと感じているところであります。
豊島の関係につきまして、まず豊島処分地で確認された、いわゆる新たな廃棄物の処理につきましては、既にお知らせしておりますとおり、昨年12月17日に豊島からの搬出・処理を開始して、本年7月11日に豊島からの搬出を終え、7月25日には処理が完了したところであり、最終的な処理量は616トンとなったところです。関係者の御理解・御協力を得て、無事に豊島処分地からの搬出・処理を終えることができて、よかったと思っております。
地下水浄化対策につきましては、御案内のとおり、これまでの揚水浄化に加え、今年度、化学処理による浄化に取り組んでおります。この化学処理による浄化につきましては、深い層に高濃度汚染が確認された箇所などから優先的に進めておりまして、その状況については、今月3日の第8回豊島処分地地下水・雨水等対策検討会において報告を行いました。
具体的には、処分地西側いわゆるD測線西側付近で、排水基準値を一時的に達成しましたけれども、処分地南東の一部の区画では、濃度は低下したものの、排水基準値が未達成であり、浄化効果には差が見られたという報告を受けております。なお浄化効果が十分でなかった南東の一部の区画におきましては、別の化学処理の方法として、いわゆる電気発熱法を実施しておりまして、来月末にはその結果が得られる予定と聞いております。
いずれにしましても、この検討会において、汚染状況に応じた揚水設備の増設、化学処理の実施など、今後の処分地全体の地下水浄化対策について承認をいただきましたので、その方向で進めてまいりたいと考えております。国の期限の問題がございますけれども、地下水浄化について、課題を一つ一つ解消しながら進めていく必要があると考えておりまして、財政支援の受けられる令和4年度までに排水基準値を満足することを目指して、全力で対策を進めてまいりたいと考えております。

記者:香川ファイブアローズについて伺いたい。前ヘッドコーチが暴言と暴力問題を受けて、Bリーグから処分を受けたが、県はファイブアローズに対して出資であったりユニホームの広告であったり、イベントなどの形で支援をしているが、今回の事態をどのように知事として受け止めているか伺いたい。また、来月にリーグの開幕が迫っているが、まだ社長等の新体制も固まっていないようだが、このあたり県としてどのようにファイブアローズに対して要望があるか、この2点を伺いたい。

知事:御指摘のとおり、先般、Bリーグから、香川ファイブアローズのヘッドコーチによる選手へのパワーハラスメントなどによるBリーグ規約違反行為が認められるということで、球団関係者に対し制裁通知を行った旨の発表が行われました。
御指摘のように県としては、平成17年11月の球団設立以来、この球団が地域に密着するスポーツチームとなるように、各市町や地元企業とともに支援してきたところでありまして、この度、このような事態が生じたことは、誠に残念であります。
県としては、引き続き、香川ファイブアローズを支えてまいりたいと考えておりますけども、チームとしてはこの度の制裁を真摯に受け止めて、早急にチーム環境を改善して、今後はチーム一丸となって、来月21日からの新シーズンに臨むよう願っております。
ファイブアローズは、創設以来、香川県をホームの地として、試合以外でもバスケットボール教室の開催やイベントに参加するなど、積極的な地域貢献活動を実施してきております。
県としては、先ほども申し上げたように、引き続き各市町地元企業と共にファイブアローズを支えてまいりたいと考えておりますけれども、ファイブアローズにおきましても、今回の制裁を真摯に受け止めて、体制を立て直して、広く県民の皆様から御理解・御支援を得られるように努めていただきたいと思っております。

記者:先日、サンポートで開かれた瀬戸内サマーナイトフェスティバルについて、6回目の今年もにぎわいをみせたということだが、今回の来場者数について伺いたい。また、今回は瀬戸芸との連携ということで予算を縮小して実施したそうだが、先日、高松市の大西市長も、来年以降の開催に意欲を示していたが、イベントの規模的なものであるとか、そのあたりを含めて知事の考えを伺いたい。
もう1点が香港線について、高松空港発着の香港線への香港空港でのデモの影響はどうなっているのか、先日の会見では4月から6月の利用状況を伺ったが、それ以降7月または8月の利用状況がどうなっているか伺いたい。

知事:まず1点目のサマーナイトフェスティバルにつきまして、7月20日土曜日から8月4日日曜日までの16日間開催しましたが、関係者の皆様の御協力・御尽力によりおかげをもって無事終えることができました。来場者数としては約3万8300人と聞いておりまして、昨年約3万1900人に対して6400人増加しております。
昨年は、実質は台風2日間が影響して、2日間中止になっていますので、14日間の開催の数字となると思います。なおこの来場者数はいわゆる飲食ブースの各店舗での購入者の人数をカウントしていると聞いております。一日当たりでは今年は2396人。昨年2279人に対して増加しております。各新聞テレビ等で多く取り上げていただきまして、連日、いわゆる「真夏の夜の夢」のステージは満席で、食のブースの前には長い行列ができて、かなりの盛り上がりを見せていたと聞いております。特に、今年は外国人の来場も目立ったと報告がありました。
そういう意味では、サンポートにおける夏の夜のイベントとして、定着してきているのではないかと感じております。予算面では芸術祭との相乗効果を期待して、効率的な執行によるにぎわいづくりに努めたところでありますけれども、いろいろな工夫によりまして、夕方から夜にかけての瀬戸内ならではの、ウォータフロントの魅力を発信し、芸術祭そのものとはまた一味違ったイベントということで、魅力を感じていただけたと考えております。
来年度につきましては、この今年度の結果も踏まえて、夜型の観光コンテンツとして、リピーターの獲得あるいはファミリー層を中心とした幅広い層の観光客の誘致、そして、いわゆる滞在型、周遊型観光につなげていけないか検討してまいりたいと考えております。
香港の関係でありますけれども、この抗議デモ等、昨日も報道がありましたけれども、県としては航空会社や旅行会社などの関係者を通して日々状況把握、情報収集に努めております。聞き取りによりますと、アウトバウンド、日本からの出発者については、9月以降の出発となる一部の旅行ツアーにおいてキャンセルが発生しているものの、この路線自体、インバウンドの利用の割合が高い路線であり、香港からの個人客を中心として、インバウンドは引き続き好調であることから、全体としては大きな影響は出ていないということであります。
利用率としては4月から7月までの利用率としては91.8%、対前年同期比4.1ポイント増と聞いております。なお、8月12日月曜日に香港を出発して、同日、高松空港から、いわゆる折り返し予定であったこの日の便については、高松からの出発ができなかったため、翌日13日火曜日に延期されるといった影響が出たところであります。8月はまだまとまっておりませんけれども、今回の香港での大規模デモにつきまして、騒動の長期化を懸念する報道もあり、今後新規需要の鈍化など影響が出る可能性もありますので、引き続き、関係者からの情報収集を行うとともに、航空会社とも緊密に連携して、路線の利用促進に努めていきたいと考えております。

記者:追加で、瀬戸内サマーナイトフェスティバルの来年の規模感については、瀬戸内国際芸術祭がない去年までの規模感に戻すということでよろしいのかということと、香港線の方は、アウトバウンド、日本人に対してのケアとして、今後対応を何か考えているか伺いたい。

知事:サマーナイトフェスティバルの来年度の具体的な規模等はまだこれから予算編成において検討していく、どういった形態かということも含めて、先ほど申し上げたような滞在型、周遊型観光につながるという効果を発揮していくためには、どういう夜型のコンテンツというものがいいのか、そういった点は引き続きいろいろなあり方を検討していきたいと思っております。
香港のアウトバンド需要という点について、今現在とりたててPRプロモーションというのは考えておりません。それぞれのやはり、こちらの方も個人客が基本的には多いと思われますので、現地の状況等を判断していただく必要があると思いますので、今のところは、航空会社といずれにせよ連携をしていきたいと思っておりますけど、アウトバウンドについて何か考えているということはありません。

記者:クルーズ船について伺いたい。予定通りなら今度の日曜日にダイヤモンドプリンセスが初めて高松港へ寄港すると思うが、いわゆる10万トン超えの大型船といわれるクルーズ船が来るのは初めてだと思うが、今回の大型クルーズ船誘致に成功した意義と今後のクルーズ船の誘致の進め方、強化策があれば伺いたい。

知事:いわゆる大型クルーズ船が、定義にもよりますけれども、飛鳥2も5万トン程度で、大型船と言えば大型船ですが、現在はやはり10万トン以上、それよりもさらに大きいクルーズ船もあるようですけども、そういった大型船が高松に初寄港になるということは、やはり規模といいますか乗客数の多さ、またいろいろな方がおそらく乗客の中にいらっしゃるということで、大変観光振興の面でも、喜ばしいことだと思っております。
いわゆる5万トンバースの方では今回対応できないということでコンテナターミナルの方に、各コンテナ関係の事業者の皆様の御協力を得て、やはり出入り等も少し制限されるところがありますけれども、一般の方にとっては、その点は、安全面の問題もありますので、御協力いただければと思っております。
クルーズはこれから諸外国あるいは日本においても、荷物を持ち運ばなくていいと、その移動手段そのものがホテル代わりになっているという利用者にとってのメリットがあり、これからもそういったクルーズ船の利用は、増えていくのではないかと思っております。ただ、いろんな形態があって、いわゆる大型ヨットのようなものも規模的には2、3000トンぐらいのものがあって、そちらが非常にいわゆる富裕層等が利用するようなもの、日本国内でも御存知のとおり、瀬戸内にガンツウという非常にユニークなクルーズ船が運行されておりますけども、いろんなクルーズ船の需要があるのではないかと。
高松の場合には、特に、いわゆる5万トンバースが非常に市街地へのアクセスがよいということもあり、歩いて行ける、ああいった場所は日本あるいは世界的に見ても希少価値のあるところだと伺っておりますので、そちらでの中型船とクラス的にはいわゆるラグジュアリーといわれる、そういったクラスをお迎えするというのも、これからの方向としては、当然伸ばしていきたいと思っております。
また県内の他の港もいろんな寄港の仕方があると思いますし、この辺はやはり利用客のニーズがどれだけあるか、いわゆるテンダーボートで沖の方に泊めてそこから目的地、小豆島でもそういった例がありますけれども、そういうのがまた好まれるというようなところもあるのではないか、そういった面もいろいろと情報収集して、どういう形で受け入れるというのが私どもにとっても県にとっても、県内の皆さまにとっても効果があるか、さらに検討していきたいと思っておりますけれども、一つ、クルーズ船は、逆にこちらでの宿泊を伴わないという特徴といいますか、当然ではありますけれども、宿泊型、滞在型っていう場合には、ちょっと方向が違うということになりますので、その辺の特性も踏まえた対応が必要かなと思っております。

以上

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