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公開日:2020年2月12日

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知事記者会見 令和2年2月10日(月曜日)「香川県」

知事定例記者会見録

  • 日時:令和2年2月10日(月曜日)13時00分から13時21分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

質問項目

  1. 瀬戸内国際芸術祭2019の経済波及効果について
  2. 新型コロナウイルスについて

質問事項

幹事社:1 昨年開催された瀬戸内国際芸術祭2019の経済波及効果が180億円と過去最大になったことが分かった。この結果について、知事の所感と次回開催への考えを伺いたい。
2 今月3日に県内5カ所の保健所に「帰国者・接触者相談センター」が開設されたが、現時点でどれくらいの相談が寄せられているのか、相談内容も併せて教えてほしい。また、上海線の減便が決まるなど、経済や観光面での影響が県内でも広がっているが、それに対する受け止めを改めて伺いたい。さらに、集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が来月、高松港に寄港する予定になっているが、県としてどのような対応を取るのかについても伺いたい。

知事:最初の瀬戸内国際芸術祭2019の経済波及効果について、まず、この経済波及効果の分析をしていただきました日本銀行高松支店の皆さまに感謝を申し上げたいと思います。瀬戸内国際芸術祭は、アートを介してさまざまな人が集い、地域の人々と交流、また協働することにより、地域が「元気」になることを目指して開催しています。
経済波及効果は、この芸術祭の開催の一つの成果でもありますことから、過去最高の180億円と推計されたことにつきましては、喜ばしいことだと思っております。
その要因としては、今回初めてゴールデンウィークの10連休が含まれ、気候もよく、会場数も多い秋会期の日数を増やす会期設定ができたことなどによる総来場者数の増加、及びその中でも一人当たりの消費金額が多いと考えられる外国人来場者の割合の増加などが考えられます。
瀬戸内国際芸術祭の開催は、本県のブランド力、海外での知名度を押し上げるとともに、交流人口のみならず移住者の増加、地域の活性化など、その効果が本県の活力向上につながると考えられますことから、11月議会でもお答えしましたが、私としては、3年後2022年に次回芸術祭を開催したいと考えております。
総括報告としてとりまとめた成果と課題を踏まえたうえで、関係団体、各市町の御意見も伺い、課題への対応を行いながら、次回芸術祭に向けての検討を行い、地域全体の活性化につなげていきたいと考えております。
次に、新型コロナウイルスについてでありますけれども、「帰国者・接触者相談センター」における相談件数等につきましては、この相談センターを2月3日に設置し、各保健所の相談窓口に併設いたしましたところ、各保健所の窓口で受けた相談件数は、2月3日月曜日から9日日曜日までの1週間、県全体で188件の相談がありました。前回御報告した1月27日からの数字も合計した累計では、370件となっております。
なお、これは疑いのある方の相談件数ではないということは十分御留意ください。疑いのある方のそういった数字については公表を差し控えております。
相談内容について、相談者の方は、先週1週間においては県民、医療機関、宿泊施設、企業などであり、先々週と比べて、県民の皆さまからの相談は41件から112件と約2.7倍に増えております。
相談内容としましては、県民の皆さまから、感染への不安、予防、検査についての相談、具体的には、「新型コロナウイルスの検査を受けたい」といった相談や、「日本でも流行するのではないか不安である」といったものが多かったと聞いています。医療機関からは、湖北省に渡航歴がある人が診察に来た場合の対応につきまして、また宿泊施設からは、体調不良者の受診医療機関について、さらに企業からは、中国から帰国した従業員の新型コロナウイルスの検査についてなど問い合わせがあったと聞いています。
土曜・日曜日の件数につきまして、各保健所では土日も相談を受ける体制を整えておりまして、昨日、一昨日の土曜・日曜は、県全体で7件、土曜日5件、日曜日2件でありました。
さまざまな相談があるわけでございますけども、現在のところ県内で患者は発生しておりませんので、県内の皆さまには過剰に心配されることなく、手洗いなどの通常の感染症予防の徹底をお願いしたいと思います。
経済への影響でありますけれども、平成30年度にジェトロ香川が実施した調査では、武漢市・湖北省には県内企業は進出しておりませんけれども、中国全体としては少なくとも41社が進出していると伺っております。
操業再開の延期の通知が出された地域に進出している主な企業に聞き取りを行ったところ、「操業再開延期の通知を受け、現在、操業できない状態であり、こうした期間が長期化するようであれば、生産休止や、原材料や部品等の調達が困難になるなど、企業活動に影響が出る」といった内容の話がありました。
また、こうした期間が長期化し、中国の生産活動や物流が停滞すると、中国から原料や部品等の調達を行っている企業、中国に輸出を行っている企業を中心に、県内企業の生産活動にも影響が出る恐れがあると考えています。
今後も、ジェトロ香川や四国経済産業局と連携して、県内企業への影響について情報収集を行ってまいりたいと考えております。
県といたしましては、新型コロナウイルスの感染拡大に係る中小企業等からの相談に対し、先月31日から、商工労働部の「中小企業対策相談窓口」で対応しておりますが、これまでここへの相談等は寄せられておりません。
また、県内の商工会・商工会議所等の窓口にも、これまで相談は寄せられていないと聞いています。窓口に相談が寄せられた場合には、適切に助言を行ってまいりたいと考えております。
先ほどの繰り返しになりますが、中国は、本県企業の輸出入の相手国として、重要な位置を占めており、今後とも本県経済に与える影響の把握に努めますとともに、状況に応じた対応ができるよう、四国経産局、ジェトロ香川などの関係機関と緊密に情報共有・連携を図ってまいりたいと考えております。
県内観光につきましては、高松−上海線の運航が、御案内のとおり、先週2月7日、「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う利用者数の減及び肺炎の感染拡大防止のため、本年2月11日から27日の火・木・日曜日、計8往復の便を運休する」との連絡がありました。この結果、2月におけるこの路線の運航は2月9日の便をもって、すべて運休となっております。
観光面に与える影響としては、上海市に拠点を置く上海春秋旅行社によりますと、1月27日月曜以降は、旅行商品だけでなく、航空券のみの購入者も含め、予約済みの大半がキャンセルになるほか、新規予約もほとんどない状況であると伺っております。県内宿泊施設、観光施設からは、団体旅行などで予約キャンセルが出るなど、影響が広がっている状況と伺っています。
また、県内の旅行会社からも、中国への旅行商品の催行を停止する旅行会社もあると伺っているほか、3月以降の予約キャンセルも出てきていると、そういった状況と聞いております。
県としては、引き続き、航空会社、旅行会社などからの情報収集に努めたいと考えております。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の関係でありますが、御案内のとおり、2月9日時点で70名の方の新型コロナウイルス陽性反応が、この「ダイヤモンド・プリンセス」乗船者の中に確認されたと伺っております。当初の予定としては、ダイヤモンド・プリンセス号は、今年3月26日木曜日と11月22日日曜日に高松港に寄港する予定であります。
船会社からは、既に一部予定していたクルーズツアーの中止の発表がなされておりますけれども、3月26日の高松港を含むクルーズツアーにつきまして、現時点で中止の決定はなされていないと伺っております。
現在、高松港においては、四国地方整備局からの協力依頼を受けて、厚労省、観光庁等が作成した注意喚起や咳エチケットに関するポスターを乗船客の往来が多い、客船乗り場入口、フェリー乗り場、高松旅客ターミナルビル、高松港レストハウス・ミケイラに掲示し、周知に努めておりますけれども、クルーズツアーの催行につきましては、船会社において判断されるとともに、クルーズ客船が寄港する港の水際対策ということにつきましては、検疫を管轄する国において検討されるものと思っております。いずれにしても、県としても引き続き情報収集に努めてまいりたいと考えております。

記者:先ほどの「帰国者・接触者相談センター」ですが、3日に設置ということですが、設置した旨を報道発表や県のホームページで県民に公表したのはいつか、知事は御存知ですか。

知事:ホームページ掲載の実際の時点というのは、私は承知しておりません。

記者:これだけ世界中で対策が叫ばれていて、県民も不安に思う方が多い中、設置したら早急に発表すべきだと思うんですが、実際に発表があったのは、その翌日の4日の夕方なんですね。3日に設置したと伺っていますが。

知事:ちょっと私、詳細を確認できておりません。紙ベースと、今おっしゃっているのはホームページ上の話ですか。

記者:報道発表ならびにホームページでの県民への周知ですね。

知事:そういうセンターが設置されるということについては、私の先週の会見で、すでに言及したと思いますけれども、その後、実際にそのセンター、保健所ごとということでありますけれども、それを何ていうんでしょうか、印刷物なり、ネット上、Web上に掲載したのがいつかという点については、私、確認しておりませんので、もし遅れていたとすれば、どういう事情があったのか調べてみたいと思います。

記者:ぜひよろしくお願いします。
4日の夕方に発表があったのは事実ですので、担当課に伺ってもらえれば分かります。

知事:それは、投げ込みもその時点だったということですか。

記者:そのとおりです。これ事実なんですが、それを前提に、これだけ対応・発表のタイミングが遅れたのは、かなり由々しき事態と思うんですが、その点について知事どう思われますか。

知事:別に私は隠していた訳ではないと思いますので、先ほど申し上げたように、どういう事情があったのか、まず調べてみたいと思います。

記者:担当課の取材への説明では、事務作業の遅れだと、単純に、3日には設置したけど、4日の夕方に発表になったのは、事務作業の遅れだと、こういう問題、事務作業の遅れだけで片付けていいとは思わないので、ぜひ調べて、それなりの対応をとっていただきたいと思います。

知事:今、非常に繁忙を極めている状態だと思いますけれども、逆に、私が言及したことによってですね、すでにある程度そういった内容をお伝えしたつもりになってしまったのかもしれませんけれども、おっしゃるように、きちんとそういったものを早く確認したいという方も当然いらっしゃると思いますので、そうしたことについて、滞りがないようにしていく必要があると思います。

記者:コロナの関連で伺います。全国で、国全体としてそうなのかもしれませんけれど、観光の影響がそろそろ出始めていると、香川県でも出始めていると先ほどおっしゃいました。それの一方で、クルーズ船が入ってくるとかという、しっかり観光は伸ばしていけなければいけないという部分、あるいは落としてはいけないという部分と、守らないといけない部分が、やや相反する状態にならざるを得ないと思うんですけれども、その懸念というのは、この先、見通しとして、知事はどうお考えでしょうか。

知事:おっしゃるように、要は、これまでぜひ多くの人に来ていただきたいと国を挙げて一生懸命、いわゆるインバウンドに取り組んでいたわけですけども、その主力である中国の方についてですね、来て欲しいんだけれども、いわゆるコロナウイルスについては、それはぜひ避けたいと、そういう患者さんは避けたいという、正に、そこのところは矛盾するようなところがあると思います。そういうところは、水際での検疫ということ、検疫体制といいますか、防疫体制ということになるんだと思います。
あまりこう、何ていうんでしょうか、世界的に全体にですね、過剰な反応を示すということは、この世界の交流といいますか、いろいろ大観光時代に入ったと言われて、日本だけではなくて、いろんな国の観光が伸びているわけですね、お互いに行き来するようになって、その中で、この来るのを望まないとか行きたくないということになるとですね、典型的な縮小均衡と言いますか、どこだったか忘れましたけど、ある国は、日本からの、日本人の観光客を入国拒否するという対象にしている国も出たという、ちょっと正確なところは忘れていますけども、そういうふうなお互い疑心暗鬼になるようなところはですね、できるだけ払拭していきたいと、そういうためにはいろんな衛生対策等が必要だと思いますけども、あまりにも過剰な反応になるということはですね、少し落ち着いていかないと、そういったものが負の連鎖反応を呼び起こすというのはですね、ちょっと構造は違うかもしれませんが、リーマンショックのときも、金融だけの話と思ってたのが、実体面にですね、はね返ってしまって、当時の時点では問題のなかった日本の金融でしたけども、しかしながら、日本の実体経済の方にですね、製造業の方に大打撃を与えてしまったという、そういうことも懸念されますので、今、冷静にいろんな対策を講じていくことを考える方がいいんじゃないかと思っています。

記者:もう一点、このままいくとかなり香川の観光産業なりというのは、影響が出てきそうなんでしょうか。

知事:量的なものまでは何とも言えません。ある程度、欧米豪の方々ですね、羽田とかそちら経由で、あるいはずっと関西等から入ってくる方々、この人たちが特に影響を受けていることはないんじゃないかと思います。
やはり、中国の直行便、この影響がダイレクトにどうしても出てくると思いますけれども、現在、中国当局も本当に必死になって、コロナウイルス対策をとっていると思いますので、早くピークアウトしていただければ、その辺が少し先が見えてですね、観光業界の方も少し安心できるんじゃないかなと、そういう事態に早くなるよう願っています。

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