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公開日:2021年9月8日

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知事記者会見 令和3年9月6日(月曜日)

知事定例記者会見録

  • 日時:令和3年9月6日(月曜日)13時00分から13時24分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

報告項目

  1. 酸素ステーションの設置について

報告事項

私から入院待機施設、いわゆる酸素ステーションについて御報告いたします。酸素ステーションにつきましては、これまで設置場所の検討を進めてまいりましたが、今般、関係者との協議が整い、設置場所を決定したところであります。その概要といたしましては、設置場所は、高松市福田町にある福田町ホテル(旧チサンホテル)であり、現在、全館を宿泊療養施設として使用しておりますが、この建物の一つのフロア(階)を酸素ステーションとして転用することといたしました。フロア全体では16室ありますけれども、このうちの5室を区切って患者を受け入れることとしたいと思っております。ここを設置場所とした理由としましては、現在、既に療養施設として利用実績のある建物であり、感染防止対策が行いやすいこと、また間仕切りの設置などの比較的簡易な改装によって入院待機施設としての機能を持たせられることなどであります。今後、必要な改装や酸素濃縮装置等の資器材の用意を行うこととしており、そうした作業にあと数日要すると思いますけれども、今週中には準備を完了させたいと考えています。
この施設につきましては、入院が必要な患者さんが、患者急増により病床が塞がっているなどの理由で入院を待機せざるを得ない場合に、一時的にその患者を受け入れ、酸素投与等の措置を行う施設であります。現時点では、本県の病床の利用状況は、ひっ迫が進んではおりますけれども、入院が困難となっているようなことはなく、直ちにこの施設が必要な状況にはないと考えております。このため、この施設の運用、稼働につきましては、今後の感染状況を見ながら、再度感染が急激に拡大するような状況が生じた場合は、医師、看護師等のスタッフを配置したうえで開始したいと考えております。

質問項目

  1. まん延防止等重点措置について
  2. 新型コロナ患者の自宅療養について
  3. 酸素ステーションの設置について
  4. 東京2020オリンピック・パラリンピックについて

質問事項

幹事社:知事に質問2点伺います。1点目は、「まん延防止等重点措置」についてです。今月12日に重点措置の期限を迎えますが、現時点の県内の感染状況を踏まえ、期間延長などの必要性や、国に延長を要請するお考えがあるかについて伺いたいです。また、重点措置の現時点での成果というのをどのように評価されているのかについても教えてください。
2点目は、自宅療養についてです。新規感染者の発生が高止まりした状況で、多くの方がまだ自宅療養されていて、県内の療養体制も大きく変わってきていますが、課題として顕在化していること、今後懸念されることを伺いたいです。

知事:まず「まん延防止等重点措置」についてでありますけれども、この「まん延防止等重点措置」の適用の前と現時点における本県の各指標について見ますと、8月19日と9月4日の比較ということになりますけれども、直近1週間のいわゆる人口10万人当たりの累積感染者数、60.4人から34.1人、確保病床の使用率は63.2%から47.9%に減少するなど、数値の減少、指標の中で減少をみております。これは4日時点ですので、今日13時の発表の、昨日の16人という数字を当てはめますと、さらにもう少し減少ということになり、全体としては、国のステージ4以上の指標が当時の4つから2つに減り、ステージ3以上の指標が逆に2つから4つに増えております。このように、新規感染者数等は減少傾向にありますけれども、現時点で、療養者490人、入院患者126人、特に重症者につきまして、8月30日まで7人であったものが、9月4日では9人に増加しており、医療提供体制につきましては、決して楽観できるものではなく、依然として厳しい状況が続いていると考えております。
過去に「まん延防止等重点措置」の適用が終了した他県の過去の状況を見ますと、いずれも直近1週間の人口10万人当たりの累積新規感染者数は1桁になっているなど、新規感染者数が相当程度減少しているということがあったと。もう一つは、ただ今申し上げた本県における現在の医療のひっ迫状況も踏まえる必要がありまして、今後のこうした病床使用率等も見極める必要もありますけれども、現時点では、国において延長の判断がなされるのも、やむを得ないものではないかと考えております。そうした状況でありますので、こちらから延長の要請を考えてはおりませんけれども、今後も継続して国と情報共有を緊密に行ってまいりたいと考えております。
この重点措置の成果、評価ということでございますけれども、先日も申し上げましたが、高松市内においては、いわゆる歓楽街の人出が減少し、感染者の会食歴や外食歴も減っております。さらに、新規感染者数、確保病床の使用率が、今申し上げたように減少するなど、全体的には数値が改善してきており、一定の効果があったものと考えております。しかし、繰り返しになりますが、療養者や入院患者、重症者の数は、依然としてステージ4の数値を下回っていないということもあり、厳しい状況が続いており、引き続き、対策の効果も検証しながら、また感染状況、医療提供体制を見極めつつ、今後の必要な対策について、時機を逸することなく、迅速また適切に対応してまいりたいと考えております。
もう一つの、自宅療養に関するお尋ねでありますけれども、感染状況、これも繰り返しになりますが、昨日発表分まで、いわゆる11日間連続でその前の週を下回っているということで、7月下旬に始まった感染の急激な拡大そのものは、やや沈静化してきたとも思っておりますが、そのことから自宅療養者についても、昨日の発表時点で116人と、これは8月28日、一番多かった時点で226人を数えておりましたが、大きく減少してきておりまして、宿泊療養施設の新しい3棟目も稼働したこともあり、当面はこの自宅療養としては減少するのではないかと考えております。
ただ、感染状況としては、何度も申し上げる人口10万人の累積新規感染者数、これはステージ4の基準として25人というところを依然として上回っており、今後、再び感染が拡大することも想定しておく必要はあると思っております。その際の感染拡大に伴う自宅療養の課題としては、自宅療養をされる方が増えた場合の、健康観察を行う保健所の体制の維持確保というものがあろうかと思います。これについては、まず健康観察の担い手となる保健師さんの負担を減らすため、全庁的な応援体制の構築を図り、事務職員などによる新規感染者への聞き取り調査の実施なども行っております。また、先週からは医師会等の御協力をいただき、一部の患者さんについて、地域の医師の方にも健康観察、オンライン診療の支援をいただくこととしております。
また、いわゆる感染力の強いデルタ株の出現により、自宅療養につきましては、療養中の他の家族への感染の防止も課題であると考えています。このため、療養中の過ごし方として、部屋を分けることに始まり、共用部分の清掃など注意すべき点について、自宅療養のしおりとして取りまとめて、療養される方にお配りしております。また、自宅療養中に症状が悪化した場合の対応として、パルスオキシメーターの貸し出しを行うとともに、朝夕2回、健康観察アプリや電話で本人の体調確認を行っておりますが、万一、体調が悪化した場合に備え、医師会、看護協会、訪問看護ステーション連絡協議会などと連携しまして、往診チームが自宅に伺って、必要な処置を行うことのできる体制づくりを進めております。また、先ほどこれは申し上げたとおりでありますけれど、いわゆる酸素ステーションについても準備をして進めております。
県としましては、新型コロナウイルス感染症の療養について、自宅療養を基本とするような考え方はしておりませんけれども、今回のような感染の急激かつ大幅な拡大の中にあっては、今後も自宅療養をお願いすることも考えられます。その場合でも自宅療養される方ができるだけ安心して過ごしていただけるよう、支援のための体制づくりに引き続き努めてまいりたいと考えております。
(※「ステージ4」の「4」、「ステージ3」の「3」は正しくはローマ数字です。)

幹事社:今、お答えいただいた内容の中で、すみません何点か追加で伺わさせてください。「まん延防止等重点措置」なのですが、国において延長の判断がなされるのはやむを得ないということなのですけれど、他県の状況と比較し、現在の県内の状況を見たときに、知事御自身としては、香川県が延長されることの必要性というのは、同じようにお感じになられているのでしょうか。

知事:これは、どういう指標に重点を置くかということにもなりますけれども、基本的にステージ4という段階の指標があるというところで、いわゆる緩和と言いますか、この重点措置の適用解除というのは、やはり医療提供体制の負荷がなお続いているということでもありますので、そうした点を考えなければいけないと思っております。この2、3日、新規感染者数、日々の感染者数、減少しておりますけれども、これはフローの数字であって、感染された方はやはり自宅なり宿泊療養施設なり、あるいはまた入院といったことが必要であり、その関連のいろいろな数字を見ると、今、いわゆる「まん延防止等重点措置」の対象にならないということは、いろいろな意味でミスリードにもなりかねない、そういう状況ではないかと思っております。
(※「ステージ4」の「4」は正しくはローマ数字です。)

幹事社:8月20日から9月12日で、この重点措置の期間というのはあらかじめ定められていましたけれど、まだ期間の終わりではないですが、その医療提供体制とかを考えたときに、その想定よりもやはりなかなか県内の状況というのは、良い方には動かなかったというふうになりますか。

知事:想定というのをどのように考えるかということですけれども、全国的に、もともと緊急事態宣言から今回の一連の措置は始まっているわけですけれども、現在、東京の発生数が減少を始めておりまして、これはかなり本県とパラレルな状況になっていますが、他方、大阪等は依然として高水準にあると。こういったことについて、この本来の重点措置なり緊急事態宣言の期間内で、いわば収束の方向を見いだすという点については、残念ながら、そういった事態にまだ至っていないと。やはり警戒を要するという状況であると言わざるを得ない。それはある程度、全国的なものかなと思っておりまして、本県が特にそういった状況が他の地域よりもあまりよろしくない、あるいは逆に、他の地域よりもこの改善の度合いが非常に先を行っているということでもない、そういう状況かなと思っております。

幹事社:分かりました。あと、自宅療養者の方への対応の中で、療養中の他の御家族への感染防止というお話も出ましたけれど、以前も会見で伺わさせていただいたことがあるかと思うのですが、実際に今、県内で自宅療養の方が増えていて、そこからの家族の方への感染例というのは、実際のところあるのか、ないのかというのは、引き続き、やはりちょっと分からないというところでしょうか。

知事:自宅療養は先ほども申し上げましたけれど、減ってきております。増えているわけではないと思います。この自宅療養だからというのか、家族で感染している例は、多くあるわけでありますけれども、それはどの時点のものかというのをちょっと見極めるというか、そうしたものは、今ちょっと手元にはありません。いずれにせよ、いろいろな医師会等にも御協力いただいて、体調不良になった場合の対応等も含めて、またそのいろいろな体制、これはパルスオキシメーターの貸与とか、いろいろなことがありますけれど、その御本人の療養だけではなくて家族の対応も、先ほど申し上げたような「しおり」を御覧いただいて、できるだけ避けていただくように、家庭内感染と言うか、自宅療養からまた広がっていくということがないように、いろいろと各方面の御協力もいただいて進めていっているところです。

幹事社:分かりました。最後に、酸素ステーションについてなのですけれど、先週の会見も含めて、当面の間というか、最初は5床でスタートされる、再拡大した時にされるということですけれど、県内の病床の規模ですとか、今回の第5波での感染拡大の療養者数からいったときに、最初5床だとしても、香川県内としてこれだけ本来は必要なのではないかというような目標値みたいなものというのはあるのでしょうか。

知事:当面はこの5床で、仮にそれが必要になった時でも足りるのではないかと思っております。いわゆる宿泊療養の方も、3棟目ができたわけですけれども、そこの今回の転用によって、2棟目がその分16室減少になるわけですけれども、ここは2棟目の運用を見直して、別途、23床追加するようにしたいと思っています。マイナス16、プラス23ということで、せっかく3棟体制になりましたので、その全体での部屋数を減らさないように、今回、2棟目でちょっと転用ということになって、その分、部屋数が減るように思われるかもしれませんが、そこは2棟目で運用の見直しによって、別途、部屋数を増やしたいと思っております。そういうことも含め、もちろん入院の方ですね、病床を確保の方も、引き続きお願いしていきたいと思っておりますので、酸素ステーションについては、当面、今、最初に申し上げたような運用で臨みたいと思っています。

記者:ちょっとまた話が変わるのですが、昨日、パラリンピックが閉会されたということで、このオリンピック・パラリンピックと、これで完全に終わったということになりますが、いろいろと賛否両論の、この新型コロナの感染が拡大する中でのオリンピックであったと思うのですけれども、一方で言えば、香川県からもいろいろ選手が出て、活躍されておりますけれども、今回のこのオリンピック・パラリンピックの評価としては、知事はどういうふうに受け止められていますか。

知事:東京オリンピック・東京パラリンピックともに1年延期、そしてまた現状もコロナウイルス感染症が鎮静化していない、そういうオリンピックの場合は、まさにいわゆる第5波の東京でのピークにぶつかってしまうような状況の中でありましたけれども、それぞれの選手の皆さんが競う、特にパラリンピックについては、障害のある方がそういうことを克服して、本県から出た選手の方の中には「車椅子を使うというのは、視力が劣る人が眼鏡を使うのと同じことである」と、そういったような考え方といいますか、障害があっても、もちろん、物理的健常者と全く同じことは難しいわけですけれども、そこにいわゆる差別的なものがない、そういった社会を目指していく、そうしたことがこのスポーツの世界で、通常の社会よりもむしろ実現されていると。そこは非常に皆さん、見ている人たちも、あらためて気が付かれたのではないかと思います。そういったパラリンピック独自の意味もありますけれども、やはり、このスポーツによって平和というものを目指していく、分断のない、そういう世界を目指していくという、この開催の意義は、小さくなるようなものではない。そのようにもともと受け止めておりますけれども、そうした点を関係者の皆さんが非常な努力で、そういう意義を実現していくために、まさに非常な努力をされた、そうした大会であったのではないかと思っています。

以上

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