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公開日:2017年9月13日

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第5回知事意見交換会 平成29年8月22日(火曜日)綾川町

平成29年8月22日(火曜日)

第5回目として、綾川町を訪問し、視察や意見交換を行いました。

訪問先

【視察先】羽床上地区基盤整備事業推進協議会

【視察・意見交換先】公益財団法人オイスカ 四国研修センター

羽床上地区基盤整備事業推進協議会

協議会の説明を聞く知事1 協議会の説明を聞く知事2

圃場を見学する知事

羽床上地区基盤整備事業推進協議会は、綾川町羽床上地区における工事計画・施工・換地などの連絡調整等を行い、事業推進を図るとともに、担い手への農地集積・集約化を促進し、地域農業の持続的な発展を図るため、平成20年6月に、ほ場整備事業に関係する受益者や水利組合等の代表者52名で設立した団体です。

同協議会を訪問し、横井会長から、ほ場整備の概要や効果等について、ご説明をいただきました。

羽床上地区は綾歌郡綾川町の中央部に位置し、東西に国道377号線が通り、北の二級河川綾川、南の山地に囲まれた地域で、水稲、小麦を中心とした栽培が行われる県内でも有数の農業地帯ですが、農地は一筆当たり約9aと狭小不整形で、農道も未整備のため大型機械の導入が困難であり、農業用水はため池掛りや川掛りなどの水利が複雑に入り混じった水利慣行を形成し、営農や用水管理に多大な労力を要していたそうです。

そのため、区画整理や農業用水のパイプライン化による水利の統廃合、カバープランツ(※地表面を植生により密に覆うことによる雑草の抑制、除草経費の削減、景観の向上を図るもので、ムカデ芝などの芝類が一般的)の植栽により、農業生産性の向上や維持管理の省力化が図られたことから、担い手への農地集積率が大幅に増加するとともに、ブロッコリーなどの高収益作物の作付けが拡大し、農業競争力の強化と併せ農業者の所得向上が図られたとのことです。

私からは、ほ場整備を実施したことによる農業用水の使い方の変化や農業の担い手への農地の集積・集約化、作付けが広がっているブロッコリー等についてお聞きし、当該地域の現状を知ることができました。

その後、ほ場整備した現地に移動し、パイプライン化された農業用水やその給水栓、畔の草刈りを省力化しているカバープランツなどを見学しました。

私としては、今後も引き続き、「香川県農業・農村基本計画」に基づき、基本目標である「農業の持続的な発展と笑顔で暮らせる農村の実現」に向けて、戦略的な施策を展開し、香川用水をはじめとする基幹的農業水利施設の長寿命化対策、担い手への農地集積や集落営農の推進と一体となった農業基盤の整備、中山間地域の活性化対策などを推進していきたいと考えています。

公益財団法人オイスカ 四国研修センター

集合写真 意見交換会の様子

記念植樹をする知事 肥料づくりを視察する知事

調理の視察をする知事

次に、公益財団法人オイスカ 四国研修センターを訪問しました。

同センターは、主にアジア及び南太平洋の国と地域から農林業を中心とした国づくりを担う青年を招へいして研修を行っている団体で、昭和43年3月に開所し、これまで受け入れてきた研修生は、平成29年4月現在で38か国、約1,600名にもなっています。

まず、同センターの農業作業場を訪問し、有機農業に使用する液肥の製造に係る研修、その後、食品加工実習室に移動し、マレーシアの肉まんづくりの研修を見学しました。どちらの研修も和やかな雰囲気の中にも真剣に取り組む研修生の姿を見ることができました。特に、食品加工の研修では、国や地域によって食べられない食材があるなど、苦労話などもお聞きすることができました。

農業作業場、食品加工実習室での研修風景の視察後、研修生の方々を中心に意見交換を行いました。

意見交換会の概要について

1.活動状況について

意見交換会には、研修生のほか、同団体 四国支部 石井会長、同センター 萬代(まんだい)所長にもご参加いただき、活動状況などをお聞きしました。

同センターは昭和43年に開所し、来年で節目の50年を迎えます。その間、研修生の皆さんの出身国であるアジア諸国では国際関係や経済状況など各国を取り巻く環境は大きく変化していますが、そのような情勢の変化を踏まえ、女性の地位向上にも変化が現れ、今では女性の研修生の方が多くなっています。運営面に関しては、寄付金と会員の会費等で運営していることから、会員の拡大が喫緊の課題であるという率直なご意見もいただきました。

また、各国の方に同センターを有効に活用してもらい、親日家を増やし、今後も国際交流の一翼を担っていきたいとのことです。

2.参加者の皆さんの意見

私からは研修生に対して、「香川県についての印象」、「オイスカに応募した動機」、「オイスカで学んだ知識や技術を母国に持ち帰り、活動するにあたっての期待や不安」についてお尋ねしました。

研修生からは、「道路にゴミが落ちておらず、トイレもきれいでビックリした。」、「農家の人は高齢者ばかり。」、「日本の進んだ有機農業を学び、母国に広めたい。」、「母国に帰り、リーダーとなり教えることは簡単ではないが、しっかりと学んだ技術や知識を伝え、母国の発展のために役立たせたい。」など、多くのご意見をいただきました。

ご意見をお聞きし、日本では当たり前、当然のことと感じていることが、特別であったり、素晴らしいことであると改めて感じることができました。若い方々が大きな志を持ち、その志を成し遂げようと努力している姿は、とても尊く素晴らしいものですので、私としても精一杯応援したいと考えています。

研修生の多くは、帰国後、地域開発のリーダーとして活躍されるとともに、日本、四国、そして香川県の良き理解者として、交流の懸け橋となっています。このような民間レベルでの国際化が進展する一方で、地球温暖化対策など一国では解決しがたい問題が発生しており、国はもとより、私たち一人ひとりが、自然とのつながりを意識しながら主体的に行動することが重要です。

こうした中、同センターが、環境に配慮した持続可能な世界の実現を目指し、地域に根ざした取り組みを積極的に進められていることは、誠に意義深いことですので、県としても、同センターの皆様と共に考えながら、協力していきたいと考えています。

このページに関するお問い合わせ

総務部知事公室広聴広報課

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FAX:087-862-3000